道路構造物ジャーナルNET

循環式エコクリーンブラスト工法で塗膜剥離

国内初 潮見橋でフッ素樹脂系塗装を塗り替え

公開日:2014.11.16

 エコクリーンピーニングも試験
 鋼桁溶接箇所の疲労に対する耐久性が向上

6、ピーニング処理
 山田塗装は、11月下旬にもP4~P5間の鋼桁において溶接部の疲労に伴う塑性変形を利用したショットピーニングによる疲労予防対策を行う。溶接継手を起点とする疲労亀裂に対する引張残留応力の低減と圧縮残留応力の付与により疲労亀裂の発生を抑制するもので、具体的には溶接部とその近傍をラウンドカットワイヤーにより打設して(ピーニング)塑性変形させることで疲労寿命を向上させる手法。山田塗装は既設橋梁では施工が難しいとされていたピーニング工法の開発を進めており、この程施工に関するめどが立ったことから今回の現場で試験施工を実施するもの。基本的に循環式エコクリーンブラストと同様の機械を使う(ノズルのみ特殊ヘッドに交換)ため手間が要らず、下地処理(ブラスト)と同時に施工できるため、フレキシブルな対応が可能になる。
 同工事の元請は山田塗装、一次下請は渡辺塗装工業など。スチールグリット供給はIKKショット。防食塗料供給は日本ペイント。ラウンドカットワイヤーは東洋精鋼

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