道路構造物ジャーナルNET

工法・材料ライブラリー

発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。

コンクリート構造物

「ミクストグラウト 」~確実な止水効果と優れた耐久性を持つ止水材により漏水補修の手直し工事を低減~

 株式会社MASUDAは株式会社大林組と共同で、コンクリートのひび割れ部からの漏水を、特殊水性エマルションと親水性ポリウレタン樹脂を併用して確実に遮断する2液混合型注入止水工法『ミクストグラウト』を開発した。コンクリート構造物に発生した漏水ひび割れに対し、互いに高い機能を有した2液の止水材を混合高圧注入することで、注入箇所の水分量に左右されず、確実に止水が可能なことがメリットだ。…

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「U-リペアパッチEX、U-リペアライトEX」~速硬型・耐塩害ポリマーセメントモルタル~

 ①製品概要宇部興産建材の「U-リペアパッチEX」、「U-リペアライトEX」は結合材として特殊なセメントを配合することにより、優れた速硬性、耐塩害性を有する1材型のポリマーセメントモルタルです。薄塗用「U-リペアパッチEX」、厚塗用「U-リペアライトEX」の2製品のそれぞれの特長から施工箇所の状態や必要強度に応じて選択いただけます。②優れた速硬性両製品とも5℃程度の冬季において、施工後4~5時間で5N/mm2…

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「ハイボンドRUS工法」~凹凸がある面でも最短1日でコンクリートの剥落対策が可能~

 大同塗料は、橋梁などのはく落対策工やコンクリート表面被覆工法に超速硬化ウレアウレタンシステムの『ハイボンドRUS工法』を提案している。主材のハイボンドRUSは吹付け後約5分で硬化し、2~3㎜の厚い膜を1回の工程で素早く形成する。硬化時間が30分(20℃)の速乾型プライマーを使用することで、小面積であれば開始から1時間足らずで施工を完成させることも可能である。従来の被覆工法では工程数が同じであ…

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「TSボンド40Sクリア」~コンクリート剥落防止用途 施工性・不燃性・可視化を兼ね備える~

 シクソンは、トンネルや橋梁の剥落防止工用途に使用する1液性の無機接着剤「TSボンド40Sクリア」を開発、営業開始した。同工法は、下地処理を除く剥落防止工程を2時間で施工できる速さと無機材料のため不燃性が高く燃えない点、加えていわば液体化したガラスを塗装して再固体化するため構造物表面を隠さないクリア性(可視化)に優れており、なおかつ黄濁化を起こしにくい――といった特徴がある。同製品は大部…

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「サスコン®」~コンクリート構造物の高耐久化に貢献します~

 ステンレス鉄筋の最大の特長は、“優れた耐食性”にあり、塩害環境においても腐食することなく、コンクリート構造物の耐久化に貢献出来る素材である。また、オーステナイト系ステンレスは非磁性の特長も持っており、磁場を嫌う施設などに活用できる。2008年のJIS制定(JISG4322)、同年、土木学会から「ステンレス鉄筋を用いるコンクリート構造物の設計施工指針(案)」の発行、2012年の「道路橋示方書・同解説…

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タフメッシュ工法透明でワンステップのはく落防止工法

 タフメッシュは、3軸メッシュに透明樹脂をラミネートしたシートを、専用エポキシ接着材にてコンクリート面に貼り付けることで、はく落対策が出来る極めて簡易なはく落防止工法です。シート層自体に耐候性があり上塗り材も不要です。施工法が簡易なため、本工法の熟練者でなくても容易に貼付作業が出来ます。作業工程が少ないので、道路規制回数の低減や仮設機材の期間短縮も可能です。性能も、高速道路会社3…

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「SSI工法」~「塩分吸着剤」による塩害補修工法~

 SSI工法は、鉄道総合技術研究所とNEXCO3社(旧日本道路公団)が共同開発し、ジェイアール総研エンジニアリングが販売している塩害抑止工法だ。同工法は正に帯電させた層状構造を有する「塩分吸着剤」により塩化物イオン(Cl⁻)を吸着し、予め保持していた亜硝酸イオンを放出することにより、長期的な鉄筋防錆効果を実現するもの。アクリル系粉末ポリマーを使用することで鉄筋や下地に対する付着耐久性にも優…

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「バルチップMK」

 「バルチップMK」は、萩原工業㈱が長年培ってきたプラスチック繊維延伸・製造技術から開発された理想的なモルタル・コンクリート用ポリオレフィン系補強繊維です。モルタル・コンクリート内に投入し、攪拌することで、コンクリートのひび割れ抑制、変形性能・靭性能向上(コンクリート片の剥落防止)という効果をもたらします。バルチップMKは1998年(平成10年)発売を機に、モルタルやコンクリート用として…

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「IPHシステム」~コンクリート構造物を躯体内部から接合補強する、長寿命化に大きく寄与する技術~

 IPHシステムは、コンクリート構造物の劣化部分を可能な限りはつり落とさずに補修・補強する工法です。躯体表面に、φ=7mm、L=7cm程の穿孔をしてから超低圧スプリング式注入器(0.06N/m㎡)で躯体内部の空気を抜きながら樹脂を注入します。その後、加圧状態で固化させます。本体と劣化部分を強固に一体化させるので、剥落防止にも有効です。検証実験として、樹脂が充填されたコアを引張り試験した結果、樹脂充…

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「NSRV工法」~コンクリート橋の桁端狭あい部の調査・補修工法~

 供用後数十年を経過した橋梁では、伸縮装置の損傷などから凍結防止剤を含んだ漏水が桁端部に廻り、特にコンクリート橋では、塩害や凍結融解等の繰り返し作用による複合劣化が生じていると推定されますが、その多くは狭隘部のため調査が困難となっています。特にプレストレストコンクリート橋(PC橋)の端部には,PC鋼材の定着装置が配置されており、早急な調査・診断・補修技術の開発が求められています…

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「ポルトガードプレクサス」~コンクリートを緻密化し長寿命化~

 セントラルコンクリートの、ポルトガードプレクサスは、長寿命化をモットーにコンクリート構造物の外観を損ねることなく緻密化し、より強靭なコンクリートにするけい酸塩系含浸材です。ポルトガードプレクサスは、けい酸塩(けい酸ナトリウム・けい酸カリウム)と、副成分を混合した散水不要の複合型けい酸塩系表面含浸材です。コンクリートに含浸することにより、コンクリートの主成分である水酸化カルシウ…

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「リパッシブ工法」 ~塩化物イオンにより腐食したPC鋼材を延命化可能!~

 近年、既設ポストテンション方式PC橋のグラウト充てん不足部へ凍結防止材に起因する塩化物イオンが侵入し、構造安全性を確保する上で非常に重要なPC鋼材の著しい腐食や破断が報告されている。リパッシブ工法は、㈱ピーエス三菱と神戸大学森川教授が共同で開発したPCグラウト充てん不足部の新しい補修工法。グラウト注入前に亜硝酸リチウム水溶液を注入し内部の塩化物イオンを無害化し、その後、亜硝酸リチウ…

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「スケルトン工法」~施工後の目視観察が可能、素地内部の水蒸気を外部に放出するシームレスな表面保護~

 スケルトン工法は、透明コーティング剤「MBSクリアガード」とガラス繊維を組み合わせたコンクリートの剥落防止機能付き表面保護工法。「透明性」と「水蒸気透過性」の2つの大きな特徴を有し、施工後のコンクリート表面の状態を目視で観察できるとともに、コンクリートにとって有害な過剰水分を水蒸気として外部へ放出する。プライマーが不要であることから、従来の塗布工法と比較して施工期間を短縮できる。…

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「ボンドKEEPメンテ工法VM-3」~含浸樹脂にポリウレタンポリウレア樹脂を用いることで氷点下での施工も可能~

 コニシが橋梁やトンネルなどのコンクリート片剥落防止工法として展開している「ボンドKEEPメンテ工法VM-3」は、剥落防止工のビニロン製連続繊維シートを接着・固定する樹脂に冬季の氷点下においても施工可能で、コンクリート表面の変状にも追従可能な柔軟性の高い変性ポリウレア樹脂を採用していることが特徴だ。現在までにNEXCO各社や鉄道会社の構造物を中心に約180件の実績を有している。冬季でも施工可能…

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「MK-エポザク」~高付着型エポキシ樹脂塗装鉄筋~

 明希はコンクリート構造物の塩害対策用途に、エポキシ樹脂塗装鉄筋『MK―エポザク』を広く展開している。その特長は、他社に無い2層構造のエポキシ樹脂コーティング(下地が従来のエポキシ樹脂粉体塗装で表面が特殊骨材入りエポキシ樹脂粉体塗装層、この上下を溶融密着方式で形成)を施していることだ。目的は大きく分けて2つある。1つは塗装鉄筋のコンクリート付着性能の向上だ。従来、エポキシ樹脂塗装…

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「レジテクトRT」~ポリウレタン樹脂吹付け工法~

 ダイフレックスは、コンクリート構造物にポリウレタン樹脂を吹付け、樹脂膜を形成させるだけでコンクリート表面保護、剥落防止性能を獲得できる「レジテクトRT」工法を展開している。2004年に営業を開始して以来、既に220件約16万平方㍍の実績を有している。RT工法は、高強度なスプレーウレタンをコンクリートに塗布することで、水、塩素、炭酸ガスを遮断し、コンクリート片の剥落を防止するもの。超速硬化…

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「クラックセイバー」~コンクリート圧縮強度が最大20%増加~

 太平洋マテリアルはコンクリート表面に塗布することを目的に、適切な塗布量と作業性を改善した塗布型高性能収縮低減剤「クラックセイバー」を展開している。従来の収縮低減剤としての効果のほかに水分の逸散を抑える養生剤としての効果も併せ持つもの。塗膜形成しない為、コンクリート・モルタルの外観に影響を与えない。コンクリートを打設し、脱型した後、できる限り早めに塗布することで、内部の水分の逸…

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「RACシート」~表面に貼るだけでOK~

 ショーボンド建設は特殊粘着シートを用いたコンクリート構造物表面被覆工法『RACシート工法』を展開している。塗装系の劣化防止工法では困難な、(直下に鉄道があり短時間での施工が求められる高架や低温環境下における施工など、厳しい施工条件下での適用を図っている。シートは離型フィルムと中塗に相当するアクリル樹脂系粘着剤、耐候性フッ素フィルムで構成されている。現場で離型フィルムを剥がし、…

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「セメンシャスセーフ工法」~シラン系撥水材を用いて新旧打継目のマクロセル回路を遮断~

 ダイフレックスは、コンクリート構造物のマクロセル腐食対策工法として撥水性のあるシラン系材料をコンクリートに含浸させ撥水層を形成すし、さらに耐久性に優れているプレミックスポリマーセメントモルタルで断面修復することによって新旧打継間に発生するマクロセルの電気抵抗を増大させ、コンクリート補修箇所の再劣化を防止する「セメンシャスセーフ」工法を開発、展開している。塩分を含有するコンクリ…

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「コンフィックス」シリーズ~シラン系化合物とシリコーン樹脂のハイブリッド~

 ダイフレックスは、コンクリート構造物の塩害や中性化防止用途に「コンフィックスSM-AA」工法を展開している。特殊シラン系化合物とシリコーン樹脂をハイブリッド化した撥水系表面含浸材で、コンクリート面やモルタル面に塗布、含浸させることにより耐吸水性を発揮し、従来のシラン系材料が持っていた撥水機能に加え、シリコーン樹脂による劣化抑制機能を併せ持つ。同工法は土木学会の「表面保護工設計施工指…

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