道路構造物ジャーナルNET

『NEXCO西日本』

近畿自動車道松葉高架橋塗装塗り替え現場を巡る

NEXCO西日本 塗膜剥離剤と循環式エコクリーンブラスト工法を併用して既設塗膜除去と素地調整

 西日本高速道路関西支社大阪高速道路事務所は近畿自動車道守口JCT~門真IC間の松葉高架橋において、塗膜剥離剤と循環式エコクリーンブラスト工法を併用して既設塗膜の除去と素地調整一種を行い、塗替える工事を進めている。同橋の塗膜にはPCBの含有が39~460mg/kg(平均157mg/kg)、鉛が280~93,000mg/kg(平均26,500mg/kg)、六価クロムが50~4,100mg/kg(平均1,040mg/kg)、コールタールが5,500~160,000mg…

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昼夜連続追越車線規制期間中に地覆撤去のための吊孔と切断を先行で施工現場を巡る

NEXCO西日本 広島道 烏帽子第一橋で床版取替工事

 西日本高速道路(NEXCO西日本)は、広島自動車道の広島北JCT~広島北ICに架かる烏帽子第一橋(下り線)で床版取替工事を実施した。同橋は1983年の供用から36年が経過し、既設RC床版にひび割れや鉄筋露出などの損傷が発生していることから、広島道では初めてとなる高速道路リニューアルプロジェクトとして、床版取替を行う。その現場をレポートする。橋梁概要と損傷状況烏帽子第一橋(下り線)は橋長293.9m、…

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人・資料・組織の結実現場を巡る

NEXCO西日本 関西国際空港連絡橋復旧への軌跡

 西日本高速道路が管理する関西空港連絡橋は、この4月8日に完全復旧した。2018年9月4日の被災以来、ほぼ7ヵ月での完全復旧である。「7か月」この短期間で2径間、約188mの桁を撤去し、製作し、舗装し復旧にこぎつけるため、関係者はどのように動いたのか、NEXCO西日本(以降、「NEXCO西」)、IHIインフラシステム(以降、IIS)、深田サルベージ建設(以降、「深サル」、松和工業(以降、「松和」)などに取材し…

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耐候性鋼材を用いた飯牟礼橋で比較的大きな損傷インタビュー

NEXCO西日本鹿児島高速 本名川橋・思川橋を大規模更新

 西日本高速道路九州支社鹿児島高速道路事務所は、この1月から4月にかけて本名川橋と思川橋の大規模更新(床版取替)を九州本土で初めて施工した。その内容や、塩害で損傷を被っている耐候性鋼材を使用した鋼トラス形式の飯牟礼橋の損傷状況と対策、耐震補強の進捗状況などを南泰夫所長に聞いた。(井手迫瑞樹)4路線112.3kmを管理橋梁・トンネルの比率は17%橋梁は148橋21.4kmPC橋延長が最長――鹿児島高速道路…

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床版防水工は7061㎡、塗装塗替えは2万2455㎡施工現場を巡る

NEXCO西日本 沖縄道億首川橋・明治山第一橋 約6300㎡の床版を取り替え

 西日本高速道路が所管している沖縄高速道路の北部区間(石川IC~許田IC間)にある億首川橋(上り線)と明治山第一橋(下り線)の床版取替を含む大規模更新事業が行われている。億首川橋(上り線)は、A1~P3、P5~P11をH19~H20にSCBR工法で架け替えており、今回はP3~P5の鋼2径間連続非合成4主鈑桁部89.8m(幅員10.45m)とP11~A2の鋼3径間連続トラス非合成桁部288.4m(幅員10.45m)の床版を取り替えた。…

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現場を巡る

NEXCO西日本 本名川橋・思川橋 曲線および勾配の激しい箇所の床版取替

 西日本高速道路九州支社鹿児島高速道路事務所が所管する九州道姶良IC~薩摩吉田IC間に位置する思川橋(下り線)および、本名川橋(下り線)の床版取替を主とする大規模更新工事が進んでいる。両橋とも1973年12月の供用以来45年が経過しており、床版の疲労損傷に加えて、冬季の凍結防止剤散布に起因する塩害が発生している。加えて建設当時の骨材に十分に脱塩処理されていない海砂を使っていたことからそれに…

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別埜谷橋、双海橋で攻めの設計インタビュー

NEXCO西日本 吉野川大橋下部工が最盛期

 西日本高速道路四国支社は、高松自動車道路の4車線化事業、四国横断道の徳島東IC~徳島JCTの建設事業などを進めている。高松道は平成30年度内の全線開通を目指している。また、四国横断道は、吉野川の河口に巨大なPCラーメン箱桁橋を建設しており、当該橋梁形式としてNEXCOで初めて高炉スラグではなくフライアッシュを塩害対策に活用する方針だ。また、別埜(べっそ)谷(だに)橋では非鉄金属をPC鋼材、鉄筋代わ…

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平成30年7月豪雨からの復旧インタビュー

2019新春インタビュー④ NEXCO西日本中国支社 中国道と広島呉道路では砕石盛土でのり面再構築

 日本全国に大きな被害をもたらした平成30年7月豪雨。とくに中国地方では河川の氾濫や土砂災害により甚大な被害が生じた。西日本高速道路(NEXCO西日本)中国支社が管理する高速道路と一般有料道路も最大で全管理延長の約68%にあたる718kmが通行止めになり、20箇所が被災した。7月豪雨時の中国支社の初動対応から復旧作業状況までを、久米富美男保全サービス事業部長に聞いた。災害対策本部は最大で40人を超…

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100m以上の長大・特殊橋は452橋に達するインタビュー

2019新春インタビュー③ 西日本高速道路四国支社 長大特殊橋の耐震補強に着手

 西日本高速道路四国支社は、松山道、高知道、徳島道、高松道など5路線約474kmを所管している。1,000橋余りの橋梁のうち、長大橋は4割を超え、トラスやアーチなどの特殊橋も多く、今後の耐震補強の難しさがうかがえる。長大鋼橋の中には耐候性鋼材を使用している橋梁もあり、手厚い維持管理は必須だ。一方で昨年7月の豪雨で被災した立川橋は、夏休み時期までの復旧を目指す。そうした内容について熊野賢二保全…

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中国道有野川橋 スピンジェットノズル+桁下面からの低圧樹脂注入現場を巡る

NEXCO西日本 全て桁下から施工可能な増厚床版部剥離補修システムを初採用

 西日本高速道路関西支社が所管している中国自動車道有野川橋の神戸電鉄三田線跨線部床版補修工事にスピンジェットノズル+桁下面からの低圧樹脂注入によるひび割れ補修工法「増厚床版部剥離補修システム」(以降、増厚補修システム)が採用された。全て桁下から施工でき、短時間で床版に生じている水平ひび割れを確実に補修できる工法だ。ひび割れ部に生じるノロを水により洗浄した上で水中硬化型エポキシ樹脂…

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SCBR工法を採用して架け替え現場を巡る

西日本高速道路四国支社 崩落した立川橋は来年夏休みまでの復旧目指す

 西日本高速道路四国支社は、2018年7月豪雨で大規模な土砂崩落により落橋した高知自動車道(上り線)立川橋(高知県大豊町、立川トンネル南坑口付近)の架け替えを進めている。7月3日からの総雨量は7日までの五日間で1,336mm(笹ヶ峰南観測局)に達し、7月7日未明には、実に同橋より約220mの高さから土砂崩落を生じさせた。崩落した土砂量は4万㎡を超える規模に達した。これが橋長64mのPRC連続3主版桁の同橋…

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SCBR工法を採用現場を巡る

NEXCO西日本 中国自動車道福崎新高架橋で大規模更新事業初の桁の全面的な取替

 西日本高速道路関西支社福崎高速道路事務所が所管する中国自動車道福崎新高架橋で、大規模更新事業初の桁の全面的な取替が行われている。同橋は橋長188.1mのRC中空床版形式を中心とした高架橋だが、国道312号を跨ぐ部分(P10~A2)は、支間長13.0m(全幅11.4m)のプレテンションPCI桁橋であり、その劣化が著しかったため、今回プレテンションPCT桁橋に架け替えることにした。架け替えに際しては、支点上に横…

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1000t強の鋼桁をFC船で撤去現場を巡る

NEXCO西日本 関西国際空港連絡橋の損傷した鋼桁をFC船で撤去

 西日本高速道路は12日、関西国際空港連絡橋のFC船を用いた桁撤去現場を公開した。タンカーが衝突し、損傷を受けた桁はA1~P1(90m、単純鋼床版箱桁、約1,040t(舗装や照明中も含む吊り上げ総重量))とP1~P2(98m、同、約1,120t(同))だが、P2橋脚近傍が北側に4mと最大のずれを起こしていることを鑑みて、1回目の今回は、ずれが少なく(P1は同1.5mのずれ)比較的撤去しやすいA1~P1間を施工した。使用した…

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突貫工事で建設した沖縄道北部区間ならではの構造形式に苦心現場を巡る

NEXCO西日本 沖縄高速道路福地川橋で鋼トラス橋初となる床版取替

 西日本高速道路九州支社沖縄高速道路事務所は所管している沖縄自動車道の福地川橋と湖辺底橋の床版取替を主とした大規模更新を行っている。とりわけ福地川橋では鋼トラス橋としては初となる床版取替であり、沖縄自動車道独自の構造と相まって手探りしながらの床版取替工となった。その内容について現地取材したものをまとめた。(井手迫瑞樹)今回対象となる福地川橋(上り線)と湖辺底橋(下り線)は、それ…

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50度強の斜角、桁下には県道、通学路現場を巡る

NEXCO西日本関西支社 ロッキングピアを有する中国道安倉橋をRC巻立てで耐震補強

 西日本高速道路関西支社神戸高速道路事務所は昨年の8月末から、ロッキングピアを有する中国道安倉橋の耐震補強を進めている。安倉橋は中国道が兵庫県道142号線米谷昆陽尼崎線を跨ぐ箇所に架かる高速道路の本線橋で、安倉北交差点の南側に近接している。また、近くには宝塚市立安倉北小学校があり、県道の左右にある歩道はその通学路としても使われているが、それを一時的に規制する必要がある。こうしたこと…

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沖縄自動車道北部区間 現在は湖辺底橋と福地川橋インタビュー

NEXCO西日本 沖縄高速道路事務所 大規模更新・大規模修繕事業が、年1、2橋のペースで進む

 西日本高速道路九州支社沖縄高速道路事務所は、沖縄自動車道57.3kmを所管している。とりわけ沖縄海洋博開催に際し、突貫工事で建設された北部区間(許田IC~石川IC間)25.9kmは内在塩分と飛来塩分による塩害により、中空床版桁やグレーチング床版に大きな損傷が生じ、大規模更新事業の対象として取替工事などが進められている。同事務所長の工藤紀行所長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)IC間平均距離は4.8kmと…

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点検データの精緻化を図り、保全業務の効率化に取り組むインタビュー

NEXCO西日本長崎高速道路事務所 長崎自動車道4車線化事業が進捗

 西日本高速道路株式会社九州支社長崎高速道路事務所では、暫定2車線となっている長崎自動車道(以下「長崎道」)の長崎多良見IC~長崎芒塚(すすきづか)IC間8.3kmと長崎芒塚IC~長崎IC間3.0kmの4車線化事業と、木場スマートICの新設事業を進めている。安全性と定時性の確保への期待が大きい4車線化と地域の活性化を目指す木場スマートICの進捗状況、および管内の保全事業への取り組みについて、大塚弘雅所長…

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ロッキングピアや長大・特殊橋梁の耐震補強も対策進めるインタビュー

NEXCO西日本関西支社 大規模更新・大規模修繕が本格化

 西日本高速道路関西支社は、名神高速など高速自動車国道721kmと一般有料道路176kmの合計897kmを管理している。日本で最も古い高速道路区間の1つも抱えるなど、全管理延長の約4割が供用から40年経過しており、維持管理はいよいよ喫緊の課題になっている。反面、大規模更新・大規模修繕を行うには、その利用率の高さから非常な困難を伴うため、様々な知恵を要求される。ほかロッキングピアや長大・特殊橋などの…

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2018年新年インタビュー② 平成29年度は9橋で床版取替工事を実施インタビュー

7橋の床版取替工事と盛土のり面補強工事を含めて異業種JVで一括契約

 西日本高速道路中国支社は、中国地方5県の高速道路と一般有料道路合計1,054kmの管理を行っている。管理道路のうち、約45%が供用後30年以上経過しており、約90%以上が20年以上経過しているため、老朽化対策が支社としての重点課題のひとつとなっている。特に中国道は凍結防止剤の散布による損傷が激しく、大規模更新事業による床版取替工事件数が全国でもトップレベルだ。管内の維持管理と整備事業の取り組…

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三井造船鉄構エンジニアリング(現:株式会社三井E&S鉄構エンジニアリング)が応急・本復旧とも製作・施工現場を巡る

NEXCO西日本九州支社 大分道・並柳橋の復旧工事の軌跡

 驚異的な応急復旧のスピード施工地震後約1ヵ月の5月9日には対面規制で開放先の熊本地震で、大きな損傷を受けた長大橋に大分自動車道の並柳橋がある。鋼トラス構造を含む橋長約424mの同橋も大きく損傷を受けた。それでもNEXCO西日本および同グループ会社、三井造船鉄構エンジニアリング(現:株式会社三井E&S鉄構エンジニアリング)をはじめとした民間各社の尽力により発災から1か月も経たない5月9日には2車…

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覆工補強工でガイナCFシート工法UDタイプを採用現場を巡る

NEXCO西日本 長崎道 日岳トンネルで覆工補強工事を実施

 西日本高速道路(以下「NEXCO西日本」)九州支社は平成28年5月24日から平成29年10月30日にかけて、長崎自動車道の日岳トンネル上下線で覆工上半部の補強・補修工事を行った。覆工補強工事は、NEXCO西日本が管理するトンネルでは初めての大規模更新・修繕事業であり、補強工事とあわせて覆工補修工事も行われた。炭素繊維シート2層の貼り付けを実施した覆工補強工の総面積は約6,800㎡におよび、覆工はく落対策…

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2017年新年インタビュー①インタビュー

NEXCO西日本 熊本地震からの復旧、大規模更新事業の進捗を聞く

 2017年最初のインタビューは西日本高速道路の高倉照正取締役常務執行役員(保全担当)にご登場いただいた。震度7が28時間という短期に2回発生するという未曽有の地震であった熊本地震後の余震が燻る中、夜を徹した点検、その後GW開始までに一部規制を伴い間欠交通ながらも大半の路線で復旧を成し遂げ、来年度末までの本復旧を急ぐ同社及びグループ会社、協力会社などの英雄的な努力を第一章で聞く。また、第…

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NEXCO西日本四国支社 松山道中山川橋で現場を巡る

特殊高所技術を用いて剥落防止工

 西日本高速道路四国支社は、松山自動車道のいよ小松IC・JCT~川内IC間にある中山川橋(下り線)で、初めて特殊高所技術を用いた剥落防止工を施工した。同橋は橋長474㍍のPC5+3径間連続箱桁橋。今回特殊高所技術を用いて点検および剥落防止工を施工したのは同橋の中でも最大支間を有するP6~P7(113㍍)で、桁下には国道11号が交差している。現場は補修対象箇所が中分側の張出床版下面に位置しており、橋梁桁…

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NEXCO西日本 片側通行規制下での工事を想定現場を巡る

道谷第二橋 半断面床版取替工法を試験的に初採用

 西日本高速道路は8月26日、中国自動車道の鹿野IC~徳地IC間に位置する道谷第二橋上り線の床版取替工事を公開した。施工は、上り線を全面通行止め、下り線を対面通行規制とした上で行っているが、今後のIC付近、PA付近や名神高速道路などの重交通路線での床版取替を想定し、NEXCO総研とピーエス三菱が共同開発した半断面床版取替工法を試行的に採用している。1期施工(追い越し車線側)は5月上旬~7月中旬にか…

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フライアッシュ、エポキシ樹脂被覆など手厚い塩害対策インタビュー

NEXCO西日本四国支社  吉野川大橋に着手

 西日本高速道路四国支社は、高松自動車道及び高松東道路の4車線化事業、四国横断道の徳島東IC~徳島JCTの建設事業などを進めている。高松道は平成30年度の全線開通を目指している。また、四国横断道は、全国でも指折りの大きさを誇る四国三郎こと吉野川の河口に巨大なPCラーメン箱桁を構築する。それにはNEXCOで初めて高炉スラグではなくフライアッシュを塩害対策に活用する方針だ。詳細を松室圭介建設事業部…

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耐候性鋼材橋の補修、塗装も検討インタビュー

NEXCO西日本四国支社 桁端部からの漏水対策が課題

 西日本高速道路四国支社は四国地方の5路線474㌔を管理している。暫定2車線の道路は263㌔と過半を占め、保全の際の規制に工夫が必要だ。また、高知自動車道などでは、耐候性鋼材を用いた鋼橋を採用しているが、凍結防止材などの影響から損傷が少なからず生じている。また、桁端部からの漏水による損傷も散見される。こうした保全上の課題について、どのように対処しているのか、河野英一保全サービス事業部長…

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橋梁を全面塗り替え 支承交換など現場を巡る

NEXCO西日本 沖縄道許田高架橋で大規模な塩害補修

 NEXCO西日本九州支社沖縄高速道路事務所が所管する沖縄自動車道の北端に位置する許田高架橋で、大規模な補修補強工事が進んでいる。同橋は1975年(昭和50年)に沖縄海洋博覧会の開催に合わせて建設された鋼連続非合成鈑桁橋。架橋地点は沖縄西海岸の名護湾に面しており、管内では海岸飛沫地帯に最も近い橋梁となっている。供用後40年が経過し、経年劣化や飛来塩分による影響で様々な部位に損傷が発生しており…

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塩害によって桁端部が腐食、損傷した箇所もインタビュー

西日本高速道路大分高速 乙原橋の耐震補強が進捗

 濃霧・降雪により規制が年間270時間減らすように対策を進める西日本高速道路大分高速道路事務所は九州横断道、東九州道など175.7㌔を所管している。同社の所管する高速道路の中で最も標高の高い地点(734㍍)を通るため冬季の降雪が多く、たびたび発生する濃霧にも対策を必要としている。そうした課題や耐震補強を行っている乙原橋(鋼橋)などについて遠藤雄二所長に聞いた。(井手迫瑞樹)――事務所管内の道…

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延長比の構造物は26%を占める 橋梁は30年超が約5割インタビュー

NEXCO西日本北九州高速 関門橋を10年間かけてリフレッシュ

 NEXCO西日本北九州高速道路事務所は関門橋、関門トンネルをはじめ九州道、東九州道など約130㌔弱の高速道路・一般有料道路を管理している。交通量は九州道の6万台を超えており、損傷原因として疲労や塩害が挙げられる。特に供用から40年以上が経過している関門橋は平成23年度よりリフレッシュ工事が行われている。その関門橋の話題を中心に管内の構造物保全事業について下登新一所長に聞いた(井手迫瑞樹)…

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RPR、塗膜剥離剤、重曹ブラストを使用 BP-B支承に交換現場を巡る

関門橋 PCBや鉛含む既存塗膜を除去、全高47㍉の条件下で支承を交換

 NEXCO西日本九州支社北九州高速道路事務所は、平成23年度から関門橋のリフレッシュ工事を施工中だ。支承は全数(約千箇所)を取り替える予定で、現在160箇所を完了中、416箇所を施工中。塗装塗替えを平成23年度から施工中で総面積135,000平方㍍、26年度までに22,000平方㍍を完了し、現在さらに63,000平方㍍を実施中。関門橋の既設塗膜は毒性を有する低濃度PCB(ポリ塩化ビフェニール)や鉛(鉛丹含有)含有塗…

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