道路構造物ジャーナルNET

道路管理に毎年平均150億円を投入

神奈川県 今後5~10年が道路建設の正念場

神奈川県 
県土整備局長

浅羽 義里 氏

公開日:2015.06.01

大船立体は29年度に完成予定
 JR横須賀線と小袋谷川を跨ぐ橋梁の架替え

 ――大船立体は
 浅羽 湘南モノレールと並行しながらJR横須賀線の線路と小袋谷川を跨ぐ箇所に建設を進めている橋長160㍍、幅員15.3㍍(有効幅員は車道部7.5㍍、歩道部3.5㍍×2)の鋼5径間連続鋼床版鈑桁橋です。平成29年度の完成を目指して工事を進めています。
 以前は鎌倉市が所管する小袋谷跨線橋がありましたが、供用から80年以上が経過し老朽化も進み耐震性能的にも不足していることから架替えを行うものです。防食はC-5系の重防食塗装を施しています。
 現在はP2~A2の架設が完了している状況です。A1側は仮橋を架けることでP2~A2の本桁と接続することで仮供用しています。残るA1~P2の架設は今後進める予定です。


大船立体の現況全景

計画縦断図

(写真左)P2橋脚付近→起点側/(写真右)03 A1橋台付近→終点側

 ――旧橋の撤去は
 浅羽 横須賀線直上部を除いて撤去を完了しています。残る部分についてもJRに委託して早期に撤去する方針です。
 ――構造上の特徴は
 浅羽 地盤が相当悪かったのと、傍らに旧橋があることからそこに配慮して工事を進めなくてはならなかったことです。施工中の旧橋の不等沈下などの影響を未然に防ぐため、旧橋下部工にはアンダーピニングを施工しました。

篠窪大橋は今年度閉合

 ――他には
 浅羽 篠窪大橋があります。県道708号(秦野大井)篠窪バイパス整備事業(事業延長860㍍)の一部として整備している橋梁で、橋長177㍍のPC3径間連続ラーメン箱桁橋です。深い谷に架ける橋梁であることから架設方法は片持ち張出し架設工法を採用しています。26年度に上部工を発注しており、今年度中に閉合させる予定です。


(写真左)A2橋台から秦野方面を望む/(写真右)P1橋脚から大井方面を望む

P1橋脚及びA1橋台

篠窪大橋 側面図

吾妻橋と馬渡橋も架替え工事が進む

 ――県道63号(相模原大磯)吾妻橋の架替えについては
 浅羽 昭和38年に竣工した4径間PC連続桁橋を架け替えるものです。新橋の形式は下部工が逆T式橋台(場所打杭φ1,000)、壁式橋脚(場所打杭φ1,500)で、上部工は鋼2径間連続鋼床版鈑桁橋となっています。橋長は62.1㍍、幅員は16.8㍍(車道10.0㍍(右折レーンあり)、歩道3.0㍍×2)です。平成26年11月19日に仮橋に切替え、旧橋の上部工と橋脚を撤去し、新橋の橋脚を施工中です。今後、旧橋の橋台の撤去、新橋の橋台の設置、上部架設などを予定しています。
 また、県道54号(相模原愛川)では愛甲郡愛川町に架かる馬渡橋について架け替えます。同橋は大正15年に供用された大変古い橋であり、通行車両の荷重制限や高さ制限、すれ違い困難などが生じており、新橋に架替えるものです。橋長61㍍程度の単純鋼床版箱桁橋を予定しています。平成26年11月に道路を仮橋に切替え、旧橋の上部工を撤去する工事が完了しており、引き続き旧橋の橋台撤去、新橋の橋台設置、上部工の架設を行っていく予定です。

三浦半島に長大橋を計画

 ――他に計画している橋はありませんか
 浅羽 三浦半島の三浦市三崎町小網代付近に都市計画道路西海岸線を計画しているのですが、そのうちの小網代湾を跨ぐ個所に大規模な橋梁を検討しています。
 ――三浦半島というとやはり城ケ島大橋が浮かびますが、あのような橋を念頭に置かれていますか
 浅羽 まだ、ペーパーロケーションレベルで、形式などは決まっていません。

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