『床版取替』

既設プレキャストRC床版下面に損傷が発生現場を巡る
NEXCO東日本 上信越道 豊洲高架橋で床版取替工事を実施
東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社は、上信越自動車道の須坂長野東IC~信州中野IC間の豊洲高架橋(上り線)で床版取替工事を実施した。同橋は、日本道路公団時代に工期短縮や将来的な担い手不足対策の取り組みとして、試験的に既設床版にプレキャストRC床版を採用している。その間詰め部の打継ぎ目地の影響から、床版下面の間詰め部近傍に鉄筋露出などの損傷が発生していた。平成7年の供用から22年で高…
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名古屋支社管内および滋賀県内初の大規模更新事業現場を巡る
NEXCO中日本 北陸道 小一条高架橋で床版取替え
中日本高速道路名古屋支社は、北陸自動車道の米原IC~長浜IC間の小一条高架橋(上り線)で床版取替工事を実施している。同橋は昭和55年の供用から37年が経過しており、既設RC床版にひび割れやはく落などの損傷が発生していることから、名古屋支社管内および滋賀県内で初めての大規模更新事業として床版取替えを行う。その現場をレポートする。(大柴功治)床版上面の鉄筋露出と土砂化下面のひび割れとはく落…
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エンドバンド継手採用 縦断勾配は5%現場を巡る
NEXCO東日本 広瀬川橋床版取替で同社初の非ループ継手採用
東日本高速道路は、東北自動車道仙台宮城IC~泉IC間の広瀬川渡河部にある広瀬川橋下り線について損傷した床版の取替を行っている。大型車交通量の増加や25t化などを誘因とした疲労による微細なひび割れや凍結防止剤による塩害、寒暖差による凍結融解などによる複合劣化により、全体的に二方向ひび割れによる遊離石灰が析出しており、張出部では鉄筋露出を伴う剥離が確認されている。同橋では、今回東日本高速…
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北海道初の大規模更新工事現場を巡る
NEXCO東日本 札樽道 大野橋上り線の床版取替工現場ルポ
東日本高速道路は、札樽道銭函IC~朝里IC間の大野川渡河部にある大野橋上り線について損傷した床版の取替を行っている。輪荷重の繰り返しによる微細なひび割れや凍結防止剤による塩害が主因で床版上面は土砂化や鉄筋腐食、床版下面は亀甲上のひび割れからエフロレッセンスが生じており、今回北海道支社で初めて大規模更新にあたる床版取替工を施工するに至っている。その現場ルポをまとめた。(井手迫瑞樹)…
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床版間詰部鉄筋とループ筋に高付着型エポキシ系樹脂粉体塗装鉄筋を採用現場を巡る
東北自動車道 吾妻橋で床版取替え
東日本高速道路東北支社は5月22日から7月2日にかけて、東北自動車道の吾妻橋下り線(福島管理事務所所管)において床版全面積(約1,910㎡)をプレキャストPC床版に取替えた。福島管理事務所所管では過去に福島須川橋と福島荒川橋の床版取替えを行っているが、高速道路リニューアルプロジェクトとしては第一弾となる同工事を取材した。(大柴功治)床版増厚対策後22年で再損傷1.劣化状況と対策東北自動車道…
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超高強度繊維補強コンクリート 50年間のLCC従来比10%縮減現場を巡る
神奈川県 城ケ島大橋歩道部の床版取替に「サクセム」を採用
神奈川県東部漁港事務所は、三浦市の三浦半島本土と城ケ島の海峡部に架かる城ケ島大橋の歩道部床版(RC構造)を超高強度繊維補強コンクリート床版(サクセム)に取り替えを進めている。設計基準強度180N/㎟を誇る同素材の床版架替への採用は初。その現場を取材した。(2017年4月1日、井手迫瑞樹)城ケ島大橋補修仕様一般図西側歩道部の方が腐食拡大東側に比べて取替数量は約7倍に拡大城ケ島大橋は昭和32年に…
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鋼単純合成桁RC床版の取替により鋼桁の外ケーブル補強を施工現場を巡る
NEXCO中日本 中央道小早川橋・弓振川橋の鋼橋RC床版を取替
中日本高速道路は、八王子支社管内の中央道諏訪南IC~諏訪IC間の小早川渡河部および弓振川渡河部にある小早川橋・弓振川橋下り線について、10月11日~11月30日の51日間両IC間の下り線を閉鎖し、上り線を対面交通規制にした上で、損傷した床版・壁高欄・遮音壁の取替および高性能床版防水の設置などを行った。凍結防止剤による塩害により、RC床版内の鉄筋が腐食膨張し、コンクリートのひび割れや剥落、漏水が…
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半分は断面修復工で対応し、その後全面を高性能床版防水現場を巡る
NEXCO中日本 北陸道早月川橋の床版を一部取替
中日本高速道路は、北陸道滑川IC~魚津IC間の早月川渡河部にある早月川橋下り線について損傷した床版の取替および床版補修、床版防水の設置を行っている。凍結防止剤による塩害が主因で特にP5~P9についてはプレキャストPC床版(以降PCaPC床版)へ取り替える。また、A1~P5については、部分的に床版上面へ断面修復を行う。床版防水は全面に高性能床版防水を施工する予定だ。現場ルポをまとめた。(井手迫瑞樹…
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NEXCO西日本 片側通行規制下での工事を想定現場を巡る
道谷第二橋 半断面床版取替工法を試験的に初採用
西日本高速道路は8月26日、中国自動車道の鹿野IC~徳地IC間に位置する道谷第二橋上り線の床版取替工事を公開した。施工は、上り線を全面通行止め、下り線を対面通行規制とした上で行っているが、今後のIC付近、PA付近や名神高速道路などの重交通路線での床版取替を想定し、NEXCO総研とピーエス三菱が共同開発した半断面床版取替工法を試行的に採用している。1期施工(追い越し車線側)は5月上旬~7月中旬にか…
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西日本高速道路 中国道菅野川橋現場を巡る
45度の斜角を有する菅野川橋の床版取替
西日本高速道路関西支社福崎高速道路事務所は、中国道の菅野川橋の床版取替えを行っている。塩害を中心とした原因により大きく損傷した現在の床版を取り替える工事で5月のGW明けから8月のお盆前にかけて下り線、9月のSW(シルバーウイーク)明けから12月の降雪前にかけて上り線をそれぞれ施工する予定だ。現場取材した内容を伝える。(井手迫瑞樹)菅野川橋旧床版の上側鉄筋近傍に沿って水平ひび割れ損傷状況…
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「FRP合成床版」~耐水性、耐食性に優れ軽量~
工法・材料ライブラリー宮地エンジニアリングが開発、展開しているFRP合成床版は、耐水性、耐食性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)材を支保工兼用の永久型枠として用い、コンクリート硬化後はFRPも強度部材として作用する合成床版だ。FRPの素材の自重は鋼材の約1/4と軽く、一般的な鋼・コンクリート合成床版より単位体積重量が1割程度軽くなっている。また、鉄筋コンクリート床版(RC床版)と比較して耐久性が…
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床版増厚等対策も約20年経過し再損傷現場を巡る
東北自動車道 福島須川橋で床版取替
東日本高速道路東北支社は、9月中旬から10月上旬にかけて、東北自動車道の福島須川橋下り線(福島管理事務所所管)において床版全面積(約800平方㍍)をプレキャストPC床版に取り替えた。今後の維持管理のモデルケースの1つとなる同工事について詳細を取材した。(井手迫瑞樹)4橋の床版取替を順次施工1、劣化状況と対策東日本高速道路東北支社は所管する東北自動車道福島須川橋下り線の床版取替えを施工中…
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―上長房橋床版取替工事―現場を巡る
車線規制による床版取替工事の実施について
10月1日号では、中日本高速道路の猪熊康夫取締役常務執行役員保全事業本部長に同社の保全事業について話を聞いた。その中で、床版取替の特徴的かつ、今後を見据えた事例として中央道上長房橋の床版取替について言及があった。同橋についてさらに詳しく、今回は担当者の報告という形で内容について掲載する。(井手迫瑞樹)中日本高速道路株式会社八王子支社八王子保全・サービスセンター田中貞俊加藤嵩大中日…
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「HSLスラブ」
工法・材料ライブラリー「HSLスラブ」は、道路橋RC床版取替用の高強度軽量プレキャストPC床版である。人工軽量骨材を用いた高強度軽量コンクリートを使用しており、またPC床版であることから従来のRC床版と比較して約25%、一般的なプレキャストPC床版と比較しても約20%の床版自重の軽減が可能である。床版自重の軽減により、車両の大型化や交通量の増加、活荷重への対応などにより増加する既設鋼主桁や下部工の応力増加を軽減できる…
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「SLJスラブ」~床版厚の低減と施工性の向上を図る~
工法・材料ライブラリーオリエンタル白石は,床版厚の低減と施工性の向上が図れる床版取替え工法「SLJスラブ」を積極的に展開している。「SLJスラブ」は,PCaPC床版の橋軸方向の接合部にエンドバンド継手を用いた鋼橋RC床版の取替え工法である。一般的なループ継手を用いたPCaPC床版に比べて,床版厚を薄くすることが可能で,かつ施工性に優れた工法である。エンドバンド継手とは,鉄筋の端部に鋼管を圧着したエンドバンド鉄筋を用…
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「Facet」~6時間程度で圧縮強度24N/平方㍉の強度が発現~
工法・材料ライブラリー太平洋マテリアルは特殊機械を用いず生コンプラントのアジテータに添加するだけで使用可能で、6時間程度で圧縮強度24N/平方㍉の強度発現が期待できる混和材「Facet」を展開している。普通セメントを使用したJISコンクリート(30-12-20N)に添加することで、6~12時間で24N/mm2の強度発現が可能。特殊な機械や装置を使用せずにアジテータ車へ添加することで製造ができ、可使時間を1時間~2時間確保で…
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