道路構造物ジャーナルNET

小白川渡河部 下流側に線形を振って応急復旧

8月の豪雨で被災した大巻橋で、山形県に国交省が応急組立橋を貸与

公開日:2022.09.08

 国土交通省東北地方整備局は、8月初頭に東北地方を襲った豪雨により落橋した山形県主要地方道長井飯豊線の大巻橋について早期の応急復旧を図るため、応急組立橋を貸与すると発表した。応急組立橋は橋長36m、幅員6.5mの下路式ワーレントラス橋でT-25に対応している。東北地方整備局が保有する2橋の応急組立橋は、昨夏に被災した国道279号小赤川橋(青森県むつ市)、7月に被災した丸山橋(宮城県大崎市)の両橋に貸与しており、大巻橋には関東地方整備局の保有する応急組立橋を充てる。
 応急組立橋は元の位置ではなく、「少し下流側に道路線形を振り取付道路を作って架設する」(山形県)方針だ。(井手迫瑞樹)


被災前の大巻橋(国交省発表資料より抜粋)


大巻橋の落橋状況(写真手前側が下流)(井手迫瑞樹撮影)

応急組立て橋と活用事例(国交省発表資料より抜粋)

関連記事:令和4年8月豪雨 福島・山形・新潟の被災現場を歩く

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム