道路構造物ジャーナルNET

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最新インタビューインタビュー 一覧

2023年わが社の経営戦略 大手ファブ トップインタビュー ①巴コーポレーション

今年度から新五カ年計画をスタート 『要員確保』が最大の課題に

株式会社巴コーポレーション
代表取締役社長

深沢 隆

 当NETの姉妹メディアである「週刊鋼構造ジャーナル」では、毎年、橋梁を主事業のひとつと位置付ける鋼構造ファブリケーター各社のトップに経営戦略を尋ねるインタビュー記事を掲載している。その内容について、数回に分けて転載していく。1回目は、巴コーポレーションの深沢隆社長と、横河ブリッジの吉田昭仁社長の記事を掲載する。――業績は深沢昨年度は、売上高は360億円、営業利益は38億円(利益率10.5%)…

公開日:2023.09.18

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2023年わが社の経営戦略 大手ファブ トップインタビュー ②横河ブリッジ

DX推進へ引き続き注力 保全に特化した組織を設置へ

株式会社横河ブリッジ
代表取締役 社長執行役員

吉田 昭仁

 当NETの姉妹メディアである「週刊鋼構造ジャーナル」では、毎年、橋梁を主事業のひとつと位置付ける鋼構造ファブリケーター各社のトップに経営戦略を尋ねるインタビュー記事を掲載している。その内容について、数回に分けて転載していく。1回目は、横河ブリッジの吉田昭仁社長と、巴コーポレーションの深沢隆社長の記事を掲載する。――業界を取り巻く環境については吉田国内鋼道路橋の受注量(日本橋梁建設協…

公開日:2023.09.18

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更新・保全事業では受発注者が満足できる形を提案

橋建協 川畑篤敬新会長インタビュー 橋梁流出対策として「ピアレス」を提案

一般社団法人日本橋梁建設協会
会長

川畑 篤敬

 日本橋梁建設協会(橋建協)の新会長に、JFEエンジニアリング取締役の川畑篤敬氏が就任した。会員の国内鋼道路橋受注量が4年連続して20万tを下回り、事業環境的に厳しい状況が続いている。そのような状況下で、川畑会長は抱負として「鋼橋の普及」「更新・保全事業での課題対応」「働き方改革」の3つを挙げて、「担い手の確保」や「DXの推進」などともに積極的に取組む姿勢を明らかにした。以下、総会後と8月…

公開日:2023.09.04

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26年ぶりに「積算基準(案)」を改定

日本建設あと施工アンカー協会 創立30周年 「安全」「安心」の提供を使命に活動

一般社団法人日本建設あと施工アンカー協会
代表理事 会長

安永 裕信

 日本建設あと施工アンカー協会は、今年12月に設立から30年を迎える。「資格認定事業」「製品認証事業」「調査・研究事業」を3つの基本事業とし、現在では有資格者は6万4,000人、製品認証は1,500品番を超えている。安全で安心なあと施工アンカーの提供・施工に取組む協会の具体的な活動について、安永裕信会長に聞いた。協会名称を「建築」から「建設」へと変更2022年度のあと施工アンカー生産実績は約6億7,00…

公開日:2023.08.31

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現場を巡る現場を巡る一覧

断面交通量は約21,000台で、大型車混入率は約4割

NEXCO中日本 中央道岩の沢橋(上り線) R=300、縦横断勾配5%、斜角も変化する現場で床版取替

 NEXCO中日本名古屋支社が所管する中央道岩の沢橋(上り線)で半断面施工による床版取替が行われている。半断面施工にしたのは対象橋梁の約500m離れた場所に給油施設が設置されている阿智PAがあり、全断面取替を行うと、規制の関係上、同PAが使用できなくなるためだ。施工条件も厳しい。曲線半径は300mと厳しく、斜角も81~99°と変化する。さらに縦横断勾配も5%前後ある。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)…

公開日:2023.09.19

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半透明なシリコーンで防食と視認性を両立

ビービーエム 維持管理性に優れた防錆ボルトキャップ『BBCAP』を開発

 ビービーエムは、橋梁支承などの高力ボルトの防食用途に半透明なシリコーンで内部を可視化できる防錆ボルトキャップ『BBCAP』を開発した。複合サイクル試験(JISK5600-7-9サイクルD10,000時間)および沖縄県離島でに暴露試験も行っている。前者では通常の溶融亜鉛めっき防食ボルトの場合、発錆が確認されたものの、BBCAPを施工していた同ボルトでは、発錆は確認されなかった。また、後者では1年経過した段階…

公開日:2023.09.13

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Hydro-Jet RD工法、UFC床版製作施工も着実に改良、HSPJを初採用

阪神高速神戸線 リニューアル工事の床版取替工で新技術を続々投入

 阪神高速道路は今春(5月19日午前4時~6月7日午前6時)、3号神戸線京橋IC~摩耶IC間約4.2kmの上下線において終日通行止めを行ってのリニューアル工事を行った。同現場では舗装補修を約62,000㎡で行ったほか、床版取替を2箇所(528㎡と198㎡)で行っている。床版補修としては、鋼床版(対象3,768㎡)のうち、亀裂が顕在化している箇所約500㎡でSFRC基層による補強を行った(SFRC補強非対象の鋼床版はグースア…

公開日:2023.08.31

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剥落防止工では「BMシート工法」を用いる

高知県大月町 柏島橋修繕工事 コンクリート表面含浸工で「アイゾールEX」を採用

 高知県大月町は、同県最西端に位置する柏島と本土側を結ぶ町道渡場線・柏島橋の修繕工事をこのほど完了した。海上部に架かることから塩害によるコンクリートの損傷が進行しており、断面修復工および表面保護工、剥落防止工などを行ったもの。断面修復工では内在塩分を吸着して防錆環境を実現する「SSI工法」を、表面保護工では塗膜と含侵の機能を併せ持つ高分子系浸透性防水材「アイゾールEX」を、剥落防止工…

公開日:2023.08.30

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JIS法と同精度で測定時間を1/3以下に短縮

ケミカル工事 塩分センサを用いたコンクリート構造物の塩化物イオン量測定技術を開発

 ケミカル工事は、塩分センサを用いたコンクリート構造物の塩化物イオン量測定技術を開発した。同様の試験方法としてはJISA1154が規格化されているが、同社の開発した銀塩化銀電極を用いた塩分センサによる簡易な測定方法は、現地で特殊な技術や工程を伴わず、だれでも測定できることが特徴だ。従来のJIS法(電位差滴定)が140分かかるのに比べ、同程度の精度の測定をするのに新技術の1つである「抽出法」では…

公開日:2023.08.24

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連 載連載一覧

⑫ 打継目移動制限装置による無筋コンクリート橋脚の地震対策

JR西日本リレー連載 鉄道土木構造物の維持管理

西日本旅客鉄道株式会社
鉄道本部 構造技術室 コンクリート構造

坂岡 和寛

 無筋コンクリート橋脚(以下、無筋橋脚という)は鉄筋コンクリート橋脚に比べ耐震性に劣るため現在は新設されることのない構造ですが、鉄道構造物においては大正~昭和初期を中心に建造され現在も数多く供用されています。地震による強い揺れの影響を受けた無筋橋脚には、写真1に示すように打継目での水平方向の貫通ひび割れやずれ、打継目下部コンクリートの剥落が生じている事例が多く報告されています。…

公開日:2023.09.16

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第92回 行政マンであり、技術者なのだ

民間と行政、双方の間から見えるもの

植野インフラマネジメントオフィス 代表
一般社団法人国際建造物保全技術協会 理事長

植野 芳彦

 毎回勝手なことを書いている。前回のインハウスエンジニアに関して書いたが、今回はさらに掘り下げる。「自治体のことはよくわからない」と多くの方に言われるが、それは入り込んでいないから。実は自治体、特に市町村では「まちづくり」を目指し入庁する、技術系職員が多い。時々、大学などで講演を頼まれた時に最初に聞くが、学生は、ほとんどが「まちづくり」「景観」「デザイン」と出てくる。また、公務員は人気が…

公開日:2023.09.16

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Vol.3 あらためて橋の目的を考える(下)

まちづくりの橋梁デザイン

国士舘大学 理工学部
まちづくり学系
教授

二井 昭佳

 残暑お見舞い申し上げます。今回もご覧いただきありがとうございます。これまで「渡る以外の橋の目的」として、1)場所の印象づけ(意味づけ)、2)滞留できる広場空間、3)商業空間、4)洪水との共生、5)回遊性の向上、6)地場材の活用、7)文化の継承や創造について取り上げました。今回は、8)カーボンニュートラルへの貢献、9)人々の物語を紡ぐ、10)地域自治のきっかけについて、事例とともに考えてい…

公開日:2023.09.04

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-分かっていますか?何が問題なのか-
第67回 ウルトラファインバブルにチャレンジ!
-諦めるのは何時でもできる、千里の道も一歩から-

これでよいのか専門技術者

(一般財団法人)首都高速道路技術センター
上席研究員

髙木 千太郎

  私は、この連載を書き始める前に必ず、国内外で起こった橋梁崩落などの社会基盤施設関連の事故について調べることとしている。その理由は、私の連載読者の中に社会基盤施設の事故や報道について興味を持ち、私がそれらを基にどのように話題を提供するのか期待している人が少なからず存在するからである。直近で私が道路橋崩落事故の詳細について何度か話題提供したのは、2022年1月28日に起こった図-1に…

公開日:2023.09.01

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