道路構造物ジャーナルNET

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最新インタビューインタビュー 一覧

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切望していた2本の縦横軸が概成

岩手県 「距離の壁」を乗り越えて県土をさらに発展

岩手県
県土整備部長

田中 隆司 氏

 岩手県は、全都道府県のうち、北海道に次ぐ面積を誇っている。沿岸部は漁業が盛んであり、内陸部では主に北上川流域で自動車産業などを中心とする工業や農業が盛んである。観光面でも、三陸沿岸のリアス式海岸の風景は目を楽しませ、三陸鉄道は震災など災害を乗り越え復旧を果たし、「あまちゃん」効果も相まって、訪れる客は増加傾向にある。内陸部では平泉の中尊寺金色堂などの観光客増は言うに及ばない。…

公開日:2021.07.31

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創造的復興の象徴としての橋梁復旧、土嚢存置した本復旧護岸を模索

八代復興事務所 100㎞の道路復旧、10橋の橋梁架替えなどを所管

国土交通省九州地方整備局
八代復興事務所
所長

徳田 浩一郎 氏

 昨年7月、球磨川流域を襲った豪雨による被害は甚大なものとなった。僅か12時間で最大325mmを超える雨量が観測され、それが各支流を通じて球磨川になだれ込んだ。人吉市大橋の水位は7.25mと観測史上最高位を示し、人吉市の市街地など約1,060haが浸水、約6,280戸の家屋が被災した。地域の大神社である青井阿蘇神社では、昭和40年に起きた水害の水位を超え、1699年に起きた水害と同程度の水位に至っていたという…

公開日:2021.07.30

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益田市内のひとまろ大橋では上部工架設が完了

島根県 骨格幹線道路約690kmの改良率100%達成を2029年度までに目指す

島根県
土木部
道路建設課長

市川 淳 氏

 島根県土木部都市計画課街路・公園グループリーダー角広幸氏島根県では、約250路線、延長約3,000kmを管理している。内陸部の地形的に険しい箇所の改良が難しく、改良率は65.5%と全国平均を下回っているが、骨格幹線道路を抽出して重点的に整備を進めている。その道路改良事業や松江市および益田市のバイパス道路整備について、土木部道路建設課長の市川淳氏と同・都市計画課街路・公園グループリーダーの角…

公開日:2021.07.30

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日本海沿いの帆掛橋2号橋では塩害による深刻な損傷が発生

島根県 新設事業から保全事業に約20億円の予算を移し老朽化対策を強力に推進

島根県
土木部
道路維持課長

渡部 文明 氏

 島根県は、2,751橋の橋梁と194本のトンネルを管理している。供用から50年以上経過している橋梁が全体の約3割を占める現状の中で、1巡目点検でⅢ判定となった橋梁214橋については2023年度までの対策完了を目指して事業を推進中だ。塩害やASRに対する対策事例などを含め、同県の保全への取組みについて、土木部道路維持課長の渡部文明氏に聞いた。橋梁2,751橋、トンネル194本を管理RC橋とPC橋が全体の約7割を占…

公開日:2021.07.30

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価格競争から脱却、鋼橋が持つメリットをアピール

橋建協 髙田和彦新会長インタビュー「DXを積極的に推進」

一般社団法人日本橋梁建設協会
会長

髙田 和彦 氏

 日本橋梁建設協会(橋建協)の新会長に横河ブリッジ取締役社長の髙田和彦氏が就任した。新設事業が伸び悩むなかで、2020年度の受注金額では保全事業の割合が47%に達した。そのような状況下での協会の方向性、重要なテーマとする「DXの推進」での具体的な取り組み、大規模更新事業での課題などについて聞いた。持続的発展に尽力新設と保全の2本柱に今年度以降も受注金額4,000億円超を目指す――新会長としての…

公開日:2021.07.26

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災害で改めて感じたダブルネットワークと4車線の大切さ

九州地整 災害からの復旧や地域の再建に大きな使命

国土交通省
九州地方整備局
前 道路部長

沓掛 敏夫 氏

 九州地方整備局管内はここ10年、災害が度重なっている。熊本地震、2度にわたる九州北部水害、そして昨年7月に球磨川や玖珠川などを襲った水害。その都度、大変な努力を払って復旧ないし復興を図ってきた。まずは道路分野では最終盤を迎えている熊本地震からの復興について聞くとともに、これから本復旧・復興が本格化する昨年7月の水害への対応。そして、各災害でいよいよその必要性が増している高速道路の整…

公開日:2021.07.16

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地層構成が複雑で改良工に苦心

浜田河川国道事務所 三隅・益田道路の橋梁、トンネル、道路改良の工事が進捗

国土交通省
中国地方整備局
浜田河川国道事務所長

前田 文雄 氏

 浜田河川国道事務所は、山陰道の整備事業として、福光・浅利道路、三隅・益田道路、益田西道路の3道路を担当している。このうち、三隅・益田道路は2025年度の開通を目指し、橋梁19橋のうち4橋が完成、14橋が工事着手、1橋が今年度発注予定。トンネルは4本のうち3本が覆工まで完成、1本が掘削中となっている。また、地層構成が複雑で崩落しやすい箇所が至るところにあるため、改良工ではその対策が求められて…

公開日:2021.07.06

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大震災や大水害を考慮した災害に強い道路を構築

福島県 県の骨格を担う6本の連携軸とふくしまの復興・創生のための道路ネットワークなどの整備を進める

福島県
土木部
次長(道路担当)

曳地 利光 氏

 福島県は、2011年に東日本大震災で主に浜通りで甚大な損傷を受け、さらには原子力災害により大きなダメージを受けた。さらに同年夏には主に会津地方を襲った新潟・福島豪雨によって甚大な被害を被った。最近では主に阿武隈川流域を襲った一昨年夏の台風の被害も記憶に新しい。こうした災害から県土を守り、さらに県の大切な産業を育成・発展するため、同県では縦軸3本、横軸3本、合計6本の連携軸で繋がれ…

公開日:2021.07.05

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①なぜ、土木研究所の中長期計画の中心にDXを選んだのか

土木研究所のDXへの取り組み

国立研究開発法人
土木研究所
理事長

西川 和廣 氏

 当NETでは、これから数回にわたって土木研究所の取り組むDXについての特集を組む。その最初となる今回は西川和廣理事長に、なぜ土研の次期中長期計画の柱としてDXを選んだのか、その理由と狙いについて、新設した建設DX実験フィールド、今後整備予定のDXルームなども交えて、忌憚なく語っていただいた。

公開日:2021.06.30

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福岡県北東部の4路線177.3㎞の道路を管理

北九州国道 黒崎BP、岡垣BP、八木山BPなどの事業が進捗

国土交通省九州地方整備局
北九州国道事務所
所長

谷川 征嗣 氏

 国土交通省九州地方整備局北九州国道事務所は、日本の近代鉄鋼業の誕生地である北九州市、自動車産業の中心地のひとつである苅田町などを中心とした福岡県北東部の4路線177.3kmを管理している。事業中路線としては国道3号黒崎BPの春の町ランプ橋上部工が最盛期に差し掛かり、岡垣BPもトンネル本体工や橋梁上部工の架設に入ろうとしている。2014年に無料化した国道201号八木山BPは交通量増加が顕著なため、有…

公開日:2021.06.28

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現場を巡る現場を巡る一覧

桟橋施工は許されず、台船上での施工

熊野川河口大橋 紀伊半島一周線有数のPC長大橋の上部工が進捗

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は、和歌山県新宮市と三重県東牟婁郡紀宝町の県境を流れる熊野川河口に熊野川河口大橋(仮称)を架設中だ。同橋は近畿自動車道紀勢線の一部をなす一般国道42号新宮紀宝道路(紀宝~新宮北間、2.4㎞)の中で建設されている橋長821m、全幅12.65mの7径間連続PC箱桁橋だ。下部工はA2のみ施工中で、他はすべて完了しており、上部工の施工が進んでいる。河川内かつ河口…

公開日:2021.07.16

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メラン材が閉合

福島県下郷大橋 空中にあるピロン柱を起点として斜吊り

 福島県は、地域高規格道路「会津縦貫南道路」に属する国道118号小沼崎バイパス(BP)の阿賀川を渡河する区間に、下郷大橋(仮称)の建設を進めている。同橋は、橋長342.5m、有効幅員9.5mのRC上路式固定アーチ橋。アーチスパンは200mと国内のRCアーチ橋で8位の長さを誇る。アーチを施工するアーチアバット付近は両側とも急峻な崖で、施工に際しては、非常な困難を伴う現場と言える。アーチ部は移動作業車を用…

公開日:2021.07.16

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橋梁予備設計手間や時間を大幅に縮減 BIM/CIMを数十秒で自動表示可能

パシフィックコンサルタンツ 新しい橋梁予備設計プログラムを実装

 パシフィックコンサルタンツは、橋梁予備設計における多量の比較案の設計における手間や時間を大幅に縮減し、その設計成果を用いたBIM/CIMモデル作成をほんの数十秒で自動表示可能な橋梁予備設計プログラムを開発し、実装している。入力項目を絞り、単純なルーチンワークを極力省くことで、経験が浅い若⼿技術者に対して橋梁設計の概略を把握してもらう教育ツールとしての活⽤も行っている。(井手迫瑞樹)

公開日:2021.07.14

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塩水噴霧試験2,000時間で赤錆の発生なし 異種金属接触腐食も生じない

日本ラスパート 遅れ破壊が発生しない複合皮膜による防食技術「ディスゴ処理」

 日本ラスパートの複合皮膜による防食技術「ディスゴ処理」(NETIS:KK-180040-A)が土木分野で実績を伸ばしている。橋脚の耐震補強工事に使用するPC鋼棒や橋脚のスパイラル筋、床版とプレキャスト壁高欄の連結ボルト、あと施工アンカーなどの分野で使われており、日本建築センターが実施した塩水噴霧試験では、ディスゴ処理を施した供試体は2,000時間経過後も赤錆が発生していないことが確認されている。床版…

公開日:2021.07.09

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グラウト充填時の不良を防ぐために充填感知センサーを桁内に埋込む

国交省富山河川・芽蜩橋 隣接する既設への影響を門型リフターで回避

 国土交通省北陸地方整備局富山河川国道事務所は、国道8号線の小矢部川渡河部に架かる芽蜩(ひぐらし)橋Ⅱ期線の建設を進めている。同橋は橋長352.82mの5径間連結プレテンホロー桁×2(両アプローチ部)+6径間連結ポステンバルブT桁で、すでに下部工とアプローチ部の桁架設が完了しており、現在は残る渡河部の建設を進めている。今回はそのうちP8~P11の3径間の架設を取材した。同橋は既設橋が非常に近接(離…

公開日:2021.07.05

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連 載連載一覧

第66回 新技術等に関する現状

民間と行政、双方の間から見えるもの

富山市
政策参与

植野 芳彦 氏

 新型コロナウイルスの感染が収まらない中、オリンピックを開催する勇気に敬意を表したい。ますます、インフラメンテナンスの問題とコロナウイルスの問題は同様であると感じている。細かい話は抜きにして、日本と言う国が、全然進んでいないのであきれるしかない。第二次世界大戦において、様々な課題が露呈されているが、結局、何も変わってはいない。結果がどう出るかはわからないが、目的意識の不在、リス…

公開日:2021.07.16

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特殊橋梁の維持管理~新たな取組み~

日本インシーク 小規模吊橋の維持管理を支援②

株式会社日本インシーク
技術本部 技師長

角 和夫 氏

 1.はじめに株式会社日本インシークでは、2年前より市町村等で管理されている小規模吊橋を含めた特殊橋梁の維持管理支援をスタートさせました。初年度が小規模吊橋3橋の調査診断業務の提案と実施、2年目は調査診断後の補修設計と新たな小規模吊橋2橋の調査診断並びに補修設計です(現場を巡る「和歌山県白浜町人道吊橋3橋を詳細調査」参照)。新たに景勝地に架設された斜張橋1橋(歩道橋)の詳細調査診断並…

公開日:2021.07.16

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①山陽新幹線コンクリート剥落事故の発生

山陽新幹線コンクリート構造物維持管理の20年を振り返って

西日本旅客鉄道株式会社
技術顧問

松田 好史 氏

 1999年6月、山陽新幹線福岡トンネルの覆工コンクリートが剥落し、走行中の「ひかり351号」のパンタグラフや車両の屋根を損傷し架線の支持金具を破損する事故が発生しました。また、同年10月には北九州トンネルの側壁コンクリートの打込み口の一部が落下しているのを確認車(注;鉄道設備に異常がないことを確認する目的で、毎日、営業開始前に全区間を走行確認している点検車両)が発見しました。いずれの事…

公開日:2021.07.15

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㉒北九州空港連絡橋(その2)

現場力=技術力(技術者とは何だ?)

株式会社日本インシーク
技術本部 技師長

角 和夫 氏

 6月20日に緊急事態宣言が解除(現在は、まん防)され、3週間後には57年振りの東京オリンピックが開催される。1964年の東京オリンピックは「戦後復興の証し」と大会終了後に叫ばれたのだが、オリンピック開催前の国民感情は違っていたようだ。開催決定直後から、時期尚早論や返上論が語られ、関心を持たない人も多かったようだ。経費の膨大さと財源の確保、施設や道路、ホテルなどの受け入れ態勢、外国人に慣…

公開日:2021.07.01

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㉓東京駅に至る中央線の重層化の工事(その2)

次世代の技術者へ

土木学会コンクリート委員会顧問
(JR東日本コンサルタンツ株式会社)

石橋 忠良 氏

 はじめにコロナワクチンの接種を、大規模会場にて先月1回目を行い、今月2回目の接種をする予定です。オリンピックのころには免疫もできているだろうとまずは一安心です。何よりも早く多くの国民にワクチン接種が進むことを期待しています。前回では、景観委員会からの提案に答えるため、いくつかの部材については性能を確保できることを確認しながら、技術基準を超えた構造を採用したことを紹介しました。余…

公開日:2021.07.01

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~「小規模吊橋健全度評価システム」の開発~

日本インシーク 小規模吊橋の維持管理を支援①

株式会社日本インシーク
技術本部 技師長

角 和夫 氏

 橋長200m以下で幅員も一車線を越えない吊橋、所謂、小規模吊橋は全国に約1,300橋以上現存しています。「小規模吊橋指針(以下「吊橋指針」という)・同解説(昭和59年4月・(社)日本道路協会)」㈱日本インシークでは、市町村等で管理されている小規模吊橋の維持管理を支援することを目的として、「小規模吊橋健全度評価システム」を開発しました。このシステムを活用することにより、これまで外観目視(や…

公開日:2021.06.23

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