『国土交通省』

クロソイド曲線桁を下り勾配で送出し現場を巡る
気仙沼湾横断橋(川口地区) 送出し桁長は52.8m、手延べ桁と合わせた重量は約680t
国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は7月17日と18日、気仙沼湾横断橋の川口地区(陸上部・7径間連続鋼箱桁橋、橋長473.5m)において、大川を渡河するP3-P5間の第1回送出しを実施した。送出し桁長は52.8m、手延べ桁(62.2m)と合わせた重量は約680tだった。約1.5%の下り勾配での送出しであり、架設桁の平面線形がクロソイド曲線であるため、後方アンカーやスライドシップで桁の制御を行いながらの…
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ミッシングリンク、都市の渋滞対策、災害時の冗長性確保インタビュー
近畿地方整備局 道路整備は未だ不十分
国土交通省近畿地方整備局は、4843の橋梁、206のトンネルを管理している。両構造物とも供用年数50年以上を超えた箇所を多く抱え、20年後にはそうした構造物がトンネルで半数弱、橋梁では過半数をはるかに超えるため、その対策は待ったなしである。一方で、紀勢自動車道などミッシングリンクの対策や、大阪湾岸道路西伸部や淀川左岸線など都市部の渋滞対策は関西地域の経済を支え、発展させるためにこちらも焦…
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製作・架設・防食など上部工の詳細に迫る現場を巡る
気仙沼湾横断橋 主塔の架設を終えて桁の張り出しへ
国土交通省東北地方整備局が、三陸沿岸道路気仙沼道路(気仙沼~唐桑間約9km)の気仙沼港を渡る箇所に建設中の気仙沼湾横断橋(仮)、(以後は便宜上(仮)を外す)はこの5月中旬に主塔の架設を終えて、2020年末までの上部工の完了を目指し、桁の張り出し施工に着手している。現在までの主塔架設及び桁架設を中心に防食上の工夫などを加えて、上部工の内容に迫った。(井手迫瑞樹)気仙沼湾横断橋は、気仙沼…
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橋梁3456橋とトンネル94箇所を管理インタビュー
北陸地方整備局 難工事が多いトンネル掘進、橋梁では塩害対策事業が進む
国土交通省北陸地方整備局は、国道8号など14路線、延長1,076.2kmを所管している。日本海沿岸東北自動車道(国道7号朝日温海道路)や国道159号金沢東部環状道路などの道路整備事業が進捗しているが、トンネル掘進では地山の性質上、難しい工事箇所が多くなっている。また、管内の日本海沿岸の路線では飛来塩分により、山間部では凍結防止剤散布の影響により、塩害による損傷が目立ち、その対策が必須だ。それ…
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ダブルツインジャッキを用いて送り出し現場を巡る
国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所 行徳橋(新橋)の中央径間を架設
国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所は、5月9日から13日にかけて架替事業を進めている行徳橋の新橋において、江戸川を渡河する中央径間(P3~P4/支間長104.5m)の桁を送り出し工法で架設した。架設桁は桁長約84mで手延べ桁約66mと後方桁を合わせると全長約160m、送り出し重量は約1,000t(手延べ桁含む)に達した。送り出し架設は7日に試験引き12mを実施した後、9日50m、10日55m、13日40mと3回に分け…
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塗膜剥離技術の選択肢が増加現場を巡る
国土交通省 「新技術活用方式「テ―マ設定型(技術公募)『土木鋼構造用塗膜剥離剤技術』」の成果に基づく活用の促進を図る
国土交通省は、鋼橋塗装の塗り替えの際、作業員に負担をかけずに安全に既設塗膜を剥離できる技術に関して、3月27日に公表した「新技術活用方式「テ―マ設定型(技術公募)『土木鋼構造用塗膜剥離剤技術』」の成果に基づく活用の促進を図る。6月5日には道路局国道・技術課道路メンテナンス企画室から「土木鋼構造物塗膜剥離剤技術の活用について」という事務連絡を出した。同成果は、広島県の国道2号五日市高架…
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阿久根川内道路も一部工事がスタートインタビュー
鹿児島国道 鹿児島東西道路で九州地整の道路トンネル初のシールド工法を採用
国土交通省九州地方整備局鹿児島国道事務所は、直轄国道6路線300km超の管理と、南九州西回り道路や鹿児島東西道路などの改築事業を進めている。鹿児島東西道路では、JRなどを跨ぐ部分において、九州地方整備局で初めてシールド工法を用いたトンネル掘削が行われる予定だ。南九州西回り自動車道では、芦北出水道路が全面展開しており、阿久根川内道路の工事も始まった。管理の話題も含めて武藤聡所長(取材当…
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コンクリートの仕上げが難しく、今後の課題に現場を巡る
東北地方整備局福島河川国道事務所 桑折高架橋(仮称)で高耐久RC床版の打設を開始
国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所は、相馬福島道路(霊山~福島)の桑折高架橋(仮称)の床版コンクリート打設工を4月2日から開始した。同事務所ではコンクリート構造物の長寿命化を目指して、2015年度から産学官が連携した品質確保の取り組みを行っている。同橋はその取り組みに基づいて下部工と上部工を施工する橋梁だ。床版工では高耐久RC床版を打設していくが、施工前には模擬床版を用いた試…
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4つの重要な改定点インタビュー
国交省 新道路橋定期点検要領の重要改定点とその狙い
国土交通省は2月末に新しい道路橋定期点検要領を発表した。4月からの2巡目の橋梁点検が始まるのに際し、1巡目の橋梁定期点検のデータの蓄積や課題を反映し、アップデートしたもの。その内容について、国土技術政策総合研究所の白戸真大・道路構造物研究部橋梁研究室長に聞いた。(井手迫瑞樹)免れない構造物の経年劣化技術のアップデートが必要――平成26年度の半ばから5年にわたって近接目視を基本とした橋梁…
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橋梁4887橋とトンネル251施設を管理インタビュー
中国地方整備局 山陽側の都市圏渋滞対策、山陰側のミッシングリンク解消事業を推進
国土交通省中国整備局は、国道2号や9号など17路線、総延長1,911.3kmを所管している。山陽側では広島・岡山都市圏での国道2号を中心とした渋滞問題が大きくなっているため、現道改良・バイパス事業を進め、山陰側では高規格幹線道路のミッシングリンク解消事業に取り組んでいる。その事業概要と進捗状況に加えて、維持管理の取り組みも含め、福田敬大道路部長にインタビューした。管内渋滞損失時間の半分が広…
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剥離剤使用時と比較して廃棄物を50%程度削減現場を巡る
国土交通省宮崎河川国道 橋梁塗替えにIH式塗膜剥離工法『エレクトロリムーバー』を採用
国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所は、日南国道維持出張所管内の風田橋橋側歩道橋上下線の主桁下フランジ・横桁、下横構・水平補剛材の一般部148㎡と山王橋橋側歩道橋の主桁上下フランジ・横桁下部・支承本体・橋脚の一般部81㎡に小型のIH式塗膜剥離工法『エレクトロリムーバー』を使用した。剥離後の鉛を含む産業廃棄物量の削減や剥離の手間・コストの縮減を考慮し、同工法を採用したものだ。両橋…
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N式貫入試験とともに前回の課題を踏まえて実施現場を巡る
国土交通省東北地方整備局福島河川国道 (仮称)桑折高架橋で2回目の高耐久RC床版打込みのための試験施工を開催
国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所は8日、建設中の(仮称)桑折高架橋(橋長1,218m)で高耐久RC床版を打込みするための2回目の試験施工を行った(前回は3月1日実施)。今回の試験施工は、桑折高架橋半五郎地区床版工工事の元請である佐藤建材工業が担当し、前回に課題となった事項の対策を含めた実際の施工状況を産学官の約25人が見学した。試験施工概要と実施スケジュール桑折高架橋で採用する高…
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実際の勾配も反映した模擬床版に打設 産学官の関係者約30人が見学現場を巡る
国土交通省東北地方整備局福島河川国道 桑折高架橋で高耐久RC床版を打設するための試験施工を開催
国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所は、東北中央道「相馬福島道路(霊山~福島)」の東北新幹線と東北本線を跨ぐ箇所に建設されている(仮)桑折高架橋(橋長L=1,218m)について、高耐久現場打ちRC床版の施工を目指している。現場は横断勾配が片勾配部で3%、最急縦断勾配が4%で、曲線も入っている厳しい道路線形であり、風も強い。こうした状況下で高耐久RC床版を打設するための試験施工(小野工業…
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大型クレーンの手配に苦労するも約半年で被災した橋梁の撤去を完了現場を巡る
オホーツク総合振興局網走建設管理部 いわね大橋復旧工事の軌跡
平成30年7月豪雨で、一般道道遠軽芭露線の湧別川に架かるいわね大橋は、橋脚の沈下と上部工に損傷を受けた。幸いにも人的被害は発生しなかったが、復旧までには約2年かかる見通しであるため、北海道オホーツク総合振興局網走建設管理部では、同橋の安全確保と供用の早期再開を目指した復旧工事を進めている。その現場をレポートする。洗掘によりP7橋脚のフーチングが沈下2径間(P6-P7とP7-P8間)の桁が沈下橋…
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アーチ支柱も独特な角度を有し、架設も工夫を凝らす現場を巡る
天龍峡大橋(仮称)の現場を歩く――景観阻害を避けた扁平な鋼アーチ橋――
東京から豊橋まで新幹線で1時間半、さらに天竜川沿いを走る飯田線特急にて2時間15分、現在上部工の架設までを終えた三遠南信自動車道飯喬道路の天竜川を渡河する天龍峡大橋(仮称)までの時間的距離は、殊の外長い。しかし飯田線の車窓から見る天竜川の流れと紅葉は、見ていて飽きない美しさだ。江戸時代、この流域は木材の一大産地として名を馳せた。豪商角倉了以が江戸時代初期に水運を開き、江戸や上方に…
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13路線917km、465橋と14トンネルを管理インタビュー
2019新春インタビュー② 網走開建 高速ネットワーク系で2路線、防災系で2路線の整備を推進
網走開発建設部は東京都の約5倍という広大な面積を管内とし、道路延長では北海道開発局で2番目の長さとなる917kmを管理している。道路整備では、高速交通ネットワークの形成を目指して旭川・紋別自動車道丸瀬布遠軽道路などの事業を進めるとともに、防災対策で一般国道334号真鯉道路などの事業を進めている。それら整備事業とともに、維持管理の現状について渡邊政義部長に聞いた。平成30年7月豪雨では国道2箇…
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陸上高架も桁架設がたけなわ現場を巡る
仙台河川国道 気仙沼湾横断橋(仮称)の主塔部が架設を開始
国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所は、気仙沼港を横断する箇所に架橋する気仙沼湾横断橋(仮称)の上部工を進めている。陸上高架はすでに架設を開始、海上部についても主塔架設を進めている。その現場を取材した。(井手迫瑞樹)同橋は、東北地方整備局道路部が所管する橋梁として初の斜張橋形式を採用している。橋長は1,344m、幅員11m。上部工は起点側(陸上部)が鋼3+7径間(190.5m+473.5m)連続…
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床版防水工も5分野24の留意点に沿って施工へ現場を巡る
南三陸国道管内 小佐野高架橋の高耐久RC床版施工現場を視察
細田暁横浜国立大学教授、佐藤和徳日本大学教授(元南三陸国道事務所長)、子田康弘同大学准教授らは、国土交通省東北地方整備局南三陸国道事務所が所管する小佐野高架橋(鋼4+4径間連続非合成箱桁橋、460.7m)の現場打ちRC床版の現場視察を行った。南三陸国道事務所では、凍害や塩害に対して耐久性の高い現場打ちRC床版の施工を試行しており、同橋にも適用している。対策内容としては、水結合材比の低減、高…
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高炉セメントを用いて高耐久RC床版実現へ現場を巡る
相馬福島道路 桑折高架橋 桁架設が終盤
国土交通省東北地方整備局福島河川国道事務所が建設を進めている相馬福島道路(霊山~福島)で最長となる桑折高架橋(仮称)の桁架設が終盤を迎えている。同橋は橋長1,218mの3+5+4+3+4径間連続鋼箱桁橋(床版はRC構造)。既にA1側3径間の桁を除いて架設に着手済みであり、東北本線と東北新幹線を跨ぐ部分(P13~P14)の桁架設はJR東日本に委託して、8月下旬から9月中旬にかけて主に夜間作業によって施工され…
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強い日本を作る道路ネットワークを追求インタビュー
国土交通省 池田豊人新道路局長が就任会見
新たに道路局長に就任した池田豊人氏が、10月4日、国土交通省専門紙記者会の合同記者会見に応じた。その内容からは道路整備こそが国際競争力を高めるという強い矜持が窺えた。その内容について道路関係を抜粋したものを報じる。(井手迫瑞樹)皆で道路ネットワーク・構造を考えていく――就任の抱負から池田局長(旧建設省に)入省してから30年ほどが経ちましたが、最初の10年は地図や図面を見ながら仕事する機…
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奈良県からの権限代行事業も着々と進むインタビュー
奈良国道事務所 大和北道路をNEXCO西と合併施工で着手
奈良県は内陸県であり、県内に空港、JR貨物線もなく、物流を100%道路により賄っている。そのため、道路整備への要求は他府県以上に高いが、奈良盆地や紀ノ川沿いのわずかな平野以外は、山がちな地形であり、道路整備の難易度は高く、道路改良率も全国最下位レベルとなっている。しかし近年は京奈和自動車道の段階的な整備が進み、県南も紀伊半島のアンカールートとしての国道168号、169号の改良が捗っている…
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管内総延長は2402km。橋梁3272橋、トンネル83本を管理インタビュー
関東地方整備局 中部横断道や国道357号などの事業が進捗
国土交通省関東地方整備局は、首都圏三環状道路である首都圏中央連絡自動車道(圏央道)と東京外かく環状道路(外環道)の未開通区間をはじめ、中部横断自動車道、東関東自動車道水戸線、国道357号(東京湾岸道路)などの道路事業を推進している。その事業概要と進捗状況、20年後には建設後50年以上となる割合が65%に達する橋梁を中心とした維持管理の取り組みを含め、丹羽克彦部長に聞いた。一般国道23路線…
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「生産空間」を守り育てるインタビュー
旭川開発建設部 高原大橋の架け替え、新富良野大橋の建設などが進捗
旭川開発建設部は管内に4市17町2村を包含し、岐阜県に匹敵する広大な面積の中の幹線道路(11路線773km)を管理している。2016年の台風10号を中心とした豪雨水害では、室蘭、帯広管内と並び大きな被害を蒙った。大損害を蒙った高原大橋の仮橋、本復旧をはじめ、長大橋である新富良野大橋など構造物の進捗状況、維持管理上の課題について樺澤孝人部長に聞いた。(井手迫瑞樹)縦に細長い管理区域100kmほどの幅…
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掘割構造部の安全対策などを説明現場を巡る
NEXCO東日本・国交省 外環道三郷南IC~高谷JCT間の現場を公開
東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社と国土交通省関東地方整備局は15日、6月2日午後4時に開通する東京外かく環状道路(外環道)三郷南IC~高谷JCT間の現場公開を開催した。現場公開では、京葉JCTや高谷JCTの構造物について説明が行われたほか、掘割構造部での安全・防災対策などが紹介された。開通延長15.5kmのうち掘割構造部は9.6km京葉JCTランプの一部はシールド工法で施工三郷南IC~高谷JCT間は1969年…
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設計、製作、溶接、架設全てに難易度が高い2連の鋼製アーチ橋現場を巡る
有明海沿岸道路筑後川橋 上部工の架設が進捗
国土交通省九州地方整備局福岡国道事務所は、有明海沿岸道路において筑後川を渡河する個所に架かる筑後川橋上部工と早津江川を渡河する個所に架かる早津江川橋の上下部工の施工をそれぞれ行っている。両橋について現場を取材した。今回はその第一回目として、筑後川橋の現場をレポートする。(井手迫瑞樹)基部は二又に分かれていて、アーチ部(上路)で1本橋長450m、総重量は6465tに達する筑後川橋筑後川橋…
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PCケーブル制振ワイヤの抜本的な改良、塩害対策現場を巡る
日本初の本格的なPC斜張橋「呼子大橋」の補修補強
国土交通省九州地方整備局佐賀国道事務所は、唐津市が所管する呼子大橋の直轄診断・修繕代行を実施している。同橋は、日本が建設した初の本格的なPC斜張橋で、平成元年4月に開通し、呼子町内の離島である加部島と本土を結んでいる。しかし、斜張橋のケーブルの振動抑制として実施した、斜張橋主ケーブルの風雨などによる振動を抑制するため、主ケーブル間を横断する形で付けられた制振ワイヤが度々破断してい…
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有明海沿岸道路などが進捗インタビュー
福岡国道事務所 筑後川橋・早津江川橋など長大橋の建設が進む
福岡国道事務所は、福岡県の北部、西部および南部の重要都市を結ぶ国道3号、201号、202号、208号、209号、210号の6路線に関する改築、交通安全事業、電線共同溝事業、維持管理事業などを所管している。有明海沿岸道路などの大きな事業を抱えるほか、都市部の橋梁の架け替えなど難しい工事も担っている。耐震補強の進捗など安全・安心の観点も合わせ、安部勝也所長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)浦島橋は3月1…
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RC床版を鋼床版に交換し、スピーディーに軽い構造へ変換現場を巡る
国道2号淀川大橋を軽くして耐震性能を向上しつつ、健全化するリニューアル
国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所は、国道2号淀川大橋の床版取替を主としたリニューアル工事を進めている。直轄事業で初めて設計交渉・施工タイプによる調達方式を採用して事業を行っているもの。同橋は国道2号の淀川渡河部に架かる橋長724.516mの鋼6径間連続単純上路式ワーレントラス桁(4主桁)+鋼24径間単純鈑桁(いずれもリベット接合、7主桁)で、供用後90年が経過し、傷みの激しい既設床版(R…
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熊本地震復旧や横軸になるルートも必須インタビュー
九州地方整備局 東九州道などの幹線道路整備が進捗
国土交通省九州地方整備局は、4,501の橋梁、155のトンネルを管理している。両構造物とも供用年数50年以上を超えた箇所を多く抱え、20年後にはそうした構造物が、橋梁では64%に達する見込みであり、早期対策は必須である。一方で、東九州の幹線となる東九州自動車道の残区間や九州横断自動車道延岡線、南九州西回り自動車道、西九州自動車道の整備も着実に進めている。また、熊本地震対策としての北側復旧ルー…
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堺高架橋、住吉橋などの補修、架け替えも着手へインタビュー
国土交通省近畿地方整備局大阪国道事務所 淀川大橋のリニューアルが進捗
大阪国道事務所は、昭和33年に開設された「老舗」の事務所である。開設当初は改築事業も所管していたが、業務量の増大によりそちらは浪速国道事務所に移管し、現在は大阪府下の直轄国道の管理業務のみを担っている。といっても管内には大阪府から移管された古い橋梁も多く、老朽化対策は喫緊の課題だ。淀川大橋では近畿圏の直轄国道で初めてとなる大規模リニューアルに踏み切ったほか、堺高架橋はASRの抜本的…
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