道路構造物ジャーナルNET

橋自体の耐久性に大きな疑義

既設ポストテンション橋のPCグラウト問題への対応

公益社団法人プレストレストコンクリート工学会
既設ポストテンション橋のPCグラウト問題対応委員会
委員長
京都大学教授

宮川 豊章

公開日:2015.01.01

 作成したマニュアルは全国に波及
 委員には国や自治体の担当者も参加

 ――非常に意義があるマニュアルではあると思いますが、ある意味パンドラの箱を開けるわけです。例えばNEXCOや阪神高速道路や首都高速道路は(グラウト未充填)PC鋼棒突出防止工を粛々と行っていますが他機関は各高速道路会社ほど系統立てて行っていません。このマニュアルはそうした機関にも波及するものとなるのでしょうか。
 宮川 波及します。なぜなら当委員会には国土交通省の道路局、国総研、土研、各地方整備局の道路保全企画官、都道府県や政令指定都市の橋梁担当者(課長、係長クラス)に委員として参加いただいています。ですからマニュアルは自然、実効性の高いものにしなければなりませんし、そうなると考えています。
 ――ありがとうございました

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