道路構造物ジャーナルNET

工法・材料ライブラリー

発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。

橋梁

「SCB工法」~PC橋の新設やRC橋の架替えでのコスト縮減、耐久性向上、工期短縮を図る~

 オリエンタル白石は,PC橋の新設やRC橋の架替えでのコスト縮減,耐久性向上,工期短縮が図れるプレテンション方式PC連続桁橋「SCB工法」を展開している。従来のプレテンション方式PC連続桁橋は,プレキャスト主桁を単純桁として架設した後に,中間支点上で主桁をRC構造で連結する構造である。したがって,中間支点上では,プレキャスト主桁の本数の2倍の支承数が必要となる。これに対し,SCB(SmartConnected…

続きを読む

「AIジョイント」~構造部材を傷めずジョイントの交換が可能~

 ショーボンド建設は、既設床版をはつることなく、舗装内に設置できる荷重支持型鋼製伸縮装置「AIジョイント」を開発、既に15件の実績を上げている。定着リブを従来の孔あきリブプレートから釣り針型の特殊形状に変えることで、ジョイント高さを65㍉に抑えため、RCおよびPC床版やPC桁といった構造物材の端部の箱抜が不要であり母材への影響を回避できる舗装厚内での設置を可能とし、工期も短縮できる…

続きを読む

「GECS工法」~12cmの隙間があれば恒久的なコンクリート桁端部防食が可能~

 ケミカル工事、ネクスコ・メンテナンス東北、住友大阪セメント、エステックの4社は、共同で塩害などにより傷んだコンクリート橋の桁端部を対象とした電気防食工法「GECS工法」を展開している。桁と橋台との隙間が12cm以上あれば特殊機械を用いて防食電流を流すのに必要な陽極材を設置できるもの。鋼材の電位をマイナスに保ち続けることで恒久的に腐食を防止するため、補修後塩分が再供給されても、再劣化を防…

続きを読む

「AT-エポキシバー」~安治川鉄工の品質と拓南工業の現地生産がコラボ~

 沖縄県で初めてエポキシ樹脂塗装鉄筋を現地生産できる設備を持った沖縄コーテック(中城村)は、塩害に厳しい腐食環境下である沖縄県で県唯一の鉄筋メーカー拓南製鐵とエポキシ樹脂塗装鉄筋のパイオニア安治川鉄工の技術(「AG-エポキシバー」)を結集して生まれた沖縄県内工場生産のエポキシ樹脂塗装鉄筋「AT-エポキシバー」を展開している。同社は安治川鉄工、拓南製鐵など4社によって設立された。工場・…

続きを読む

「AG-エポキシバー」~30年で30万㌧の実績~

 安治川鉄工のエポキシ樹脂塗装鉄筋「AG-エポキシバー」は、1984年の発売以来30年間で5,000件30万㌧の納入実績を誇るコンクリート構造物の塩害対策用防食鉄筋だ。土木用途の主な実績としては本四架橋の瀬戸大橋、明石海峡大橋、北陸自動車道の親不知高架橋、北海道開発局の大森大橋、沖縄の古宇利大橋など日本全国に跨っている。エポキシ樹脂塗装鉄筋は通常の構造用鉄筋に対し、粉体塗装によってエポキシ樹脂…

続きを読む

「アイゾールEX」~コンクリート保護用ハイブリッド型無溶剤水性一液型塗料~

 アイゾールテクニカの高分子系浸透性防水材「アイゾールEX」は、コンクリート構造物の耐久性向上を目的に開発されたアクリル・フッ素複合塗膜に珪酸塩系の浸透成分を混合したハイブリッド型の無溶剤水性一液型塗料。桁、床版、地覆、高欄などを中心に既に300件以上の採用実績を有している。アイゾールEXは、表面被覆成分(水性アクリル酸エステル樹脂・フッ素樹脂)、撥水成分(変性ポリシロキサン)、表面改質浸…

続きを読む

「ヒートレッドM-1」~遊間幅がほとんどない状態でも鉛直はつりが可能~

 いよ技研は、鋼橋など鋼構造物の既存塗膜を除去する際、課題である狭小部・添接部の塗膜剥離を効率的に施工できる工法として高周波誘導加熱装置を用いた「ヒートレッドM‐1」を開発、現場への展開を図っている。「ヒートレッドM‐1」は900kHzの高周波により、鋼材表面(電流浸透深さ0・1㍉程度)を局部加熱することで、最下層の塗膜を炭化させ、付着強度をゼロにし、その後工程であるケレン処理を容易…

続きを読む

「サビシャット」~腐食性イオンを不溶性の塩の形態で固定化~

 平成27年度「NETIS」推奨技術大日本塗料は、鋼橋など鋼構造物において、物理的な素地調整法を必要としないかまたは軽減可能な塗布形素地調整軽減剤「サビシャット」を開発した。従来の2種ケレンに比べコストを33%程度縮減できるほか、塗るだけで施工可能であるため施工時間を従来比約半分に短縮でき、熟練工も必要としない。この塗布形素地調整軽減剤は清掃ケレン程度の簡便な前処理の後に塗布するだけで、…

続きを読む

「ネオリバー泥パック橋梁用シリーズ」~塗膜除去から廃棄物処理までのトータルコストを縮減~

 三彩化工の「ネオリバー泥パック橋梁用」シリーズは、鋼道路橋など鋼構造物に適用可能なはく離剤による既存塗膜はく離工法だ。従来のブラスト工法に比べて廃棄物を大幅に減らすことができるため、塗膜除去作業から廃棄物処理までを合わせたトータルコストが縮減できる。また、工期も従来の約半分に短縮でき、特殊な技能や熟練工も必要としない。また、施工に伴う騒音振動などもなく静粛に作業できる。このよ…

続きを読む

「エコクリーンヒートプレス」~現場でゴミ処理されるビニールシートや発泡スチロール材をインゴット化して油化処理~

 ヤマダインフラテクノスは、渡辺塗装工業、岩田プランテック、ケイズエコロジーテクニカルと共同で、塗装工事などの現場で発生する廃プラスチックを専用のヒートプレス機を用いて加圧・熱処理加工してインゴットにする技術『エコクリーンヒートプレス』を開発、営業展開している。ビニールシートなどでは5?10分の1に、発泡スチロール系であれば20?30分の1に減容できる。運送費を大幅削減できることに加え…

続きを読む

「エコクリーン研掃ロボ」~RC橋脚の耐震補強や鋼部材塗装前の吸着式表面処理ロボット~

 ヤマダインフラテクノスは、コンクリート橋脚の耐震補強や鋼製橋脚の塗装前の表面処理について従来工法より騒音を小さくし、なおかつ粉塵を出さないエコクリーン研掃ロボ工法を開発し、既にJR東海や国土交通省中部地方整備局などの現場で実績を積んでいる。本体の重量は120㌔。自重は半分を集塵機の吸着力(吸着カバー)によって支え、半分をワイヤーによって支えている。そのため専用の大型架台を組む…

続きを読む

「循環式エコクリーンブラスト工法」~塗膜剥離後の廃棄物処理量が従来ブラスト工法の50分の1に~

 山田塗装は、渡辺塗装工業などと共同で、環境に配慮した鋼橋の既存塗膜除去工法「循環式エコクリーンブラスト工法」を展開している。鋼橋の塗膜除去、素地調整を1種ケレンで行う工法でありながら、「産業廃棄物量を従来工法の1/50に削減できる画期的な工法」(山田博文社長)だ。従来の1種ケレンでの課題は、産業廃棄物処理量の多さ。これを減らすことによって作業を簡素化、効率化すると共に、環境に寄与…

続きを読む

「テナクソンT555CS」~コンクリート防食・鋼構造物の防食塗料~

 リ・プロスト株式会社は、ヨーロッパの厳しい気象条件のもとで長年の実績、歴史的建造物で実証された高度の機能性、そして環境への配慮を兼ね備えた製品をドイツ・ベルゴリン社より独占輸入し、日本国内で販売・施工を積極的に進めている。エポキシ炭化水素樹脂「テナクソンT555CS」は、タール・溶剤を全く含まないため、施工面に塗布後の塗膜厚の減少が非常に少なく、1回の塗装で250μmまでの厚塗…

続きを読む

「ハイフレックス」~コンクリート防食・鋼構造物の防食塗料~

 リ・プロスト株式会社は、ヨーロッパの厳しい気象条件のもとで長年の実績、歴史的建造物で実証された高度の機能性、そして環境への配慮を兼ね備えた製品をドイツ・ベルゴリン社より独占輸入し、日本国内で販売・施工を積極的に進めている。無溶剤型超速乾性ウレタン樹脂「ハイフレックス」は、タール・溶剤を全く含まない純度100%のポリウレタン樹脂からつくられた製品である。施工中に有機溶剤中毒やV…

続きを読む

「CS‐21」〜コンクリート構造物の長寿命化に寄与〜

 アストンで開発された「CS‐21」は、コンクリート構造物の表面保護・躯体防水・打継ぎ部処理・ひび割れ補修・漏水補修・断面修復用途に展開されているけい酸塩系表面含浸材だ。硬化したコンクリートに浸透させ、コンクリート中の未水和セメントやカルシウムなどと反応して安定したCSH系結晶を生成させ、目視では発見し難い微細ひび割れ深部を含むコンクリート躯体表層部を緻密化(空隙充填)することで、水…

続きを読む

「セラマックス3000」~2回塗りで30年以上の長期耐候性~

 無機質コーティング協会は、トンネル内装(視線誘導)やコンクリート橋脚や壁高欄などの保護・防食を対象とした無溶剤・無機質のコーティング材「セラマックス♯3000」の工法展開している。建築基準法の不燃材料適合品であり、2回塗りで中性化抑止や遮塩性などコンクリート保護・防食機能および30年以上の超長期耐候性能を有し、景観維持に寄与することが可能である。セラマックス♯3000は無機化合物(アルコキ…

続きを読む

「バイオハクリⅩ」

 山一化学工業㈱の「バイオハクリⅩ」は、鋼道路橋を中心とする鋼構造物の既存塗膜剥離を簡易かつ安全に施工できる環境配慮型鋼構造物(橋梁)用アルコール系塗膜はく離剤だ。事前に塗膜厚を確認した後に適量をエアレス塗付機(推奨)で塗付する。塗付後、約24時間程度で有効成分が多層塗膜の深部まで浸透後、塗膜は軟化膨潤状態となる。軟化膨潤状態を確認後、手工具(刃付スクレーパーなど)で剥離することが可…

続きを読む

「トウシート工法」

 日鉄ケミカル&マテリアル(株)は、連続繊維シートによる鋼構造物・コンクリート構造物の補修・補強工法である「トウシート工法」を展開している。これまでに、床版補強、橋脚補強、剥落対策、トンネル覆工補強・剥落対策、建築構造物など数多くの実績があり、今後も老朽化による補修対応、耐震性能向上のための補強対策として広く需要が見込まれる。「トウシート工法」は、カーボン、アラミドなどの高性能…

続きを読む

「ストランドシート工法」〜樹脂含浸、脱泡作業が不要なFRP補強工法〜

 日鉄ケミカル&マテリアル(株)は、特殊加工した連続繊維シートによる鋼・コンクリート構造物の補修・補強工法である「ストランドシート工法」を展開している。これまでに、床版補強、橋脚補強、建築構造物、橋梁鋼部材など数多くの実績があり、今後も老朽化による補修対応、耐震性能向上のための補強対策として広く需要が見込まれる。「ストランドシート工法」は、炭素繊維などをエポキシ樹脂で棒状に硬化…

続きを読む

「FRPグリッド増厚・巻立て工法」〜FRP格子筋とポリマーセメントモルタルを用いた耐久性の高い補強工法〜

 日鉄ケミカル&マテリアル(株)は、FRPグリッドとポリマーセメントモルタルを用いる補修・補強工法である「FRPグリッド増厚・巻立て工法」を展開している。これまでに、床版、トンネル(道路、水路)、下水処理施設、建築構造物などの補修・補強で実績を重ねており、今後も老朽化による補修対応、耐震性能向上のための補強対策として広く需要が見込まれる。「FRPグリッド増厚・巻立て工法」は、既設コンクリ…

続きを読む
お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム