道路構造物ジャーナルNET

平成28年台風10号からの復旧

NEXCO東日本北海道支社 災害対策工事は1件完了予定、2件が進捗

東日本高速道路株式会社
北海道支社
道路事業部長

松本 吉英 氏

公開日:2018.09.19

余市IC~小樽JCT間 土工と橋梁の進捗状況は95.2%
 地すべり対策を3箇所で行う

 ――建設中の余市IC~小樽JCT間の進捗状況は
 松本 現在、施工中の余市IC~小樽JCT間(延長23.3km)に、北海道開発局が事業中の倶知安~余市間(延長39.1km)と事業化されていない黒松内~倶知安(延長約30km)をあわせた区間が後志(しりべし)自動車道となります。


後志自動車道概要図

 余市IC~小樽JCT間は今年度の開通を目指しており、7月末時点での進捗状況は土工と橋梁が95.2%、舗装・施設が42.9%、全体として86.4%です。
 15橋ある橋梁のうち、7橋が竣工済み、残る8橋もすべて施工完了となっています。トンネルは8本ありますが、すべて貫通していて覆工も完了しています。


後志自動車道(余市IC~小樽JCT)橋梁一覧表

蘭島川橋/桃内橋

天神橋/朝里川橋

 ――構造物はすべて完了しているとなると、残りは土工区間となります
 松本 地すべりが発生、あるいはその可能性がある場所が3箇所あります。その3箇所で土工施工が少し遅れている状況です。
 小樽塩谷IC~小樽JCT間にある朝里川橋と第二天神トンネルの間の土工区間では工事用道路の建設時に地すべりが発生しました。本線施工時に地すべりは発生していませんが、対策工により、工程にその影響が出ています。
 余市IC~小樽塩谷IC間の船取山付近はもともと切土区間だったのですが、端部を切ったときに地すべりが発生しました。船取山の稜線が地すべり土塊となっていて全排土を行うことは難しいので、改良土を盛ってトンネルで抜くという構造(船取山トンネル/延長140m)にしました。


船取山トンネル

 小樽塩谷IC付近でも同じように地すべりが発生したため、詳細に調べたところ、大きな地すべり土塊を背負っていることがわかりました。そのため、こちらの工区については全排土工で対策を実施しており、7月末時点で本線部の切土残土量が約3万m3程度あります。


小樽塩谷IC

小樽塩谷IC付近の土工施工

小樽JCT

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