『防食(コンクリート部材)』

新設床版の耐久性は既設ループと同等かつ、薄層・軽量化現場を巡る
NEXCO西日本 池島川橋床版取替であご付きスイングループ継手を採用
NEXCO西日本は、宮崎自動車道池島川橋(上り線)の大規模更新工事を進めている。塩害や輪荷重により経年劣化などで損傷が進んでいることから、床版の取替や鋼部材の塗替え等を進めているもの。施工の効率化、床版厚、死荷重の抑制を目的としてプレキャストPC床版の継手にあご付きスイングループ継手を採用している同現場を取材した。(井手迫瑞樹)工事概要(NEXCO西日本提供、以下注釈なきは同)
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グラウト充填調査は広帯域超音波法を用い、充填不足箇所にはPC-Rev工法を適用現場を巡る
NEXCO中日本 西湘バイパス滄浪橋で脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を試験施工
NEXCO中日本東京支社は昨年12月、塩害による劣化が進む西湘バイパス滄浪橋の現場を公開した。表面被覆や電気防食などを過去にも施していたが、鉄筋の腐食やコンクリートの剥落が生じており、さらにはグラウトの充填不足が生じている個所においてPC鋼材の腐食も起きていたことから、現在は脱塩+表面被覆工による補修とグラウトの再注入を行っている状況だ。また断面修復にはデンカRIS322エースを用いている。…
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コンクリート表面から10~20mmの深さに配置可能に現場を巡る
太平洋マテリアル 柔軟性が高く有害ひび割れを抑制するARG繊維ネット『太平洋ハイパーネットSS』を開発
太平洋マテリアルは、柔軟性に特化した耐アルカリ性ガラス(ARG)繊維ネット『太平洋ハイパーネットSS』を開発した。太平洋ハイパーネットSS(SSはソフトストライプの略、以下、「SS」)は、太平洋ハイパーネット60(以下、「60」)の格子形状を継承しつつ、高い柔軟性を確保することによりコンクリート表層(コンクリート表面から10~20mm)部に設置することができ、ひび割れを効率的に低減できる。写真-1太…
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1,105mの海上橋部含む2.4kmの臨港道路事業現場を巡る
鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)下部工が進捗
国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、鹿児島港臨港道路(鴨池中央港区線)の建設を進めている。「南北に長い鹿児島港のボトルネックとなっている中央港区と鴨池港区を結ぶ区間の整備を行い、港湾物流の円滑化を図る」(溝江孝雄所長)もの。具体的には同港の南側に位置する物流倉庫から物資を運び、離島や大隅半島への物流の起点となっている北側の港へのアクセスを円滑にさせることが可…
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ブラックライトを当てると、下塗りが赤、中塗りが緑、上塗りが青に変色する特徴 施工管理が容易現場を巡る
HMPLAN 鋼・コンクリート防食向けに高耐久性シリコーンコーティング『クリスタルジュエリー工法』を開発
HMPLAN(三重県松阪市、湊久幸社長)は、橋梁の桁端部や支承、橋台コンクリート部、鋼橋脚部の根巻部および鋼材の添接部などを対象とした透明性を有する高耐久性シリコーンコーティング『クリスタルジュエリー工法』を開発した。耐塩害性、耐薬品性に優れており、透明なコーティング材のため、内部の状況も視認できる。施工は3種ケレン程度の素地調整でよい。樹脂は3層塗りで、従来の透明なコーティング材で…
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