道路構造物ジャーナルNET

『NEXCO中日本』

半分は断面修復工で対応し、その後全面を高性能床版防水現場を巡る

NEXCO中日本 北陸道早月川橋の床版を一部取替

 中日本高速道路は、北陸道滑川IC~魚津IC間の早月川渡河部にある早月川橋下り線について損傷した床版の取替および床版補修、床版防水の設置を行っている。凍結防止剤による塩害が主因で特にP5~P9についてはプレキャストPC床版(以降PCaPC床版)へ取り替える。また、A1~P5については、部分的に床版上面へ断面修復を行う。床版防水は全面に高性能床版防水を施工する予定だ。現場ルポをまとめた。(井手迫瑞樹…

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検査路は腐食対策としてアルミ製「KERO」を採用現場を巡る

NEXCO中日本 西湘大橋塗替で循環式エコクリーンブラスト工法を採用

 中日本高速道路東京支社小田原保全・サービスセンターが管理する西湘バイパスおよび小田原厚木道路で、供用後40年以上が経過した橋梁群を補修する工事が行われている。主な工種は鋼橋の塗替え、コンクリートの剥落防止工、支承交換、落橋防止装置の取付、検査路交換など。塗替えに関しては、既設塗膜が140μm/ℓの鉛成分を含有していることや、既設のプライマーに無機ジンクリッチを採用している可能性が高い…

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フライアッシュ混入コンクリートを採用現場を巡る

NEXCO中日本 北陸道・日野川橋の床版取替現場を公開

 中日本高速道路金沢支社は10月17日、北陸道日野川橋(下り線)の床版取替工事現場を記者団に公開した。同橋は北陸道今庄IC~武生IC間の日野川橋渡河部に1977年12月に供用された橋長300㍍、有効幅員9.75㍍の鋼2+3+3径間連続非合成鈑桁橋。今回はそのうちのP2~P5(113.2㍍)の鋼3径間連続非合成鈑桁部の床版、約1,300平方㍍を新しいプレキャストPC床版取り替えるもの。合わせて伸縮装置の交換、鋼桁の塗り替え…

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上下線とも90㍍送り出し 安全を強化現場を巡る

NEXCO中日本東京支社 新東名下糟屋第三高架橋を夜間架設

 中日本高速道路は、11月5、6の両日に国道246号および県道22号の架設個所付近を5日24時~6日5時までの間、夜間通行規制して、国道246号上を跨ぐ新東名高速道路下糟屋第三高架橋の夜間送り出し架設を行った。上り線は132㍍、下り線は111㍍手延べ桁を用いて送り出す架設工事の初日を取材した。(井手迫瑞樹)現場位置と上空写真/現場施工の流れ(NEXCO中日本提供資料より抜粋、以下注釈なきは同)架設は国道246…

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日本最大級の制震ダンパーを採用 主塔部・端部に配置インタビュー

NEXCO中日本豊田保全 名港西大橋Ⅰ期線の耐震補強に着手

 中日本高速道路名古屋支社豊田保全・サービスセンターは、同社管内でも指折りの交通量を有する東名、伊勢湾岸道などを管理している。伊勢湾岸道は開通後7~8万台で推移、東名も新東名開通後は4万台が遷移し、7万台まで減少したものの、依然として重交通路線であることは変わりなく、厳しい状況下での保全が要求される。今回はそうした課題や名港西大橋Ⅰ期線の大規模耐震補強、伊勢湾岸道での大型鋼製ジョ…

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プレキャストPC床版・壁高欄で施工期間を短縮現場を巡る

NEXCO中日本 東名道用宗高架橋リニューアル工事

 中日本高速道路は、現在、東名高速道路の用宗高架橋下り線(鋼鈑桁、施工区間はP7~A2間72㍍、鋼2径間連続4主鈑桁)における床版取替工事を行っている。同社は、大規模更新事業第一弾工事として位置付けており、5月23日には報道陣に現場を公開する力の入れようだ。現場はJR東海道本線との交差部にあり、施工条件としては非常に厳しいと言える。現場リポートをまとめた。(井手迫瑞樹)当該区間の補修補強履歴…

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今後年間700~800億円コンスタントに執行していく必要ありインタビュー

NEXCO中日本 大規模更新・大規模修繕事業は総額1兆円超

  中日本高速道路は今年度からいよいよ大規模更新・大規模修繕事業を本格化する。中でも床版取替は大きなウエイトを占めるが、交通量、技術者の確保などその着実な施工には多くの課題を有することも確かである。それに対して、同社がどのような体制、契約方式を駆使し臨もうとしているのか。また、施工会社や各材料メーカーにどのような手法を求めているのか。猪熊康夫・取締役常務執行役員保全企画本部…

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最小曲線半径57.7㍍、仕口精度はほとんど誤差なしに施工現場を巡る

NEXCO中日本名古屋 東名高速を止めてランプ橋を架設

 中日本高速道路は、1月30日夜から31日早朝にかけて東名高速道路の名古屋IC~春日井IC間(1日交通量5万5千台)を夜間通行止めして、守山SIC・Cランプ橋(東名高速跨道橋)の夜間架設を行った(施工箇所は左図参照)。架設は多軸式特殊台車(最大載荷重250㌧、6軸(8列48輪)台車)を4台(1支点2台)使い、橋桁を高速脇のヤードから架設地まで移動させ架設させるもの。桁長は55㍍、最小曲線半径は57.7㍍と厳し…

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中央道 沢底川橋を片側53日で施工現場を巡る

NEXCO中日本 国内初 PC連続合成桁を対象とした床版増厚・PC外ケーブル補強の併用工法

 中日本高速道路八王子支社松本保全・サービスセンターは、中央自動車道(岡谷JCT~伊北IC間)に位置しているPC3径間連続合成I桁橋の沢底川橋で大規模補修工事を行っている。中間支点上のPC床版の損傷が顕在化したため、詳細調査を行った結果、中間支点付近の床版に配置された橋軸方向PC鋼材の腐食等が一部確認されたことから、中間支点上の床版の撤去、RC床版への打ち替えと支間中央部の床版増厚、PC桁の外ケ…

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名二環本線部他は薄皮施工を担当インタビュー

NEXCO中日本名古屋工事事務所 名二環JCT部、守山SICで構造物を施工

 中日本高速道路名古屋支社名古屋工事事務所は、名二環の12.2㌔と東海環状自動車道の69.4㌔薄皮施工および、名古屋西、飛島の両JCT部の構造物施工などを担当している。両JCT部は既存の構造物が錯綜し、非常に狭いヤード、厳しい条件下での施工が予想される。また、軟弱地盤下での工事でありながら、特に名古屋西JCT部は住宅地に隣接しており、振動・騒音などの面で配慮しながら基礎工を施工しなければいけない…

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―上長房橋床版取替工事―現場を巡る

車線規制による床版取替工事の実施について

 10月1日号では、中日本高速道路の猪熊康夫取締役常務執行役員保全事業本部長に同社の保全事業について話を聞いた。その中で、床版取替の特徴的かつ、今後を見据えた事例として中央道上長房橋の床版取替について言及があった。同橋についてさらに詳しく、今回は担当者の報告という形で内容について掲載する。(井手迫瑞樹)中日本高速道路株式会社八王子支社八王子保全・サービスセンター田中貞俊加藤嵩大中日…

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現場を巡る

北陸自動車道における桁端部と床版の損傷事例及び対策

 中日本高速道路金沢支社が所管する北陸自動車道では、冬季に大量の凍結防止剤を散布することにより、桁端部や床版を中心にコンクリート構造物の劣化が進んでいる。その対策として10月1日号の猪熊康夫取締役常務執行役員保全事業担当部長は、伸縮量の狭い遊間を物理的に塞ぎ、凍結防止剤を含む水の影響をなくす連結ジョイントなどについて言及している。その詳細について取材した。(井手迫瑞樹)凍結防止剤の…

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安全性向上にも3カ年で2450億円投資インタビュー

構造物の大規模更新・修繕へ道筋

 中日本高速道路は、昨年度から安全性向上3ヵ年計画に基づき3カ年で2,450億円を投資する。加えて、計画終了後は急速に進む高齢化した構造物の耐久性向上を目的とした大規模更新・大規模修繕が待ち構えている。そうした事業をこなすため、組織・個人ともに技術力の更なる向上が必須で、組織改革とともにNEXTスペシャリストコース制度の新設などスペシャリストの育成にも力を入れる。保全分野を中心に猪熊康夫…

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