道路構造物ジャーナルNET

『NEXCO中日本』

プレキャストリブとPC板を用いて工期短縮を図る現場を巡る

NEXCO中日本 新東名高速 敷地川橋 リブ付き張出床版を採用して拡幅を実施

 NEXCO中日本東京支社は、新東名高速道路の森掛川IC~浜松浜北IC間に位置する敷地川橋の床版拡幅工事を進めている。本工事は、2021年7月に開通した新磐田スマートICの付加車線の必要な幅員を確保するために拡幅を行うものだ。拡幅部にはリブ付きの張出床版を採用し部材の軽量化を図り、リブと床版の底版をプレキャスト化することにより工期短縮を図った現場を取材した。橋長612mのPRC20径間連続中空床版・箱桁…

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高性能床版防水とSMA間の付着力不足でポットホールが多発現場を巡る

NEXCO中日本 供用後8年の舞鶴若狭道路において床版防水工をBLGで補修

 NEXCO中日本敦賀保全・サービスセンターは、舞鶴若狭自動車道(以降、舞若道)の橋梁において、舗装が傷んだ箇所における床版防水の再施工を行っている。舞若道は暫定2車線で2014年に供用しており、未だ8年しか経過していないが、路面にポットホールなどが点在するようになり、調査の結果、GⅡで施工した高性能床版防水と基層であるSMAの接着がうまくいっていなかったことが分かった。そのため、既存舗装とGⅡ…

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合成桁の桁上床版切断で「走行台車付きダブルワイヤーソー工法」を初採用現場を巡る

NEXCO中日本 東名高速 所領橋で約2,070㎡の床版を2カ月半で取替え

 NEXCO中日本東京支社は、東名高速道路大井松田IC~御殿場IC間の下り線右ルートに位置する所領橋の床版取替工事を本年1月から3月にかけて実施した。橋長約170mの同橋の床版全面約2,070㎡の施工を右ルート閉鎖期間内の2カ月半で完了しなければならず、さらに1径間(38m)が合成桁で撤去に時間のかかる馬蹄形ジベルが用いられていたため、工程的に非常に厳しい工事となった。その合成桁の桁上既設床版撤去作業で…

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30日から新名神亀山西JCT~甲南ICの甲賀土山IC付近約7.4kmで片側3車線運用を開始業界ニュース

NEXCO中日本社長会見 大規模更新事業 今年度は継続も含め30区間以上で実施

 NEXCO中日本は29日、定例社長会見を開催した。会見には小室俊二社長の他、中井俊雄保全企画本部長なども出席した。小室俊二社長は、30日から新名神亀山西JCT~甲南ICの甲賀土山IC付近約7.4kmで片側3車線運用を開始(上り線は11時、下り線は17時)することに言及した。今後も同社では。亀山西JCT~甲賀土山IC間の残り区間について6車線化を進めていく。一方、2023年度も大規模更新事業を着実に進めていく。北…

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橋梁形式は合成鈑桁+トラス+非合成鈑桁。1橋で3橋分の対応を求められる現場を巡る

NEXCO中日本 中央道深沢橋床版取替工事 移動機構に新設橋の技術を用いた半断面施工用床版取替機を採用

 NEXCO中日本名古屋支社は、中央自動車道の土岐IC~多治見IC間に架かる深沢橋の床版取替工事を進めている。同橋は、橋長が上り線143.4m、下り線149mの鋼単純合成鈑桁橋+鋼単純上路トラス橋+鋼2径間連続非合成鈑桁橋。床版取替えは上下線計4車線のうち、常時3車線を確保するために半断面施工で行われており、トラス橋部と非合成鈑桁部では本現場用に施工者のIHIインフラ建設が新たに開発した半断面施工用床版…

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橋梁は約80kmで約7千億円、土工・舗装は約878kmで約3千億円が必要業界ニュース

NEXCO3社 更新事業において約1兆円の追加を計画

 NEXCO3社(東・中・西)は、高速道路の更新計画において、新たに約500km(上下線別のべ延長約960km)において約1兆円の概算事業費が必要になると発表した。定期点検及び変状箇所における点検技術の高度化を踏まえた詳細調査の結果、著しい変状が確認されたものが対象。詳細点検やこれまでと異なる損傷が生じている状況を踏まえて「高速道路資産の長期保全および更新のあり方に関する技術検討委員会」(長期保…

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グラウト充填調査は広帯域超音波法を用い、充填不足箇所にはPC-Rev工法を適用現場を巡る

NEXCO中日本 西湘バイパス滄浪橋で脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を試験施工

 NEXCO中日本東京支社は昨年12月、塩害による劣化が進む西湘バイパス滄浪橋の現場を公開した。表面被覆や電気防食などを過去にも施していたが、鉄筋の腐食やコンクリートの剥落が生じており、さらにはグラウトの充填不足が生じている個所においてPC鋼材の腐食も起きていたことから、現在は脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を行っている状況だ。また断面修復にはデンカRIS322エースを用いている。…

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鋼管圧着工法を採用 金沢工業大学、中日本高速道路金沢支社と共同開発現場を巡る

オリエンタル白石 施工性に優れたPC合成桁の床版取替工法『SPクランプ工法』が実績重ねる

 オリエンタル白石は、鋼管圧着工法によるPC合成桁の床版取替工法『SPクランプ工法』を金沢工業大学、中日本高速道路金沢支社と共同開発実験や検討を行い共同で特許権を取得した。同工法はPC合成桁が対象で、単純PC合成桁において既設の主桁スターラップ筋の先端に定着鋼管を圧着させることで、スターラップの機能を保持させ、またPC床版切欠き部には鋼管圧着によってスターラップを延伸させ、主桁ウェブの首…

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元請はヤマダインフラテクノス 本四高速の施工マニュアルに準拠現場を巡る

NEXCO中日本 名港西・東大橋など4橋でTRSを用いた鋼床版補修を実施

 中日本高速道路名古屋支社は、伊勢湾岸自動車道の名港西大橋(上、下線)、同東大橋(上下線一体構造)、潮見高架橋(上、下線)金城高架橋(上り線)の4橋で詳細調査及び鋼床版の補修工事を行っている。中でも名港西大橋(上り線)は詳細調査が完了し、補強工数が固まっていることから先行して鋼床版の補修工事に入っている。同現場ではNEXCO3社で初めてTRS(スレッドローリングスクリュー)による鋼床版の…

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揚重機を3箇所に設置し、レール付き台車、ハイウェイストライダーで現場を徹底して機械化現場を巡る

NEXCO中日本 弥富高架橋で約19,800㎡の床版を取替え

 中日本高速道路桑名保全・サービスセンターは、同事務所が所管する東名阪道初の大規模リニューアル工事として、弥富高架橋(下り線)の床版取替工事を行っている。同工事は床版取替面積が約19,800㎡にも及ぶ膨大なものであり、従来工法のように床版を本線から搬出入すると、現道交通に大変な影響を与えてしまう。そのため、本工事では下り線2車線に活用できる場外搬出入のための揚重機を3箇所に設置し、それ…

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自走式門型床版架設機『ハイウェイストライダー』を使用業界ニュース

NEXCO中日本東京支社 東名多摩川橋の大規模更新現場を公開

 NEXCO中日本東京支社は、大規模更新工事の一環として、東名多摩川橋の床版取替工事を行っており、その現場を公開した。同橋は床版全幅員31mを5分割して施工する手法を取っており、上下3車線を極力確保して交通への影響を最小限にしていることが特徴だ。そうした施工計画を実現するため、様々な新技術・新材料を採用している。(井手迫瑞樹)東名多摩川橋、4機のハイウェイストライダーを使っている(井手迫瑞…

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「実施要領」を制定 空いた時間を技術継承や抜き打ち検査などに有効活用現場を巡る

NEXCO中日本 「原則」遠隔臨場を実施へ

 NEXCO中日本は、工事・維持修繕作業の施工現場において「材料確認」や「現地立会」などの検査業務を、遠隔臨場で実施するための「遠隔臨場実施要領」を制定し、土木・施設工事等に原則適用することにした。2020年度から試行的に実施した結果、遠隔臨場は、受注者・発注者双方に労働時間の削減効果があり、施工管理の省力化に寄与することが確認され、積極的な活用に向けて遠隔臨場の「検査等の適用の範囲」や…

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大規模更新や大型伸縮装置、PC橋の支承交換などを進めるインタビュー

NEXCO中日本桑名 「とにかく補修しまくる」がコンセプト

 NEXCO中日本桑名保全・サービスセンターは東名阪、新名神、伊勢湾岸、東海環状の4路線の一部124.3kmを管理している。とりわけ伊勢湾岸道では伸縮装置の損傷、東名阪道では床版の損傷が著しく、「とにかく補修しまくる」というキャッチフレーズの元、その対応に全力を挙げている。そうした話題を中心に、事務所内に作った4つのプロジェクトチームについての詳細や、その他、野登トンネルの盤膨れやPC橋の一部…

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構造部比率は77%、総延長のうちトンネルが約6割を占める現場を巡る

NEXCO中日本 新東名高速伊勢原大山IC~新秦野IC間が4月16日に開通

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は4日、4月16日に開通する新東名高速道路の伊勢原大山IC~新秦野IC間の現場を報道陣に公開した。開通区間の概要(NEXCO中日本提供)開通区間は延長約12.8kmで、完成6車線の用地買収は完了しているが、暫定4車線(設計速度100km/h)での供用となる。構造部比率は77%で、橋梁高架部2.4km、トンネル部7.5km(土工部2.9km)となっている。橋梁は伊勢原大山IC側から、上粕屋高架橋…

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本線外から床版の撤去・搬入が可能になり、安全性と施工効率が向上業界ニュース

NEXCO中日本 東名阪弥富高架橋(下り線)大規模更新工事で大型揚重機の架設が完了

 中日本高速道路名古屋支社桑名保全サービスセンターが進めている、東名阪自動車道弥富高架橋(下り線)の床版取替を含む大規模リニューアル工事で、26日深夜から27日未明にかけて、床版を撤去・取り替えるために使う大型揚重機の最後の設置作業が行われた。揚重機は、側道である県道から本線上に床版の撤去・搬入を行えるようにするために作られている。従来の大規模更新工事のような本線上での床版の出し入…

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ビームやフィンガーの櫛部が損傷した伸縮装置が対象現場を巡る

NEXCO中日本 伊勢湾岸道朝日東高架橋などで大型伸縮装置を取替

 中日本高速道路名古屋支社桑名保全・サービスセンターが施工を進めている伊勢湾岸自動車道の伸縮取替工事の夜間施工が2月20日から行われている。記者が取材した24日夜には60tラフテレーンクレーンを使って1車線分8.0tの鋼製フィンガージョイントを設置した。今回施工したのは、2021年の2月から湾岸長島IC~四日市JCT管内で、1集中工事期間に2基ずつ合計8基の伸縮装置を取り替えている工事の一環であり、最後…

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ひび割れ発生の個所は接合部が1か所に対し、母材は11か所 ひび割れ幅は全て0.2mm未満現場を巡る

中央自動車道弓振川橋(上り線)で、分割床版取替工事を行った縦継ぎ目部の一部にひび割れが検出

 NEXCO中日本が施工した中央自動車道弓振川橋(上り線)において、縦目地を伴う分割床版取替工事を行った同継ぎ目部の一部にひび割れが検出された。同橋は、通常の床版連結部だけでなく、縦目地部の床版接合部にもせん断キーと鉄筋を用いた継手、常温硬化型超高強度繊維補強コンクリート(UFC)を用いた工法を採用しており、縦目地部を貫通する横締めPC鋼材は用いていない。床版厚さはこうした合理化技術を用…

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床版接合部にサスティンクリートを採用 橋脚補強をまず施工現場を巡る

NEXCO中日本 名神道長良川橋の大規模リニューアルが進む

 中日本高速道路は、名神高速道路長良川橋の床版取替を含む大規模リニューアル工事を行っている。同橋は岐阜県羽島市~大垣市間の長良川渡河部にかかる昭和39年に供用された鋼3径間連続合成鈑桁橋×3連(上下線合わせて計6連)の橋梁である。橋長は630m、現況の有効幅員は上下線それぞれ10.4mで、平均断面交通量は約53,000台、大型車混入率は約22%に達している。名神高速道路の岐阜羽島IC~大垣IC間は開通後50…

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高さは最小で門型標識などを交わすことができる4.5mまで下げられる現場を巡る

NEXCO中日本 東海北陸道旅川橋、山田川橋 床版架設機を用いてプレキャストPC床版を設置

 中日本高速道路金沢支社は、建設を進めている東海北陸自動車道の4車線化において、清水高架橋、旅川橋、山田川橋の上部工の施工を進めている。旅川橋、山田川橋については、床版架設機を用いてプレキャストPC床版(以下、PCaPC床版)を設置した。同現場を取材した(井手迫瑞樹)

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スケルカ技術を活用現場を巡る

中日本高速道路、ジオ・サーチ 「橋梁床版内部の診断画像の数値化による補修計画策定の省力化」について実用化目指す

 中日本高速道路はジオ・サーチと「橋梁床版内部の診断画像の数値化による補修計画策定の省力化」について実用化を進めている。舗装上から電磁波レーダによって取得したデータを用いて床版の損傷状況を定量的に判断する技術を実証試験した結果、有用性が確認できたことから実用化段階へ移行した。今回、本技術について取材した。中日本高速道路が、ジオ・サーチと実用化を目指しているのはスケルカ技術を用い…

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ワイヤ吊り下げ式ロボット「Rope Stroller」を用いた橋桁や床版裏面変状の点検ロボット現場を巡る

中日本高速道路 イクシスと凸版印刷 「点検ロボットによる橋梁点検業務の高度化・省力化」について実用化目指す

 中日本高速道路はイクシスおよび凸版印刷と「点検ロボットによる橋梁点検業務の高度化・省力化」について実用化を進めている。実証試験の結果、床版の裏面からの点検および画像解析を省力化する手段として、有用性が確認できたことから実用化段階へ移行したもの。同技術について取材した。(井手迫瑞樹)

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曲線橋であり横断勾配は最大5%、さらにR=600mに対応するため、プレキャストPC床版の形状を工夫現場を巡る

NEXCO中日本 北陸自動車道橘高架橋床版取替工事

 NEXCO中日本金沢支社では北陸自動車道の金津IC~加賀IC間に架かる橘高架橋の床版取替工事を進めている。同橋は橋長151.8m(有効幅員10m)の鋼連続非合成鈑桁橋(床版取替後は鋼連続合成鈑桁橋)で、今回取材した上り線が2+3径間連続、今秋に施工する下り線が3+3径間連続となっている。既設RC床版の取替の他塗替塗装、支承取替などを行う。本橋は曲線橋であり横断勾配は最大5%、さらにR=600mに対応するため、…

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日進機工と共同で「ウォータージェット“はつり”装置」を開発現場を巡る

NEXCO中日本 ボックス型防音養生パネルでWJ装置を覆って
約65dB以下の低騒音を実現

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は、日進機工と共同で「ウォータージェット“はつり”装置」を開発した。同装置は、ウォータージェット(WJ)装置をボックス型の防音養生パネルで覆って一体化することで施工中の民地境界線近傍の騒音を65dB以下に抑えられることが特徴だ。密閉された空間での自動施工が可能で、作業員や走行中の車両に対する安全性にも寄与する。今後、NEXCO中日本では同装置をコンクリート床版…

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三菱電機、ベイシスコンサルティングと共同で現場を巡る

NEXCO中日本 トンネル点検の省力化とデータクレンジングによる蓄積情報の効率的な利活用を実用化へ

 中日本高速道路は三菱電機と「3次元データを活用した道路の点検や省力化」、ベイシスコンサルティングと「点検データに基づく、劣化予測や健全度の可視化による補修計画策定の省力化」について実用化を進めている。実証試験の結果、前者はトンネルの点検および解析を省力化する手法として、後者は、データサイエンスの分野で取得した点検データを効率的に利活用する手法として、いずれも有望であることから実…

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清水高架橋では板厚を70mmまで上げて2主I桁を採用現場を巡る

東海北陸道4車線化 旅川橋、山田川橋など長大橋架設が終盤

 中日本高速道路金沢支社は、建設を進めている東海北陸自動車道の4車線化について、清水高架橋、旅川橋、山田川橋の上部工の施工を進めている。旅川橋は橋長805m、山田川橋も橋長373mでそれぞれPC・鋼の混合桁橋であり、剛結部は鋼殻セルでつなぐ構造になっている。清水高架橋は、橋長48.2mと短いながらも2主I桁となっているため、桁高を抑制するために板厚を70㎜程度まで上げて製作するなど工夫を凝らしてい…

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鋼部材の疲労・防食 塩害対策も待ったなしインタビュー

NEXCO中日本 東京支社 大規模更新・耐震補強をいかにスムーズに進めるか

 中日本高速道路東京支社は、東名、新東名などで1498橋の橋梁・高架橋(総延長344km)と129チューブのトンネル(同143km)を管理している。40年以上経過している橋梁は50%を超えている。特殊・長大橋の数も40橋と多く、大規模更新や大規模修繕、長大・特殊橋の耐震補強など対応しなければいけないことがたくさんある。浦敦保全・サービス事業部長にその詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)

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新東名高速と中央道が自動車専用道路で接続現場を巡る

NEXCO中日本・国土交通省 新東名高速と国道138号バイパスの4月10日開通区間を現場公開

 中日本高速道路(NEXCO中日本)東京支社と国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所は19日、4月10日に開通する新東名高速道路の新御殿場IC~御殿場JCT間と国道138号須走道路・御殿場バイパス(西区間)の須走口南IC~ぐみ沢IC間の現場を報道陣に公開した。開通区間の概要新東名高速道路開通区間は延長7.1kmで、橋梁高架部が5.7km、土工部が1.4kmだ。完成6車線の用地買収は完了しているが、暫定4車線(設計…

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千福橋 360tクレーン2台を使って撤去現場を巡る

NEXCO中日本 東名本線上を跨ぐ橋長52mのPC斜πラーメン橋を3夜間で撤去

 中日本高速道路は、東名高速道路の裾野IC~沼津IC間にある静岡県裾野市が管理する跨道橋である千福橋の撤去工事を2月1~3日の3日間、夜間全面通行止めを行うと共に、昼間部も上下線とも1車線規制し、360tトラッククレーン2台を用いて桁中間部の切断中は相吊りしつつ、切断後は個別撤去した。本工事は、国土交通省が進める老朽化した高速道路跨道橋の撤去支援の取り組みの一環として行われ、撤去事業費を中日…

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LCCを3分の1に縮減 RC中空床版桁ボイド上の薄い部分でも増厚せずに適用可能現場を巡る

NEXCO中日本と鹿島建設 床版補修・補強用途に現場打ちUHPFRCを用いる工法を開発

 NEXCO中日本と鹿島建設は、鋼床版やRC床版、RC中空床版桁の補修・補強用途に現場打ちタイプのUHPFRC(超高性能繊維補強セメント系複合材料)を用いる工法を開発した。UHPFRCは圧縮強度150N/mm2であり、比較的薄い打設厚でも通常のSFRC増厚や補修と同等以上の効果をもたらすことができ、なおかつ発生ひび割れ幅を0.2mm幅未満に小さく抑制できるため床版のライフサイクルコストを約1/3に縮減できると期待してい…

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門型油圧リフターで床版を上下に移動現場を巡る

NEXCO中日本 東名高速富沢第二橋更新工事で全断面床版架設機を採用

 中日本高速道路(NEXCO中日本)東京支社は、東名高速道路の裾野IC~沼津IC間の大規模更新事業を進めており、昨秋に富沢第二橋(下り線)床版取替工事を実施した。同工事では一部施工区間が高圧線下となり、クレーンでの施工が不可能だったため、全断面での床版取替が可能な床版架設機を採用したことが特徴だ。また、床版間の接合には天候による工程遅延リスク低減と疲労耐久性向上を図るために2方向PC構造を…

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