道路構造物ジャーナルNET

『防食(コンクリート部材)』

剥落防止工では「BMシート工法」を用いる現場を巡る

高知県大月町 柏島橋修繕工事 コンクリート表面含浸工で「アイゾールEX」を採用

 高知県大月町は、同県最西端に位置する柏島と本土側を結ぶ町道渡場線・柏島橋の修繕工事をこのほど完了した。海上部に架かることから塩害によるコンクリートの損傷が進行しており、断面修復工および表面保護工、剥落防止工などを行ったもの。断面修復工では内在塩分を吸着して防錆環境を実現する「SSI工法」を、表面保護工では塗膜と含侵の機能を併せ持つ高分子系浸透性防水材「アイゾールEX」を、剥落防止工…

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JIS法と同精度で測定時間を1/3以下に短縮現場を巡る

ケミカル工事 塩分センサを用いたコンクリート構造物の塩化物イオン量測定技術を開発

 ケミカル工事は、塩分センサを用いたコンクリート構造物の塩化物イオン量測定技術を開発した。同様の試験方法としてはJISA1154が規格化されているが、同社の開発した銀塩化銀電極を用いた塩分センサによる簡易な測定方法は、現地で特殊な技術や工程を伴わず、だれでも測定できることが特徴だ。従来のJIS法(電位差滴定)が140分かかるのに比べ、同程度の精度の測定をするのに新技術の1つである「抽出法」では…

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1層で200㎜の厚付けが可能で複数回の吹き重ねが不要現場を巡る

太平洋マテリアル 1材型PCM乾式吹付工法『太平洋エアショットワン』工法を展開

 太平洋マテリアルは、橋梁のコンクリート床版や下部工、港湾施設などの断面修復に1材型ポリマーセメントモルタル乾式吹付工法『太平洋エアショットワン』工法を展開している。「従来の乾式吹付工法の課題であった粉塵の抑制や作業性の改善および性能向上を図った次世代の断面修復工」(太平洋マテリアル)として、2022年の販売開始から1年半で順調に実績を伸ばしている。同吹付工法は粉体と水を別系統で圧送…

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内外構造、シャープ化学工業と共同開発 特化則や有機則に非該当な材料を用いたスプレー工法現場を巡る

阪神高速技術 小規模な鉄筋防錆やコンクリート剥落用途に応急補修スプレー剤『ファストコート』を開発

 阪神高速技術と内外構造、シャープ化学工業は、高架橋点検時の小規模な鉄筋防錆やコンクリート剥落用途に応急補修スプレー剤『ファストコート』を開発し、このほど営業を開始した。成分を調整することで、換気が行えない箇所でも使用可能で、次期定期点検(最長5年)までの防錆、表面保護性能を有する。防錆と剥落防止性能を併せ持つため、施工性に優れていることなどが特徴だ。同剤は既に共同特許出願済みだ…

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各地方整備局などにおける「国土交通行政に関する動向」を道路保全企画官級が出席し論説現場を巡る

一般社団法人コンクリートメンテナンス協会 『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2023』を5月上旬から8月末にかけて全国10会場で開催

 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会は、『コンクリート構造物の補修・補強に関するフォーラム2023』を5月上旬から8月末にかけて全国10会場で開催する。内訳は、5月11・12日が広島市中区のJMSアステールプラザ大ホール、23日が札幌市白石区東の札幌コンベンションセンター大ホール、30日が高松市のかがわ国際会議場、6月7日が那覇市の沖縄県男女共同参画センターてぃるるホール、13・14日が東京都江東…

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新設床版の耐久性は既設ループと同等かつ、薄層・軽量化現場を巡る

NEXCO西日本 池島川橋床版取替であご付きスイングループ継手を採用

 NEXCO西日本は、宮崎自動車道池島川橋(上り線)の大規模更新工事を進めている。塩害や輪荷重により経年劣化などで損傷が進んでいることから、床版の取替や鋼部材の塗替え等を進めているもの。施工の効率化、床版厚、死荷重の抑制を目的としてプレキャストPC床版の継手にあご付きスイングループ継手を採用している同現場を取材した。(井手迫瑞樹)工事概要(NEXCO西日本提供、以下注釈なきは同)

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グラウト充填調査は広帯域超音波法を用い、充填不足箇所にはPC-Rev工法を適用現場を巡る

NEXCO中日本 西湘バイパス滄浪橋で脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を試験施工

 NEXCO中日本東京支社は昨年12月、塩害による劣化が進む西湘バイパス滄浪橋の現場を公開した。表面被覆や電気防食などを過去にも施していたが、鉄筋の腐食やコンクリートの剥落が生じており、さらにはグラウトの充填不足が生じている個所においてPC鋼材の腐食も起きていたことから、現在は脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を行っている状況だ。また断面修復にはデンカRIS322エースを用いている。…

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コンクリート表面から10~20mmの深さに配置可能に現場を巡る

太平洋マテリアル 柔軟性が高く有害ひび割れを抑制するARG繊維ネット『太平洋ハイパーネットSS』を開発

 太平洋マテリアルは、柔軟性に特化した耐アルカリ性ガラス(ARG)繊維ネット『太平洋ハイパーネットSS』を開発した。太平洋ハイパーネットSS(SSはソフトストライプの略、以下、「SS」)は、太平洋ハイパーネット60(以下、「60」)の格子形状を継承しつつ、高い柔軟性を確保することによりコンクリート表層(コンクリート表面から10~20mm)部に設置することができ、ひび割れを効率的に低減できる。写真-1太…

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1,105mの海上橋部含む2.4kmの臨港道路事業現場を巡る

鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)下部工が進捗

 国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)の建設を進めている。「南北に長い鹿児島港のボトルネックとなっている中央港区と鴨池港区を結ぶ区間の整備を行い、港湾物流の円滑化を図る」(溝江孝雄所長)もの。具体的には同港の南側に位置する物流倉庫から物資を運び、離島や大隅半島への物流の起点となっている北側の港へのアクセスを円滑にさせることが可…

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ブラックライトを当てると、下塗りが赤、中塗りが緑、上塗りが青に変色する特徴 施工管理が容易現場を巡る

HMPLAN 鋼・コンクリート防食向けに高耐久性シリコーンコーティング『クリスタルジュエリー工法』を開発

 HMPLAN(三重県松阪市、湊久幸社長)は、橋梁の桁端部や支承、橋台コンクリート部、鋼橋脚部の根巻部および鋼材の添接部などを対象とした透明性を有する高耐久性シリコーンコーティング『クリスタルジュエリー工法』を開発した。耐塩害性、耐薬品性に優れており、透明なコーティング材のため、内部の状況も視認できる。施工は3種ケレン程度の素地調整でよい。樹脂は3層塗りで、従来の透明なコーティング材で…

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