道路構造物ジャーナルNET

イーエナジーのRPR工法
「RPR装置」 ~人に地球にやさしい塗膜除去法~

RPR装置

KeyPoint

  • 作業スピードの効率化 厚い塗膜・特殊コーティングも簡単に剥離
  • 作業者の健康と安全に配慮
  • 廃棄物が少なく環境にやさしい
カテゴリー
NETIS登録番号CB-130001-A
商品リンクhttp://e-energy.co.jp/rpr
公開日:2015.06.24

 ノルウェーのRPR Technologies AS社が開発・製造したIH式被膜除去装置です。一般的な家庭でも利用が増えておりますIH式電磁調理器やIH式炊飯器と全く同じ電磁誘導加熱の原理を用い、鋼板と被膜の接合部に最適条件で140~240℃の熱を掛けることで界面結合を破壊し、瞬間的に鋼板から被膜を剥離させるものです。装置を掛けた後に、スクレーパにて剥離被膜を剥がす作業が必要になります。
 研掃材や水を空圧で対象部に吹き付け、被膜を削り取って行くタイプの従来工法とは、根本的な仕組みが違います。
 2006年12月の販売開始以降、世界各国で120台以上の納品実績がございます。海外では、海上油田掘削設備(プラットフォーム)やパイプライン、艦船の航空機用デッキ等の既存工法では剥離しにくい塗膜・コーティング向けに使用されています。日本国内では、タンク、ゴムライニング等の剥離困難な被膜に加え、橋梁などの厚い塗膜向けへの適用を期待しております。ノルウェーにおける製品開発段階での試験結果では、従来工法(主にブラスト)に比べ、作業スピードは1.5~4倍早くなり、エネルギー消費量は75%ダウン、引いては1/2~2/3のコスト削減に繋がったと言うデータがございます。
 本装置は、施工時はほぼ無粉塵であり、騒音もなく作業者にやさしい工法です。また、廃棄物は剥離した塗膜のみであり、特に鉛・PCB等の有害物の含まれる塗膜除去にはかなりのコスト削減が見込まれます。ただし、本装置では1種ケレンレベルの処理は困難であり、客席の要求によっては素地調整のための仕上げ処理が必要となります。
また、鋼板厚9㍉以下の薄い鋼板の場合、オペレータのレベルによっては鋼板にたわみが出たりするケースがございますので、一定の条件の元でかつメーカー認定教育を受けたオペレータによる運用が必要となります。
 ヘッド部は、被膜面の対象部によって多種多様な形状のものが既に用意されておりますが、客先のニーズに応じ、適宜新たなものを開発・供給することが可能です。

施工実績

A 石油会社タンク  2014/8  150平方㍍  ガラスフレーク  500-1,000μ  溶接線検査用
B 発電所内タンク  2014/12  150平方㍍  硬質ゴム 3-9㍉ ライニング貼り替え
C 長大橋橋桁  2014/9-2015/3  17,000平方㍍  フェノールMIO系塗料  300-1,000μ 塗装塗替え

画像ギャラリー

担当者連絡先

イーエナジー株式会社 

RPR部 井上 桂一  

〒105-0003 東京都港区西新橋1-6-11 西新橋光和ビル2F

電話:03-6858-4847 FAX:03-6858-4831

メールアドレス inoue@e-energy.co.jp

【ホームページ】http://e-energy.co.jp/

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