道路構造物ジャーナルNET

工法・材料ライブラリー

発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。

床版

「HSLスラブ」

 「HSLスラブ」は、道路橋RC床版取替用の高強度軽量プレキャストPC床版である。人工軽量骨材を用いた高強度軽量コンクリートを使用しており、またPC床版であることから従来のRC床版と比較して約25%、一般的なプレキャストPC床版と比較しても約20%の床版自重の軽減が可能である。床版自重の軽減により、車両の大型化や交通量の増加、活荷重への対応などにより増加する既設鋼主桁や下部工の応力増加を軽減できる…

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「TAKUMINO 床版工法」~上下線分割施工と工期短縮ができる床版取替工法~

 定着体付き鉄筋継手を用いたプレキャストRC床版「TAKUMINO床版工法」は、主に地方自治体が管理する中小規模橋梁の床版取替工法として開発した。地方自治体管理の道路には、様々な基準で構築された橋梁が存在して道路ネットワークが構築されているので、床版取替工事では既設橋梁に対応した取替床版の形状を適宜設定することが必要となる。また、地方自治体の維持修繕業務は、主に地元の建設会社が担っており…

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「U-リペアパッチEX、U-リペアライトEX」~速硬型・耐塩害ポリマーセメントモルタル~

 ①製品概要宇部興産建材の「U-リペアパッチEX」、「U-リペアライトEX」は結合材として特殊なセメントを配合することにより、優れた速硬性、耐塩害性を有する1材型のポリマーセメントモルタルです。薄塗用「U-リペアパッチEX」、厚塗用「U-リペアライトEX」の2製品のそれぞれの特長から施工箇所の状態や必要強度に応じて選択いただけます。②優れた速硬性両製品とも5℃程度の冬季において、施工後4~5時間で5N/mm2…

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「コッター床版」~施工スピードは従来工法の約2倍~

 コッター床版工法は、株式会社熊谷組、株式会社ガイアート、オリエンタル白石株式会社、ジオスター株式会社により開発された工法である。本工法は、床版を20㎜の間隔を設けて架設し、機械式継手であるコッター式継手で床版を連結した後、専用目地材を注入して床版同士を接合する工法である。コッター式継手は、C型金物とH型金物で構成され、C型金物は、床版製作工場で予め床版に埋め込まれ現地に搬入され…

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「ラテックス改質速硬コンクリート(LMFC)」~コンクリート舗装等の長寿命化に~

 太平洋マテリアルはポリマー粒子であるラテックス(SBR:スチレン・ブタジエンゴム(styrene-butadienerubber))を混合し速硬性をもった、曲げ・付着強度、劣化因子の侵入抵抗性、低収縮性(ひび割れ抵抗性)、高耐久性に優れたコンクリートを開発した。現在今後増加するといわれている建設後50年を経過した橋梁の補修・補強に需要が見込まれるラテックス改質速硬コンクリートの特徴①ラテックスによるフィルム効果…

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「太平洋ゴムラテコーティング」~吹付施工により未施工と比較して10倍以上の付着強度を実現

 太平洋マテリアルは、鋼・コンクリート複合構造物一体性向上材である「太平洋ゴムラテコーティング」を展開している。超速硬型ポリマーセメントモルタルのゴムラテコーティングを鋼材表面にあらかじめ吹付施工することで、後から打設するコンクリートとの付着力を向上させるもの。合成床版の鋼材とコンクリートの一体性向上を目指して開発された技術のため、合成床版への施工実績が多くなっているが、鋼桁と…

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「ニッシンボンド」~湿潤面接着性により、下地が濡れていても強固な接着を実現~

 日進化成は、新旧コンクリートの接着耐久性増進、及び鋼繊維補強コンクリート(SFRC)等と鋼床版の接着耐久性増進に用いられる、2液型エポキシ樹脂系接着剤「ニッシンボンド」を展開している。エポキシ樹脂は元来、金属への接着は良好であるが、ニッシンボンドは特に接着特性を強化した設計となっている。また、接着特性のみならず樹脂硬化物は硬く強く、且つしなやかな物理特性を保持する。また、2液(主剤…

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「レザーバック工法」~軽量簡易型・高周波振動スクリード~

 東京コンクリート技研は、橋梁床版のSFRC、港湾、空港、防衛施設の特殊コンクリートと土木仕様コンクリートの施工を長く行ってきました。近年、道路橋RC・鋼床版の劣化が進み、SFRCやジェットコンクリートによる断面修復、増厚工事が増えつつあります。床版取替には、時間・コストとも多くかかり、全ての工事を行うには莫大なコストが必要になります。道路管理者は特に劣化の進んだ箇所を、WJはつり~鉄筋防…

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「ハードフレッシュ工法」~高い床版補強効果と防水効果を併せ持つ高浸透床版複合防水工法~

 「ハードフレッシュ工法」は、橋梁のコンクリート床版の耐久性向上を図ることを目的に、1次防水として高浸透型防水材「レジリエントプライマー」、2次防水としてアスファルト加熱型塗膜防水材「フレッシュコート」を施した床版補強型高浸透床版複合防水工法である。「ハードフレッシュ工法」は、高い床版防水効果と床版上面に発生したひび割れへの高い浸透・接着性を有していることから、床版の剛性回復を…

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「バルチップMK」

 「バルチップMK」は、萩原工業㈱が長年培ってきたプラスチック繊維延伸・製造技術から開発された理想的なモルタル・コンクリート用ポリオレフィン系補強繊維です。モルタル・コンクリート内に投入し、攪拌することで、コンクリートのひび割れ抑制、変形性能・靭性能向上(コンクリート片の剥落防止)という効果をもたらします。バルチップMKは1998年(平成10年)発売を機に、モルタルやコンクリート用として…

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「FRP合成床版」~耐水性、耐食性に優れ軽量~

 宮地エンジニアリングが開発、展開しているFRP合成床版は、耐水性、耐食性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)材を支保工兼用の永久型枠として用い、コンクリート硬化後はFRPも強度部材として作用する合成床版だ。FRPの素材の自重は鋼材の約1/4と軽く、一般的な鋼・コンクリート合成床版より単位体積重量が1割程度軽くなっている。また、鉄筋コンクリート床版(RC床版)と比較して耐久性が…

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「HQハイブレンAU工法」~アスファルトとウレタン樹脂の融合~

 HQハイブレンAU工法は、コンクリート床版を対象とした耐久性の高いアスファルトウレタン塗膜系床版防水工法です。床版から端部立ち上げ部までシームレスに施工が可能であり、舗装との接着性にも優れる床版防水工法です。アスファルト改質技術を駆使したアスファルトウレタン系の塗膜防水材で、親和性の高い防水層を構築できます。また、アスファルト舗装との接着に優れる改質アスファルト接着層を開発したこ…

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「eプレート工法」~eプレート1枚が高弾性炭素繊維シート9層分に相当~

  三菱ケミカルインフラテックは炭素繊維を引抜き成形方法で板状に加工した炭素繊維強化プラスチック板をペースト状エポキシ系接着剤で既存構造物に接着固定することで鋼・コンクリート構造物の曲げ補強を効果的に行える「eプレート工法」を展開している。床版・RC桁・PC桁・鋼桁が適用対象。高弾性eプレート1枚は、従来の高弾性炭素繊維シート9層分(HM520と高弾性炭素繊維シートを比較した場合)に相当…

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「リードライン埋設工法」~荷重増を抑制しつつ補強効果を発揮~

 三菱ケミカルインフラテックは道路橋コンクリート床版上面の張出部や支点部に適用が可能なCFRPロッド(炭素繊維をロッド状に加工した補強材)埋設による道路橋床版上面補強工法「リードライン埋設工法」を橋梁床版のB活荷重対応、車線拡幅、高欄更新工事等による荷重増を極力抑制しつつ補強効果を発揮する工法として展開している。樹脂モルタルの中に軽量かつ腐食の心配がないCFRPロッドを配するだけの簡便な…

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「ノバプロテクト工法」~アクリル樹脂系防水層とアスファルト防水層による二重防水~

 日東化工は、新開発のアクリル樹脂とアスファルト系塗膜防水材による橋梁コンクリート床版向け複合床版防水工法「ノバプロテクト工法」を展開している。対象は短い規制時間の施工が求められる都市高速やコンクリートの経年劣化を主因とした損傷が多い自治体の橋梁。床版表面を下地処理した後、コンクリート表面のひび割れに含浸するアクリル樹脂を表面に塗布(第1防水層)、アスファルトコーティング珪砂を敷…

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「BRB-4500」「BRB-2800」~床版上の舗装、防水層を効率よくはがすことが可能な大型剥がし機械~

 フタミは、床版防水層や樹脂舗装などを効率よく剥がすことのできる乗用タイプの大型剥がし機械(BRB-4500(重量約2㌧)、BRB-2800(重量1㌧強))を米国から導入し、名古屋高速道路公社などで実績をあげている。高速道路における高機能防水(グレードⅡ)の下地処理で、既設舗装切削時に床版上に残す厚さ1㌢程度の切削残留層を効率よく、また床板を傷つけずに除去可能なことが特徴だ。従来は…

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「PVM工法」~予め炭素繊維シートを格子状にしたシート~

 ショーボンド建設は、橋梁のRC床版の下面からの炭素繊維シート補強を効率よく施工できる「PVM工法」を積極的に展開している。連続炭素繊維を格子状に不織布で折り合わせた特殊シートを透明な接着剤で含浸接着し、一体化する工法。一層で200㌘/平方㍍の高強度タイプ炭素繊維シート2方向分の補強効果を有する。シート端部には赤糸が織り込まれており、それに沿ってシートを重ね合わせることで必要定着…

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「上面増厚床版剥離部補修システム」~下面から増厚再劣化部を補修~

 ケミカル工事は西日本高速道路、西日本高速道路エンジニアリング関西と共同で、RC床版における増厚部と既設床版との界面に生じている水平剥離をWJできれいに洗浄した後に、床版下面から樹脂を低圧注入し、水平剥離部を充填する『上面増厚床版剥離部補修システム』を開発した。全て桁下で施工するため交通規制を必要としないことが大きなメリットだ。また、高速道路リフレッシュ工事期間外に施工が可能な…

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「床版補修急速施工システム」~WJ+超速硬コンクリートを採用~

 ケミカル工事は、ウォータージェット(WJ)+超速硬コンクリート打設による大規模かつ養生期間の短い『床版補修急速施工システム』を開発した。従来の人力はつり+早強コンクリート打設に比べ8分の1の期間で施工できる。亀甲状のひび割れが生じたアスファルト舗装を取り壊すと、施工目地から流入した雨水による繰り返し水圧作用や凍害により、床版が土砂化しているケースが散見される。このような損傷した床版を…

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「レジテクトWG」~シームレスで耐久性の高い高性能床版防水~

 ダイフレックスは、速硬化性ポリウレタン樹脂を防水層に用いた高性能床版防水工法「レジテクトWG」工法を展開している。30年間の耐久性能を要求するNEXCO3社の構造物施工管理要領床版防水(グレードⅡ)に適応した工法で、既に50万平方㍍弱の実績を有している。同工法の特徴は①特殊機械での吹き付け施工のため、シームレスな防水膜の形成、塗膜厚を下地の形状に合わせて確保できる②防水材は吹き付け後約…

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