道路構造物ジャーナルNET

『国土交通省』

国道51号神宮橋は橋長1,075mの新橋に架替えインタビュー

2024年新年特集① 関東地方整備局 圏央道未開通区間の工事が進捗

 国土交通省関東地方整備局は、道路事業の主要プロジェクトと位置付ける首都圏3環状道路の整備をはじめ、大宮上尾道路(与野~上尾南)、国道357号(東京湾岸道路)などの事業を進めている。更新事業では、国道51号神宮橋の架替え工事が進捗中だ。そうした事業の概要と進捗状況、さらに橋梁を中心とした維持管理の取組みも含め、野坂周子道路部長に聞いた。※計画・建設中の構造物、JCT・ICはすべて仮称です。2…

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21路線 1,863kmを管理インタビュー

2024新年特集② 中部地方整備局 東海環状、三遠南信、中部縦貫などの事業進む

 国土交通省中部地方整備局は、東海環状自動車道や三遠南信自動車道、中部縦貫自動車道などの高規格道路をはじめとして地域の利便性を高める道路事業を全力で進めている。そうした事業の進捗状況や技術的課題、維持管理分野も含め、望月拓郎道路部長にインタビューした。(井手迫瑞樹)

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災害に強く、生活、医療、産業に資する道路を造るインタビュー

2024新年特集④ 土佐国道 南海トラフ地震対策と四国8の字ネットワーク完遂

 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所は、国道32、33、55、56、四国横断自動車道の5路線341.4kmを所管している。四国8の字ネットワークの一端を担う南国安芸道路、安芸道路、奈半利安芸道路(安田~安芸)、海部野根道路、野根安倉道路の事業を進めている他、ケヤキ谷橋や高知橋など、難しい橋梁構造の補修補強も進めている。その他、トンネルの維持管理や豪雨災害が多発する高知の国道に面する法面の対策…

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多くの橋脚で回転杭工法を採用現場を巡る

国交省岐阜国道 東海環状自動車道の養老IC~岐阜・三重県境9kmの下部工が終盤 

 国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所と中日本高速道路名古屋支社岐阜工事事務所が工事を進めている、東海環状自動車道の岐阜県西南部の工事が佳境を迎えている。岐阜県西部における東海環状自動車道は大野神戸(ごうど)IC~養老ICまでが暫定2車線で供用されており、現在は山県IC~大野神戸IC間18.5kmと養老IC~岐阜・三重県境9kmの暫定2車線整備を進めている。山県IC~大野神戸IC間は2024年度、養老IC~…

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仮桟橋構築、ICT活用の取組み、NATMによるトンネル掘削を見学現場を巡る

国土交通省兵庫国道事務所 洲本バイパスで学生を対象とした現場見学会を開催

 国土交通省近畿地方整備局兵庫国道事務所は8月31日、整備を進めている一般国道28号洲本バイパスの現場見学会を開催した。明石工業高等専門学校の学生4人と同校都市システム工学科・鍋島康之教授、同事務所のインターシップ学生3人(うち、1人は明石高専生)が参加し、2現場の見学を行った。当日は、午前中に同事務所洲本維持出張所で、同省の仕事内容、洲本バイパスの事業概要、施工者による2工事の概要説明…

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2度とこのような事故が起こらないようにしっかりと検証業界ニュース

「国道1号清水立体尾羽第2高架橋事故調査委員会」を開催

 国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所は11日、静岡市清水区尾羽で建設中の国道1号静清バイパス下り線、1号清水立体尾羽第2高架橋鋼上部工工事で生じた事故を検証する「国道1号清水立体尾羽第2高架橋事故調査委員会」の第1回会合を開催した。舘石和雄委員長(名古屋大学大学院工学研究科教授、右上写真)は、亡くなられた2人の方に哀悼の意を示すと共に、「今回使われた横取り架設工法は一般的な架設工法…

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講習会も開催、約100人が参加現場を巡る

プレビーム振興会 国道20号八王子南BP殿入高架橋で現場見学会を開催

 プレビーム振興会は28日、八王子市内で講習会及び現場見学会を開催した。現場見学会の対象となったのは国道20号八王子南バイパスの同市道や殿入川を跨ぐ箇所に架かる殿入高架橋だ。同橋は上下線の本線橋と側道橋の4本の橋梁で構成されている。殿入川や市道の位置、市道の建築限界などを考慮して、いずれも殿入川を跨ぐA1~P1のスパンが最長で桁高も1.2mと高くなっている。P1~P2、P2~A2は建築限界を考慮し、い…

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WJの普及を図るべく独自の施工歩掛や施工計画書、ブレーカー斫りとの比較表などを確立インタビュー

ウォータージェット・ファルヒ東日本施工協会 マイクロクラックの発生抑制に優れたコンクリート劣化部除去技術

 ウォータージェット・ファルヒ東日本施工協会は、ドイツ連邦共和国のWJメーカー『FALCH(ファルヒ)』のWJ施工機械を導入している施工業者が集まってできた会である。同会ではNEXCOだけでなく、国交省や自治体へのWJの普及を図るべく独自の施工歩掛や施工計画書、ブレーカー斫りとの比較表などを確立し、行政やコンサルタントに提供している。同協会の事務局長を務める大河原芳博氏(置賜建設(株)コンクリ…

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歩道部拡幅はFRP床版を採用、車道部の既設RC床版も打替え現場を巡る

国道33号ケヤキ谷橋 鋼単純合成箱桁にアーチ形状の補剛桁を設置して2径間化する補強を採用

 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所は、国道33号の高知県高岡郡越知町越知丙~同町越知乙の仁淀川支流青潰谷川を渡河する箇所に架かるケヤキ谷橋について既設橋の補強および拡幅を行う事業を進めている。橋桁の補強に当たっては、同橋の桁下クリアランスの高さや地盤条件などを考慮して、アーチ形状の補剛桁(鋼製)を設置し、現在単純構造である同橋を2径間化する補強を施す予定だ。その設計及び施工方…

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新橋は橋長約360mの鋼2径間連続アーチ橋を採用現場を巡る

岐阜国道 川島大橋上部工の撤去が完了 架設桁を用いて既設桁を撤去

 岐阜国道事務所が、岐阜県からの権限代行として進められている川島大橋災害復旧事業における旧上部工の撤去がこのほど完了した。下部工もA2橋台およびP3橋脚の撤去が全て完了し、P2、P4橋脚の撤去も基礎部を除き完了している。現在は、新設橋のP1橋脚、A1橋台、A2橋台の施工を進めている状況だ。また、歩行用仮橋(橋長395m(歩道幅員4m)については設置を完了し、令和4年8月26日に供用を開始している。その…

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高田機工 MR技術やデジタルツイン技術を駆使して施工の見える化を実現業界ニュース

国道4号仙台拡幅 箱堤交差点を跨ぐ径間100.8mを一夜間で一括架設

 国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所が事業を所管する国道4号仙台拡幅において、国内最大級の断面交通量7~8万台を誇る箱堤交差点を跨ぐ高架橋として箱堤高架橋の建設を進めている。2日夜から3日未明にかけて、同交差点直上のP2~P3間を跨ぐ桁を一括架設した。同現場では計画段階からCIMやMR技術を活用し、詳細な検討を重ね、かつ架設時にはデジタルツイン技術を活用する等、施工の見える化を実現し…

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締固め時間を長くできブリーディングも少なく高品質な橋脚を建設現場を巡る

有沿道・三池港IC橋P2橋脚で5~6cmの低スランプコンクリートを用いて打設

 国土交通省九州地方整備局有明海沿岸国道事務所が建設を進めている有明海沿岸道路、三池港IC連絡路(延長2.7km)の福岡208号三池港IC橋下部工(P2)工事において、スランプを5~6cmに抑えた24-6-20BBのコンクリートで打設し、長期耐久性を向上させる取り組みに挑んでいる。まず、現場条件に最適と思われるスランプ6cmで試験練りを実施し、その後、コンクリート打設前に供試体による締固め試験を実施し、スラン…

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新たに大野島IC~諸富IC間1.7kmが11月に開通インタビュー

有明海沿岸国道 大川佐賀道路と三池港IC連絡路を全面展開

 国土交通省九州地方整備局有明海沿岸国道事務所は、福岡国道事務所、佐賀国道事務所、熊本河川国道事務所の3事務所で所管していた有明海沿岸道路の一体的かつ効率的な整備・管理を行うため、九州初の3県を管轄する国道事務所として、平成31年4月に新設された事務所である。総計画延長は55kmであるが、現在は直轄施工分36.5kmのうち、27.5kmを供用して管理を行っており、さらには大川佐賀道路9km、三池港IC連…

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流された10橋の内、4橋の橋脚、3橋の橋台に着手インタビュー

国交省八代復興 球磨川沿い国・県道の復旧復興が進む

 国土交通省九州地方整備局は、2020年7月に生じた豪雨による氾濫で大きな被害を受けた、球磨川沿いの国道及び県道約100kmと橋梁10橋の復旧および復興を進めている。既に橋梁は4橋で全橋脚の工事契約を完了し、さらに橋台については3橋で契約手続きを進めている。上部工は中央部のスパンが流された西瀬橋について桁が工場製作中で、今年度内にも復旧の予定だ。その詳細について、同局八代復興事務所の徳田浩一…

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(一財)災害科学研究所 社会基盤維持管理研究会 11月25日に大阪市のドーンセンター 7階ホールで業界ニュース

「橋梁の維持・更新に関する最新技術」講演会を開催

 (一財)災害科学研究所社会基盤維持管理研究会(松井繁之委員長、右肩写真)は、11月25日13時から大阪市中央区大手前1丁目3番49号のドーンセンター7階ホールで「橋梁の維持・更新に関する最新技術」講演会を開催する。橋梁の長寿命化に向けた現状と最新技術について様々な立場から携わる識者・技術者が講演を行う。新型コロナの影響により4年ぶりの開催となる今回は、各発注者で進む大規模更新が主体となる…

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地下水位が高い軟弱地盤であり、養老山地山麓による被圧水頭が実にGL+4mに達する現場を巡る

国交省岐阜国道 東海環状自動車道で回転杭を91基、1,363本採用

 国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所と中日本高速道路名古屋支社岐阜工事事務所が工事を進めている、東海環状自動車道の岐阜県西南部の工事が佳境を迎えている。岐阜県西部における東海環状自動車道は現在大野神戸(ごうど)IC~養老ICまでが暫定2車線で供用されており、現在は山県IC~大野神戸IC間18.5kmと養老IC~岐阜・三重県境9kmの暫定2車線整備を進めている。とりわけ養老IC以南の水田地帯は、地下…

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橋梁312橋とトンネル62箇所を管理インタビュー

北海道開発局小樽開発建設部 倶知安余市道路 仁木IC(仮)~余市IC間は2024年度の開通を目指す

 国土交通省北海道開発局小樽開発建設部は、多種多様な農水産物が営まれるとともにニセコや小樽といった世界的観光地を有する後志地方を所管している。第8期北海道総合開発計画では食と観光が戦略的産業として位置づけられ、それらを着実に営める生産空間を保持し発展させていくために欠かせないインフラのひとつが、現在、建設中の倶知安余市道路だ。同道路の整備事業を中心に、維持管理の現状についても遠藤…

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1,105mの海上橋部含む2.4kmの臨港道路事業現場を巡る

鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)下部工が進捗

 国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)の建設を進めている。「南北に長い鹿児島港のボトルネックとなっている中央港区と鴨池港区を結ぶ区間の整備を行い、港湾物流の円滑化を図る」(溝江孝雄所長)もの。具体的には同港の南側に位置する物流倉庫から物資を運び、離島や大隅半島への物流の起点となっている北側の港へのアクセスを円滑にさせることが可…

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橋梁残部の撤去方法および新橋の設計はこれから現場を巡る

岐阜県・国交省 川島大橋の撤去・架替えへの軌跡

 国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所は、各務原市内の木曽川渡河部に架かる川島大橋において、国の権限代行による災害復旧事業を進めている。川島大橋は、各務原市川島松原町~川島笠田町の木曽川渡河部に架かる橋長343.5mの鋼5径間連続下路トラス橋で、岐阜県が管理している橋梁である。下部工は壁式橋台、壁式橋脚でケーソン基礎(支持地盤は砂礫層)が採用されている。また、下流側には、ほぼ同じ長さ…

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仮復旧工を残置したまま本復旧を進める現場を巡る

国道210号赤岩防災 2020年7月豪雨からの本復旧が進捗

 国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所は、国道210号の日田市天瀬町赤岩付近で、令和2年7月に起きた道路崩落の本復旧工事を進めている。現在は仮復旧として片側交互通行による規制を行っている。これを対面2車線確保するために進めている工事だ。仮復旧で用いた袋詰め玉石や大型土嚢を残置したまま掘り進めることが出来るジャイロプレス工法を用いて鋼管を立て込み、PCアンカーで固定して2車線断面を確…

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まず、1,250tクローラークレーンを使ってP3-A2の車道部及び歩道部を吊下ろす業界ニュース

岐阜国道 被災した川島大橋の鋼桁の撤去を開始

 国土交通省中部地方整備局岐阜国道事務所は、各務原市内の木曽川渡河部に架かる川島大橋の撤去を進めている。昨年5月の豪雨で河床が洗堀され、底部に約70cmの空洞が発生、上流側に約39cmの水平変位、約23cmの鉛直変位がおきるなどして橋脚が傾斜し、上部工にも上弦材の座屈や上横構の変形、桁の変位など損傷が生じているため、復旧を断念し、新橋に架け替えるもの。車道だけでなく、歩道橋についても撤去する…

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高知橋補修・補強工事では四国地整初のECI方式を採用インタビュー

2022年新春インタビュー② 四国地方整備局 「四国8の字ネットワーク」の整備に注力

 国土交通省四国地方整備局は、四国4県を8の字の形で結ぶ高速道路ネットワークの整備を進めている。とくに、沿岸部の唯一の主要幹線道路である国道55号・56号には南海トラフ地震発生時の津波浸水予想区域が多く存在することから、災害時のリダンダンシーの確保の観点からも未開通区間の整備は重要だ。保全では、橋梁2,740橋とトンネル173箇所を管理し、建設後50年を超える割合が橋梁では38%、トンネルでは32.…

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ハイピアを有する橋梁や国道45号槇木沢橋のようなアーチ橋で実績現場を巡る

東北地整 吉浜高架橋の高橋脚をロープ高所作業で点検

 国土交通省東北地方整備局東北技術事務所は、三陸沿岸道路吉浜高架橋下部工の定期点検に際し、『ロープ高所作業』を用いた打音・目視点検を行った。同橋は橋脚高が最大で40.5m(P3、P4)であり、P2も40m弱、P1、P5も22~28mという高さであることから橋梁点検車等を使うことが困難と判断し、ロープ高所作業を用いた点検を採用したもの。同点検手法は同整備局内でもハイピアを有する橋梁や国道45号の槇木沢橋の…

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熊本地震対応の締めくくり現場を巡る

熊本復興事務所 戸下大橋の桁が落下した径間を本復旧

 国土交通省九州地方整備局熊本復興事務所は、復興道路の締めくくりともいうべき南阿蘇村道戸下大橋P4~P6間の桁架設を行っている。径間長はP4~P5が10mの単純プレテンホロー桁で、P5~P6が20mの単純プレテンT桁。いずれも2016年の熊本地震で桁が落下した径間で、P5橋脚は根元から折れており、応急復旧時は仮橋を用いて両径間を供用していた。同径間に本桁を架設することによって完全復旧するものだ。(井手迫…

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要対策橋梁を減らすためには予算の確保が重要 地方自治体や財政当局とともに取り組むインタビュー

国土交通省 村山一弥新道路局長 合同インタビュー

 国土交通省の新道路局長に村山一弥氏が就任した。構造物の老朽化やDXの推進、激甚化する災害などに対してどのように取り組んでいくのか、国土交通省建設専門紙記者会が合同で行った新局長インタビューのうち、道路構造物に関わる部分を中心に内容を抜粋した。――就任の抱負は村山道路局長道路は地域の発展や生活などにおいて基本的な役割を果たしている重要なインフラです。その整備と管理を確実に行い、次世…

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トンネル本体工は新年1月から坑口付けへ現場を巡る

国交省近畿地整紀南河川国道 奥瀞道路(Ⅲ期)でニューマチックケーソンを相吊り架設

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は、奥瀞道路Ⅲ期の工事を進めている。同事業は、和歌山県の飛び地である東牟婁郡北山村(和歌山県に属するが、同村自体は奈良県と三重県に囲まれている)を結ぶ区間に作られている全長14.9kmの道路で、既にⅠ期6.3kmとⅡ期5.2kmの11.5kmが開通しており、現在はⅢ期として北山村小松~同村下尾井間3.4km間を施工中だ。ここでは拡幅盛土、橋梁のニューマチックケーソ…

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多様な岩質に対応して掘進方法を工夫、奥入瀬渓流の環境にも配慮現場を巡る

青森河川国道 奥入瀬渓流に程近い青ぶな山トンネル避難坑の施工が終盤

 国土交通省東北地方整備局青森河川国道事務所は、十和田市街と十和田湖を奥入瀬渓流沿いの現道を介さず、青橅山を貫く形で建設されている一般国道103号奥入瀬バイパスにおいて、青ぶな山トンネルの施工を進めている。同トンネルは本坑が4,562m、避難坑は4,573mという現在東北地方整備局が施工しているトンネルとしては最長のトンネルである。また、日本有数の観光地である奥入瀬渓流は多数の滝があり、トンネ…

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復興道路・復興支援道路は年内に全線開通予定インタビュー

東北地整 日沿道・東北中央道と東北を横断する地域高規格道路の建設着々と進む

 未曾有の津波被害を受けた東日本大震災から10年の歳月が経過し、東日本大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして復興を牽引してきた約550㎞の大動脈であり、命の道でもある復興道路・復興支援道路は全線開通に向け最終段階を迎えている。一方、復興以外の高規格幹線道路については、これまでに全体の約9割が開通し、残るミッシングリンクの解消に向け整備が進んでおり、また今年4月に「防災・減災、…

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熊野川河口部に長大PC橋を架設中 すさみ串本道路では22橋施工インタビュー

紀南河川国道 すさみ串本道路や新宮紀宝道路が最盛期

 国土交通省近畿地方整備局紀南河川国道事務所は、和歌山県内のうち、御坊市以南の国道42号213㎞の管理を行っている。現道は海岸沿いにあり、塩害などの影響を受けて劣化が進行しやすい他、越波などにより通行規制が敷かれることもあり、また南海トラフ巨大地震時には国道42号線が浸水すると予想されること、その対策として、近畿自動車道紀勢線(紀伊半島一周道路)の建設を進めている。すさみ串本道路や新宮…

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創造的復興の象徴としての橋梁復旧、土嚢存置した本復旧護岸を模索インタビュー

八代復興事務所 100㎞の道路復旧、10橋の橋梁架替えなどを所管

 昨年7月、球磨川流域を襲った豪雨による被害は甚大なものとなった。僅か12時間で最大325mmを超える雨量が観測され、それが各支流を通じて球磨川になだれ込んだ。人吉市大橋の水位は7.25mと観測史上最高位を示し、人吉市の市街地など約1,060haが浸水、約6,280戸の家屋が被災した。地域の大神社である青井阿蘇神社では、昭和40年に起きた水害の水位を超え、1699年に起きた水害と同程度の水位に至っていたという…

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