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ブラスト工法を全て循環式ブラスト工法にしたい

日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会を設立

一般社団法人
日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会
代表理事

山田 博文 氏

公開日:2016.08.08

1~2年をめどに循環式ブラスト工法の標準化目指す
 マニュアルの作成や技能者、工事管理者の独自育成など

 ――既存に循環式エコクリーンブラスト工法研究会がある中で、新たに協会を立ち上げる目的は
 山田 協会設立の目的は、素地調整に特化して金属系研削材を機械式に循環させながら素地調整の品質向上による構造物の長寿命化、廃棄物の低減に寄与し、社会的な環境負荷低減や作業者の安全確保などができる工法の確立が目的です。
 具体的にはそうした目標を達成するために1~2年をめどに循環式ブラストを用いた既存塗膜除去工法の標準化を目指し、設計・施工・安全対策などを包含したマニュアルの作成や技能者、管理技術者などの独自の育成や技能検定や工事管理者認定を行いたい(適切なケレングレードを実現できる技能者の育成や、それを実現するためのブラストの打ち方、機械の詳細な操作方法などが)と考えています。現在、国内には多種多様な循環式ブラスト工法がありますが、統一的なものはありません。そのためにより公共工事に適したブラスト工法確立をしたいという思いがあります。
 次に重要なのは適正な施工単価の確立です。施工単価を確立していなくては、積算もされませんし、不当かつ極端に低い価格では、信頼されませんし工法として息の長い展開、改良、新技術の開発も行えなくなります。人、機械、材料、施工方法などでキチンとした積算根拠を示して行くことで、将来的には市場単価化し、信頼を勝ち取っていきたいと考えています。


ブラスト設備(左)/現場見学会では施工法、安全・環境対策を説明した(右)


業界独自の研修体系を整備し、技能者、管理技術者の認定を行うことを目指している

廃棄物処理量ゼロを目指す

 三番目に大目標ですが、全ての1種ケレンに対して循環式ブラスト化することを目指します。最後に現在50分の1までに削減できる廃棄物処理量をできるだけゼロに近づけていきたいと考えています。具体的には最後に残った塗料カスをサーマル燃料化などができないか検討しているところです。これは独自の委員会を立ち上げて研究していきたいと考えています。
 ――設立時の規模は
 山田 参加企業数は9社でスタートを致します。8月23日には設立総会を行う予定で、それまでには会員総数が約30企業・団体に達する見込みです。内訳は施工会社23社、研削材メーカー2社です。他に賛助団体が2団体、賛助会員が2社また有識者2名が加入する見込みです。循環式エコクリーンブラスト研究会も賛助団体として入る予定です。
 ――研究会は存続するのですね
 山田 独自の新技術開発などの有志団体として存続します。協会はそうした場でなく、循環式ブラスト工法(エコクリーンにこだわらない)全体の外部への周知、技術水準の確立、技術教育の場として機能していくものです。研究会も一会員として協会を支えていき、循環式ブラスト工法の市場拡大に寄与していければと考えています。
 ――ありがとうございました

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