『地方自治体』
日沿道は道半ば、上越、磐越両道の4車線化も希求インタビュー
新潟県 豪雪、大河川、橋梁整備はまだまだ必要
新潟県は、信濃川と阿賀野川をはじめとする河川が多いことから道路の整備において橋梁の建設は必須だ。しかし、地盤が悪い箇所も多く、その建設には多額の費用を要する。一方で、喫緊の課題としては高速道路の建設が挙げられる。未だに山形県側と繋がる日沿道は開通しておらず、上信越道や磐越道などの4車線化も必要で、そのうち上信越道は平成30年に4車線化が完成する予定だ。旭橋の架け替えや朝日大橋の建…
詳細ページへ道路管理に毎年平均150億円を投入インタビュー
神奈川県 今後5~10年が道路建設の正念場
神奈川県は全国2位の約910万人の人口を抱えており、高速道路を中心にまだまだ道路整備や、鉄道など公共交通機関の整備を進めていく必要がある。一方で道路の保全は財政的に厳しい時期も含めて平均150億円の予算を確保しており、それが奏功して目立った損傷は起きていない。そうした話題を中心に神奈川県県土整備局長の浅羽義里氏に聞いた。(井手迫瑞樹)旅行速度はワースト3位死傷事故件数はワースト6位――ま…
詳細ページへ計画的に対策しLCCを縮減インタビュー
ひょうごインフラ・メンテナンス10箇年計画を策定
兵庫県は4,628橋の橋梁と100本のトンネルを管理している。70年代以前に建設した橋梁は全体の過半数を占めている。鋼桁では近い将来、多くの箇所で塗替えが必要になっていくことが考えられるほか、PC桁については、グラウト充填不足を原因とする軸方向ひび割れなどの深刻な損傷が発生している橋梁が比較的多い、としている。ほか、耐震補強やトンネル、長寿命化対策などの話題を中心に兵庫県県土整備部土木局…
詳細ページへ浜坂道路などで工事を推進インタビュー
兵庫県 高速道六基幹軸の整備を促進
兵庫県は、県域が太平洋から日本海まで連なる日本の要地である。県土を東西に走る中国山地によって、南北に地勢や気候が大別され、淡路島や家島諸島などの島しょもあり「日本の縮図」とも評されている。同県は現在、その地理的特性を生かして「高速道路六基幹軸」の整備を進めている。そうした話題について兵庫県県土整備部土木局の門間俊幸道路街路課長(取材時、現在は道路企画課長)に聞いた。(井手迫瑞…
詳細ページへ関西圏で初めて浸透性プライマーを採用現場を巡る
神戸大橋取付部で予防保全的に床版増厚
神戸市みなと総局は、神戸大橋の本土側取り付け部上り線(神戸市中央区新港町4(第4突堤部)の単純鋼I桁2連(29.5㍍×2、幅員22㍍)のRC床版に対し、超速硬鋼繊維補強コンクリート(以降、SFRC)上面増厚による補強を行った。供用後45年が経過しており、大型車交通量も多く、床版厚も現行規定より薄いことから、ひび割れによる損傷が発生している可能性を考慮し、ひび割れに含浸・浸透するエポキシ樹脂系の浸…
詳細ページへ山形県 一方で架替えも増加、予防保全に積極対応インタビュー
薄く、ぜい弱な高速道路網を拡充へ
山形県は、地勢的に山岳が多く、道路を作る箇所が限られており、川と並行して道路が作られていることが多い。そのため洪水や土砂災害、雪崩の影響により通行止めが起きやすく、道路網は「薄く、ぜい弱」と言わざるを得ない。それを補う高速道路の整備は未だ「ミッシングリンクだらけ」の状態が続いている。そうした課題や、全国でも有数の積極的な対策を行っている道路構造物の予防保全の現状について上坂克…
詳細ページへ伊良部方式の防食対策を施して施工インタビュー
泡瀬人工島連絡橋などを建設
沖縄県中部土木事務所は沖縄本島の浦添市・西原町以北うるま市・読谷村以南の4市3町3村を管轄している。管轄面積は281平方㌔と県全面積の12.3%、人口は60万9,000人と全県人口の43%を占めており、人口の密集した地域だ。泡瀬人工島への連絡道路をはじめ橋梁の新設を今後多く控える。また、既設構造物の平安座海中大橋など長大橋の塩害対策を含む補修補強工事を進めている。仲村守所長に話を聞いた。(井手迫瑞…
詳細ページへ大保大橋では架替えを検討、新たな離島架橋も視野にインタビュー
新本部大橋が進捗、管内の塩害などに対処
沖縄県北部土木事務所は36路線341㌔の道路を所管している。新本部大橋など新設の橋梁の建設が進む一方で、既設の橋梁は厳しい塩害を受けコンクリートの浮き、剥離はおろかPCケーブルの破断や損傷が生じているものもあるなど、劣化が深刻な個所も散見される。そうした課題に対してどのように取り組んでいるのか嘉手納良文所長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)県全面積の36%を担当所管道路は36路線341㌔――沖縄県…
詳細ページへ3540㍍の海洋架橋を10年間で施工 現場を巡る
伊良部大橋の建設を振り返る
沖縄県が建設中の宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の建設がついに2015年1月31日に完了した。約390億円、約10年を費やした。同橋は3540㍍の長大橋で、海中道路300㍍×2、取付橋梁部70+100㍍取付道路2070+120㍍と合わせ、一般県道平良下地島空港線の一部を形成する。離島である伊良部島、下地島の島民にとっては教育、医療、福祉などの面でハンデを解消するため、長年待ち望んでいる橋だった。建設を振り…
詳細ページへ東京都 トンネルも長寿命化計画を今年度策定インタビュー
約200橋を長寿命化対策
東京都は橋梁1206橋とトンネル121個所を管理している。橋梁についてはすでに約200橋を長寿命化対象に選定し38橋について工事着手、10橋は対策を完了するなど着々と事業を進めている。一方、トンネルも今年度末までに点検を完了し、長寿命化計画を策定する予定で、来年度以降対策を行っていく予定だ。それら道路保全の詳細について川合康文道路保全担当部長に話を聞いた。(井手迫瑞樹)慢性的な交通渋滞が発…
詳細ページへ岩手県・田瀬大橋補強補修工事現場を巡る
古い吊材の基部が破断、全吊材を取替え
大型車通行荷重、渦励振の繰り返しが要因
岩手県花巻土木センターが所管する国道107号田瀬大橋の補強工事が終盤を迎えている。同橋は国道107号の田瀬ダムの渡河する箇所にある橋長119.95㍍(支間長118.8㍍)、幅員9.5㍍(車道幅員6.5㍍)の鋼トラスドローゼ橋+橋長20.6㍍(幅員同)の鋼単純鈑桁で、平成24年1月の点検時に吊材(ロッド材)の下側定着部の1本に球面座金部から破断していることが確認されたため、吊材を全て取り替えるとともに塗装の塗…
詳細ページへ白鬚橋はグレーチング床版を鋼床版に全面取り換え現場を巡る
蔵前橋で床版上コンクリートを打ち替え バックルプレートも一部交換
東京都第六建設事務所は関東大震災時に復興対策として架設された蔵前橋および白鬚橋の長寿命化対策を進めている。その詳細を取材した。(井手迫瑞樹)蔵前橋は大正13年9月に着工され昭和2年11月26日に竣工した橋長173㍍、幅員23㍍の3径間鋼2ヒンジアーチ+RCアーチ(亀戸側12㍍強のみ)橋。関東大震災を受けて当時の復興局が蔵前橋通り(都道放射14号線)の隅田川渡河部(台東区蔵前~墨田区横網)に架けた橋…
詳細ページへ