道路構造物ジャーナルNET

工法・材料ライブラリー

発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。

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「ハイボンドRUS工法」~凹凸がある面でも最短1日でコンクリートの剥落対策が可能~

 大同塗料は、橋梁などのはく落対策工やコンクリート表面被覆工法に超速硬化ウレアウレタンシステムの『ハイボンドRUS工法』を提案している。主材のハイボンドRUSは吹付け後約5分で硬化し、2~3㎜の厚い膜を1回の工程で素早く形成する。硬化時間が30分(20℃)の速乾型プライマーを使用することで、小面積であれば開始から1時間足らずで施工を完成させることも可能である。従来の被覆工法では工程数が同じであ…

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「TSボンド40Sクリア」~コンクリート剥落防止用途 施工性・不燃性・可視化を兼ね備える~

 シクソンは、トンネルや橋梁の剥落防止工用途に使用する1液性の無機接着剤「TSボンド40Sクリア」を開発、営業開始した。同工法は、下地処理を除く剥落防止工程を2時間で施工できる速さと無機材料のため不燃性が高く燃えない点、加えていわば液体化したガラスを塗装して再固体化するため構造物表面を隠さないクリア性(可視化)に優れており、なおかつ黄濁化を起こしにくい――といった特徴がある。同製品は大部…

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「セーフティSKパネル」~安全、スピーディな架設・解体作業を実現~

 セーフティSKパネルは、パネル型のユニットとなった作業床をチェーンで吊り、順番に連結していくと吊足場が完成する極めてシンプルな新しい吊り足場工法。また全ての組立・解体作業は取付済みのパネルの上から行え、安全帯も簡単に掛けたり盛り替える事が可能。地上からの支援が困難な状況でも簡単・安全に吊り足場を設置する事が可能。従来工法では、①吊チェーンを掛ける。②親パイプを流す。③コロバシパイ…

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「MF炉」~塗膜くずに含まれるPCBを分無害化、鉛・亜鉛を再資源化~

 三池製錬株式会社(三井金属鉱業株式会社の100%子会社)は、既存のMF炉(三井式亜鉛半溶鉱炉)を活用し、2015年9月に年間1万トンの低濃度PCB廃棄物の処理ができる施設として環境大臣認定を取得した。MF炉は、従来から電炉メーカーから排出される製鋼煙灰や自治体の焼却炉から排出される溶融飛灰といった重金属を含む廃棄物の処理を行ってきたが、そのユニークな特長は、廃棄物の処理工程から新たな廃棄…

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「サスコン®」~コンクリート構造物の高耐久化に貢献します~

 ステンレス鉄筋の最大の特長は、“優れた耐食性”にあり、塩害環境においても腐食することなく、コンクリート構造物の耐久化に貢献出来る素材である。また、オーステナイト系ステンレスは非磁性の特長も持っており、磁場を嫌う施設などに活用できる。2008年のJIS制定(JISG4322)、同年、土木学会から「ステンレス鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計施工指針(案)」の発行、2012年の「道路橋示方書・同解説…

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「PABRIS®」~業界最軽量、施工も短期化~

 横河工事は、橋梁架替時迂回路、工事用道路、災害時応急橋、重機作業用仮桟橋、仮歩道橋など様々な用途に適用可能な簡易組立橋梁「PABRIS®(パブリス)」を広く展開している。車道、歩道はもちろん、特殊荷重重機用の仮橋としても十分に活用可能で、橋長は14㍍から2㍍ピッチで最大36㍍まで対応できる。また、より安全な運用を行うためのオプションとして「G-PANEL(GuardianPANEL)」を新提案している。これは…

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「バイオハクリⅩ-WB」~有害物質含有塗膜(PCB・鉛・タールなど)の拡散や飛散を抑制~

  山一化学工業㈱の「バイオハクリX–WB」は、鋼道路橋を中心とする鋼構造物の既存塗膜剥離剤を簡易かつ安全に施工できる環境配慮型鋼構造物用水系//アルコール系塗膜剥離剤だ。事前に既存塗膜構成、塗膜厚を確認した後、適性量をエアレス塗付機(推奨)で塗付する。塗付後約24時間程度で有効成分が多層塗膜の深部まで浸透後、塗膜は軟化膨潤状態となる。軟化湿潤状態を確認後、手工具(刃付スクレーパーな…

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タフメッシュ工法透明でワンステップのはく落防止工法

 タフメッシュは、3軸メッシュに透明樹脂をラミネートしたシートを、専用エポキシ接着材にてコンクリート面に貼り付けることで、はく落対策が出来る極めて簡易なはく落防止工法です。シート層自体に耐候性があり上塗り材も不要です。施工法が簡易なため、本工法の熟練者でなくても容易に貼付作業が出来ます。作業工程が少ないので、道路規制回数の低減や仮設機材の期間短縮も可能です。性能も、高速道路会社3…

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「背面処理工」~可撓性踏掛版~

 構造物と土工部の境界に(橋台やBOXカルバートの背面等)鋼製のハニカムパネルとアスファルト混合物の複合体(補強したアスファルト舗装版)で可撓性の踏掛版を構築し、埋め戻し材に圧密沈下等の変状が生じた場合、変状に追従して変形することで路面の勾配をなだらかに形成させ、段差の発生を抑制する。施工はいたってシンプル。パラペットに不等辺山型鋼をオールアンカーで留め、そこに鋼製のハニカムパネル…

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「SSI工法」~「塩分吸着剤」による塩害補修工法~

 SSI工法は、鉄道総合技術研究所とNEXCO3社(旧日本道路公団)が共同開発し、ジェイアール総研エンジニアリングが販売している塩害抑止工法だ。同工法は正に帯電させた層状構造を有する「塩分吸着剤」により塩化物イオン(Cl⁻)を吸着し、予め保持していた亜硝酸イオンを放出することにより、長期的な鉄筋防錆効果を実現するもの。アクリル系粉末ポリマーを使用することで鉄筋や下地に対する付着耐久性にも優…

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「ハードフレッシュ工法」~高い床版補強効果と防水効果を併せ持つ高浸透床版複合防水工法~

 「ハードフレッシュ工法」は、橋梁のコンクリート床版の耐久性向上を図ることを目的に、1次防水として高浸透型防水材「レジリエントプライマー」、2次防水としてアスファルト加熱型塗膜防水材「フレッシュコート」を施した床版補強型高浸透床版複合防水工法である。「ハードフレッシュ工法」は、高い床版防水効果と床版上面に発生したひび割れへの高い浸透・接着性を有していることから、床版の剛性回復を…

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「バルチップMK」

 「バルチップMK」は、萩原工業㈱が長年培ってきたプラスチック繊維延伸・製造技術から開発された理想的なモルタル・コンクリート用ポリオレフィン系補強繊維です。モルタル・コンクリート内に投入し、攪拌することで、コンクリートのひび割れ抑制、変形性能・靭性能向上(コンクリート片の剥落防止)という効果をもたらします。バルチップMKは1998年(平成10年)発売を機に、モルタルやコンクリート用として…

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「IPHシステム」~コンクリート構造物を躯体内部から接合補強する、長寿命化に大きく寄与する技術~

 IPHシステムは、コンクリート構造物の劣化部分を可能な限りはつり落とさずに補修・補強する工法です。躯体表面に、φ=7mm、L=7cm程の穿孔をしてから超低圧スプリング式注入器(0.06N/m㎡)で躯体内部の空気を抜きながら樹脂を注入します。その後、加圧状態で固化させます。本体と劣化部分を強固に一体化させるので、剥落防止にも有効です。検証実験として、樹脂が充填されたコアを引張り試験した結果、樹脂充…

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「NSRV工法」~コンクリート橋の桁端狭あい部の調査・補修工法~

 供用後数十年を経過した橋梁では、伸縮装置の損傷などから凍結防止剤を含んだ漏水が桁端部に廻り、特にコンクリート橋では、塩害や凍結融解等の繰り返し作用による複合劣化が生じていると推定されますが、その多くは狭隘部のため調査が困難となっています。特にプレストレストコンクリート橋(PC橋)の端部には,PC鋼材の定着装置が配置されており、早急な調査・診断・補修技術の開発が求められています…

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「VFORM(ブイフォーム)」~撮影したその場でCAD図面・帳票を作成!~

 横河技術情報は、橋梁の補修・補強工事におけるアンカーボルトの削孔位置を、デジカメで3次元計測し、自動で図面化まで行う「VFORM(ブイフォーム)」を展開している。従来の手計測に比べ、計測時間・図面作成時間を50%以上短縮できることから、橋梁メーカー・建設会社・測量会社での採用が広がっている。本システムの特徴は、計測対象箇所にターゲット(目印)を設置し、写真を撮れば、その場で直ぐにCAD図…

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「ポルトガードプレクサス」~コンクリートを緻密化し長寿命化~

 セントラルコンクリートの、ポルトガードプレクサスは、長寿命化をモットーにコンクリート構造物の外観を損ねることなく緻密化し、より強靭なコンクリートにするけい酸塩系含浸材です。ポルトガードプレクサスは、けい酸塩(けい酸ナトリウム・けい酸カリウム)と、副成分を混合した散水不要の複合型けい酸塩系表面含浸材です。コンクリートに含浸することにより、コンクリートの主成分である水酸化カルシウ…

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「バキューム吸引・パワーツールケレンシステム」~有害粉じん1立方㍍あたり0・05mg以下、素地清浄度SP-10二アホワイトメタル、Sa 2・5 近似

 ティー・アイ・トレーディングは鋼橋などの再塗装時の下地処理を鉛やPCBなどを含む有害粉じんを飛散させることなくダストレスで行うことができる米国製のバキューム吸引・パワーツールケレンシステムの販売・レンタルを2015年5月に開始した。このシステムは塗料を剥離・かき落としをするツール先端での強力バキューム吸引により有害粉じんから作業者を守る。又、バキューム装置に組み込まれたHEPAフィルター…

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「RPR装置」 ~人に地球にやさしい塗膜除去法~

 ノルウェーのRPRTechnologiesAS社が開発・製造したIH式被膜除去装置です。一般的な家庭でも利用が増えておりますIH式電磁調理器やIH式炊飯器と全く同じ電磁誘導加熱の原理を用い、鋼板と被膜の接合部に最適条件で140~240℃の熱を掛けることで界面結合を破壊し、瞬間的に鋼板から被膜を剥離させるものです。装置を掛けた後に、スクレーパにて剥離被膜を剥がす作業が必要になります。研掃材や水を空圧で…

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「ダストレスケレンツール」~鋼材表面に2種ケレンと1種ケレンの中間相当の塗替え下地 乾式 粉じんが飛散しないケレンツール~

 阿南電機は、鋼橋など鋼構造物の塗装塗替えにおいて、既存塗膜の一部に含まれるPCBおよび鉛・クロムなど有害物を含む塗膜を剥離する際に作業者の安全と周辺環境への負荷軽減を図ることを目的に、粉じんを飛散させず既存塗膜の撤去と「鋼材表面に2種ケレンと1種ケレンの中間相当の塗替え下地を形成できる(米国鉄鋼構造物塗装協議会のSSPCSP-11相当)」(同社・藤原豪常務取締役)ダストレスケレンツールを米…

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「リパッシブ工法」 ~塩化物イオンにより腐食したPC鋼材を延命化可能!~

 近年、既設ポストテンション方式PC橋のグラウト充てん不足部へ凍結防止材に起因する塩化物イオンが侵入し、構造安全性を確保する上で非常に重要なPC鋼材の著しい腐食や破断が報告されている。リパッシブ工法は、㈱ピーエス三菱と神戸大学森川教授が共同で開発したPCグラウト充てん不足部の新しい補修工法。グラウト注入前に亜硝酸リチウム水溶液を注入し内部の塩化物イオンを無害化し、その後、亜硝酸リチウ…

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