道路構造物ジャーナルNET

『地方自治体』

伊良部方式の防食対策を施して施工インタビュー

泡瀬人工島連絡橋などを建設

 沖縄県中部土木事務所は沖縄本島の浦添市・西原町以北うるま市・読谷村以南の4市3町3村を管轄している。管轄面積は281平方㌔と県全面積の12.3%、人口は60万9,000人と全県人口の43%を占めており、人口の密集した地域だ。泡瀬人工島への連絡道路をはじめ橋梁の新設を今後多く控える。また、既設構造物の平安座海中大橋など長大橋の塩害対策を含む補修補強工事を進めている。仲村守所長に話を聞いた。(井手迫瑞…

詳細ページへ

大保大橋では架替えを検討、新たな離島架橋も視野にインタビュー

新本部大橋が進捗、管内の塩害などに対処

 沖縄県北部土木事務所は36路線341㌔の道路を所管している。新本部大橋など新設の橋梁の建設が進む一方で、既設の橋梁は厳しい塩害を受けコンクリートの浮き、剥離はおろかPCケーブルの破断や損傷が生じているものもあるなど、劣化が深刻な個所も散見される。そうした課題に対してどのように取り組んでいるのか嘉手納良文所長に詳細を聞いた。(井手迫瑞樹)県全面積の36%を担当所管道路は36路線341㌔――沖縄県…

詳細ページへ

3540㍍の海洋架橋を10年間で施工 現場を巡る

伊良部大橋の建設を振り返る

 沖縄県が建設中の宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋の建設がついに2015年1月31日に完了した。約390億円、約10年を費やした。同橋は3540㍍の長大橋で、海中道路300㍍×2、取付橋梁部70+100㍍取付道路2070+120㍍と合わせ、一般県道平良下地島空港線の一部を形成する。離島である伊良部島、下地島の島民にとっては教育、医療、福祉などの面でハンデを解消するため、長年待ち望んでいる橋だった。建設を振り…

詳細ページへ

東京都 トンネルも長寿命化計画を今年度策定インタビュー

約200橋を長寿命化対策

 東京都は橋梁1206橋とトンネル121個所を管理している。橋梁についてはすでに約200橋を長寿命化対象に選定し38橋について工事着手、10橋は対策を完了するなど着々と事業を進めている。一方、トンネルも今年度末までに点検を完了し、長寿命化計画を策定する予定で、来年度以降対策を行っていく予定だ。それら道路保全の詳細について川合康文道路保全担当部長に話を聞いた。(井手迫瑞樹)慢性的な交通渋滞が発…

詳細ページへ

岩手県・田瀬大橋補強補修工事現場を巡る

古い吊材の基部が破断、全吊材を取替え
大型車通行荷重、渦励振の繰り返しが要因

 岩手県花巻土木センターが所管する国道107号田瀬大橋の補強工事が終盤を迎えている。同橋は国道107号の田瀬ダムの渡河する箇所にある橋長119.95㍍(支間長118.8㍍)、幅員9.5㍍(車道幅員6.5㍍)の鋼トラスドローゼ橋+橋長20.6㍍(幅員同)の鋼単純鈑桁で、平成24年1月の点検時に吊材(ロッド材)の下側定着部の1本に球面座金部から破断していることが確認されたため、吊材を全て取り替えるとともに塗装の塗…

詳細ページへ

白鬚橋はグレーチング床版を鋼床版に全面取り換え現場を巡る

蔵前橋で床版上コンクリートを打ち替え バックルプレートも一部交換

 東京都第六建設事務所は関東大震災時に復興対策として架設された蔵前橋および白鬚橋の長寿命化対策を進めている。その詳細を取材した。(井手迫瑞樹)蔵前橋は大正13年9月に着工され昭和2年11月26日に竣工した橋長173㍍、幅員23㍍の3径間鋼2ヒンジアーチ+RCアーチ(亀戸側12㍍強のみ)橋。関東大震災を受けて当時の復興局が蔵前橋通り(都道放射14号線)の隅田川渡河部(台東区蔵前~墨田区横網)に架けた橋…

詳細ページへ
お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム