道路構造物ジャーナルNET

『民間と行政、双方の間から見えるもの』

第63回 「i-Construction大賞 公共部門 国土交通大臣賞」受賞に寄せて連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに相変わらず、新型コロナウイルスが猛威を振るってます。第4波でしょうか?「i-Construction大賞公共部門国土交通大臣賞」を受賞しました。これも関係各位のおかげです。ありがとうございます。先月は休みました。書いてもむなしいだけで、同じことの繰り返しのような気がしてきたからです。これのほかの隔週発刊の雑誌にもコラムを依頼されてましたが、そちらも同じことの繰り返し。そちらは、編…

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第62回 維持管理は総力戦連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに相変わらず、新型コロナウイルスが猛威を振るっています。世の中、この話題一色です。これに気を取られているとインフラの老朽化問題は、ひたひたと静かに侵攻してきている。待ったなしの状態なのだが……。意外と皆さん冷静というか?一部の人たちの話しか聞かない。人口減少は必ず来る。これがどれくらいのインパクトをもたらすか?人口に関しては国民が意識していないというところが大きい。無…

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第61回 「甘えの構造」が導き出すリスク連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに皆さま、あけましておめでとうございます。本年は、新型コロナウイルス問題が、一刻も早く落ち着き、皆様にとりましても明るい一年となることを祈念いたします。昨年12月2日のNHK「クローズアップ現代+」の放映後、様々なご連絡をいただきましたが、思いのほか少ないのと、全く違ったことを言ってくる友人もいて、少々がっかりしています。同じ、土木にかかわる人間でも分野によってとらえ方が違…

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第60回 NHK『クローズアップ現代』 放送後記連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに寒くなってきました。私の住まう、小山市は結構寒い。コロナも再燃してきましたし厄介です。12月2日は笹子トンネル事故から8年目の日でした。これに合わせNHKでの番組制作に協力しました。その辺のことを皆さま、気にされていると思いますので書きます。2.放映結果まあ、番組を見て連絡いただいた方の評価は、おおむね良好であったので良かった。しかし、私自身、消化不良である。どうも、予算…

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第59回 職員教育連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに涼しくなりました。今年度も、この時期、沖縄に行ってきました。JICA沖縄研修所にて、南方系赤道付近の国々の官僚たちに、道路維持研修の中で「橋梁マネジメント」に関して話すのが私の役割。ここ7年くらいやってます。例年は研修室で半日ほど行うのですが、本年はコロナ禍でビデオ配信です。例年、皆熱心に聞いてくれるので毎年、こちらが感動してます。今年は本当に残念です。まあ、これに行く…

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第58回 モニタリング技術考連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに涼しくなりました。今年度も半年が過ぎてしまった。コロナ禍の中で、だいぶ予定が狂った方々が多いだろう。事業自体も滞っているのではないだろうか?私自身、全然予定が狂ってしまった。たぶん皆さんもそうだと思う。最近、比較的よく読まれている土木系雑誌に掲載された事項で、問い合わせ、ご意見が多いので、雑誌では表現できていない部分を解説しようと思う。雑誌記者の方は、世の中の話題と…

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第57回 「新技術」と言うのは、「道具」である連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに連日暑い日が続いてます。コロナも大変ですが、暑さも大変です。いかがお過ごしでしょうか?いろいろ始動し始めました。最近考えてますのは、どうも、皆さん苦労している?割には、私自身もそうだが、何事空回りしている事項が多いのかもしれない。何が悪いのだろうか?見ている方向が悪いのか?時の判断が、後々長期にわたり影響する2.うまくいかない理由自治体において老朽化対策がなかなか進ま…

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第56回 インフラ・メンテナンスの新たな世界連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめにコロナの感染がまた増加してきている。これは、私が常日頃言っている「再劣化」である。治療法が確立しない中どう対応すればよいのか?感染数は増えていく。対応する側の無策が目に余る。未知のものに対応する戦略はどうすればよいのか? 新型コロナウイルスすべての面でインフラのメンテナンスに該当するので注目している。結局最終的に困るのは双方とも地方自治体である。もう一つ、この問…

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第55回 「設計」は何のために行うか?連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに久々に東京での打ち合わせも始まったと思ったら、またどうなることか?コロナウイルスとの戦いは、終わりなき戦いである。終わりはない、インフラの老朽化と同様である。「これからどうするの?」と皆から聞かれるが、まだ定まってはいない。ここで、これだけコンサルに対して厳しいことを言っているので、さすがにコンサルからはない。しかし、コンサルタントという業種がきちんとしてもらわな…

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第54回 設計では設計者=発注者の意思が重要だ連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 4月から、新型コロナウイルスの関係で、ほとんど何もできなかった。リモート会議が流行してますが、どうも疲れます。タイミングがずれるからでしょうか?よく聞き取れない場面もありますし。PCのせいなのか?通信のせいなのか?朝は4時起床、ボーッとしながら、身支度をし、まず歩きに出る。ここ(小山)を離れて6年の間に結構、近所の家も店も変わっているので新鮮である。朝早くから、歩…

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第53回『コロナ後には新たな建設の時代が来る。一緒に取り組みましょう』連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 1回休みました。復活します!4月1日付けで富山市から、「政策参与」の委嘱を受けました。引き続き富山市のインフラに関し助言をしてまいります。と言いたいところが、新型コロナウイルスのおかげで、予定が大幅にくるってしまい。プーになってしまった。まあ、私がいなくなることを期待していた方々にはよかったかもしれません。この役職、非常勤で、自由な身分である。このほかにも仕事を…

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第52回 危機管理においては「空振りは許されるが見逃しは許されない」連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 年度末で、コロナウイルス問題が起きて大変な時期だと思いますが、富山市建設技術統括監としては、今回で最後となる。今回は、最後に思っていることを書きます。2.すべては人先日、県庁の幹部と市の幹部での会議が行われた。その時に言われたのが、某橋の大規模設計ミスの話。「植野さんが、いながら。どうして?」と言われたが、実は、この橋は私が赴任する前に終わっていた橋だ。これは設…

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第51回 敵を知り、己を知る連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 前回、「帰る。帰る。」と書いたら、「帰る感満載だ!」と多くの方から叱られた。しかし、これは、実は戦略の一つなのだ。まず、皆さんに考えてもらいたいのは、ここに単身赴任で6年いるということである。これが若い時の6年ならばまだしもである。それは置いておいて、職員たちに、もうすぐいなくなるということを知らせたい。有限であるという危機感である。最初は3年であった。物ごとは…

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第50回 「人」「人財」「技術者教育」連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。さて、最近、講演を頼れるとテーマに「人」「人財」「技術者教育」ということが言われる。そういうことが、よく言われるということは、そこに課題が有るということであるが、かなり、難しいと考えている。2.どのような人材が必要なのか?富山市に赴任して6年目である。私の役割は富山市のインフラ全般を見ることと…

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㊾新技術の導入(その3)連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 最近、災害が多数発生している。これに対してインフラのあるべき姿も問われているが、どう感じているでしょうか?災害は、いつどこにやってくるかわからない。しかし、老朽化は必ず、確実に静かにひたひたとやってくる。災害に対抗するにも、常時においては健全なことが望ましい。それがリスクマネジメントである。2.設計と施工「老朽化」が問題になって、もうだいぶ経過した。しかし、そも…

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㊽新技術の導入(その2)連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 橋梁などの近接目視点検が義務付けられてから、2巡目に入る中、ドローンなどの活用による新技術導入が騒がれる状況に対し大いなる懸念を抱く。「新技術導入」に関して、ドローンなどの新技術に関し開発されている方々の努力に関して敬意を払う。しかし、これを利用していくうえで、扱う人間によってかなりな危険性をはらんでいることに危機感を感じている。洞察力のある人間が、点検手法の一…

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㊼新技術の導入連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 本年度も半分終わりました。しかし今日現在、まだ暑いです。最近、「新技術の導入」と「技術者教育」に関するヒアリングや相談に来る方が多い。それだけ困っているのだろう。私は研究者でもないし、教育の専門家ではないので、正解値は答えられないが、その難しさはわかっている。これらは、「実際にできてなんぼ」なのだが、机上論や評論を語る方々は多いが、実行者は少ない。これらは反対…

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㊻「第2ステージ」の在り方連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 9月です、また議会月です。最近は、災害が多いですね。特に水害。どうも、雨の降り方が変わってきたようです。9月は防災月間で、防災に関して様々なイベントなどもあります。そこで思うのが、防災に対する私の役割ですが、少なくとも、常時には健全な構造物をなるべく多く残すことでしょう。しかしここで問題なのが、過去に作られたものが、どうも不安です。形だけは、まねて設計し作った…

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㊺協議のあり方 プログラムの使い方 連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?前回「大島橋」の問題に関して、書きましたが、「もっと技術的な話かと思った。」という意見がありました。具体的にどう処理したのか?聞きたいというものですが、それは企業秘密です。それぞれ限られた条件の中でどう対処するのかは、設計者や管理者の判断で変わってくるはずです。まあ、そういうことでご容赦願いたい。しかも、実は…

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㊹失敗を繰り返さないために連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 7月です。夏です。私のようなデブには辛い季節です!「大島橋」の問題に関して、誤解や「詳しく知りたい」という要望が多いので、記述する。管理者側の「失敗学」にしていただきたい。そもそも、これを「設計ミス」と言っているが、設計時の1工程を実施していなかったというルール違反なのである。私は、5年前に赴任し、役所内の仕事の仕方や、地元コンサルの状況などを観察し「いつか起…

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㊸インハウスエンジニアの責任と決断連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 暑い日が続き、その後涼しくなったりとしていますが、お元気でしょうか?6月でまた、議会月です。5月6月は、様々な会合、イベントがあり、多くの方々とお会いする機会も多い。本記述に関しても、多くの方からご支援を賜り感謝いたしております。伝える重要性と本音を言う重要性を感じてています。さらには、やはり、地方自治体の実態は非常に分かりづらいということです。霞ヶ関、国の方…

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㊷百錬自得連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 改元があり、新元号が始まりました。気持ちも新たに、ライフワークに取り組みたい。これからは、私の取り組みは「ライフワーク」と言おう!2.課題山積いやあ、ここにきて、問題続発である。ひとえに、職員も業者も私の言うことを聞かないからである。(笑い)。土木技術、特に構造の世界では、経験が何よりも重要である。数多くの経験こそが、血となり肉となるのであるが、今の世の中それが…

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㊶どこを向いて仕事をしているのか連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに新年度が始まりました。私にとっては、ここでの最後の年度である。気を引き締めて、何かを残したい。でですね、私もここにこんなことは書きたくないのですが、誰も書かないので書いてます。だまって、何事もないかのように、していていいのか?という思いが強いからだ。世の中、黙って何もないかのようにしていれば楽なのだが、何かを残そうと思うとそうは行かない。2.機関車とは?「機関車とはど…

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㊵機関車でありたい連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに だいぶ世間は、春めいてきました。皆さんお元気でしょうか?年度末の業務に追われていることと思います。前回の書き込みで、だいぶ弱音を言っていると思った方もいることでしょう!弱気なのではありません。任期も、あと13ヵ月(これが出るころは12.5ヵ月)。そろそろ真剣に次にやることを考えています。自分自身のメンテナンスも含め、もうそろそろだということです。何事も時間というもの…

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㊴技術力の研鑽連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめについにやってくれました。恐れていたことが起こった。詳しいことは語れないが、地元コンサルの瑕疵。これも、瑕疵とするかどうかがまた揉めると思うが、結局は甘えの構図なのである。しかし、甘えなのか?本当は市役所が馬鹿にされているのかもしれない?コンサルは技術力が自分達にあると思っている(大手も地元も)。役割分担が分かっていない。無理なことには手を出さず、できることをやればよ…

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㊳維持管理における官の役割連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。どうも最近、自分の体が老朽化でおかしくなってきている。年末年始は長めにいただいた。単身赴任も長くなると、体によろしくない。富山の皆さんには明るいニュースであろうが、本年はさらに辛辣に幅広く、インフラ・メンテナンスの課題について語りたい。前回は、第2ステージに向かうにあたりということで書いたが、どうも…

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㊲点検は維持管理の入口連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 前回と前々回とが同様な内容なのではないか?との指摘があった。私としては違った視点で書いたつもりだったが、伝わらなかったのだろう。実は最近、非常にさまざまなところで講演依頼されて、飛び回っているために、なかなか時間もない。どなたか、そろそろバトンタッチしていただけないだろうか?私が一番言いたかったのは、「役所の能力=地元コンサルの能力」となるということ。仕事をい…

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㊱「(地元)コンサルの能力=発注者の能力」である連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめに 前回は、コンサルへの能力別発注に関して書いた。内容が気に食わない方々も多いことだと思う。しかし、現実なのだ。反省の無いところに発展は無い。委託するコンサルタントの能力は、発注者の能力につながる。点検であれば点検精度。補修設計であれば、補修の良否。通常の設計業務では寿命に。計画ではその後の多くの課題をはらんでいることを認識しなければならない。本来は地元コンサルの…

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㉟コンサルへの能力別発注連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめにだいぶ涼しくなりました。9月議会で「橋梁トリアージ」についての質問が出ました。やはり皆さん、「トリアージ」と言う言葉の持つ力に反応してしまっている。それはそれで良いのだが、「富山市の橋梁トリアージ」は順番付けが目的ではない。「富山市の橋梁マネジメント基本計画」の中の一項目で、其の役割は過ぎつつある。おそらく、わが国においては、数多くの物を管理すると言うことになれてい…

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㉞橋梁トリアージ連載

民間と行政、双方の間から見えるもの

 1.はじめにまだまだ暑い日が続きますが、体調など崩されてはいないでしょうか?先日の豪雨災害、それに台風と災害がどんどんやってきます。我が家では、関東に台風が来た際に、女房が窓にかかっていた簾を外そうとして、脚立から落ち、頭を花壇の縁石にぶつけて怪我をして、救急車で運ばれました。頭を打ち、外傷は7針。内部はCTでも検査をしたようですが、今後、様子を見ていく必要があると思います。たま…

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