道路構造物ジャーナルNET

長い海岸線の冬季波浪、凍結防止剤の散布――塩害対策は必須――

新潟県 塩害を中心とした橋梁の損傷にどのように対処していくか

新潟県 
土木部 道路管理課長

山ノ内 久 氏

公開日:2015.07.01

土砂災害対策は500個所で完了
 新たな計画作りを平成26年度から実施

 ――全国的に異常気象などによる土砂災害が相次いでいますが、新潟県として道路に面する斜面や、古い法面などをどのように補修・補強して道路を守っていきますか
 山ノ内 新潟県では平成18年度に平成8年度に行った防災総点検の見直しが示され、19年度から対策を施してきましたが、23年度に起きた大水害(平成23年度新潟・福島豪雨)で地形が大きく変化してしまったことから再度見直し、今年度に見直しが完了する予定です。その見直しに伴い具体的な対策を行うための計画作りを平成26年度から実施しています。基本的には8年の防災総点検で発見した要対策箇所を中心に対策を進めますが、合わせて既存の災害対策資料、気象条件をラップさせながら計画を立てたいと考えています。平成8年度の防災総点検では約1,100の要対策箇所を指定しており、25年度までに緊急輸送道路を中心に500個所で対策を完了しています。
新潟県は古いモルタル吹付けが多く、劣化してモルタルが落ちてきて応急処置的にネットを貼っている箇所もあります。ただ新潟県は豪雪地帯のため、雪崩などを考えて小段を広くとっています。また、除雪のための一時滞雪帯も各所にあり、落石が道路まで直接落ちてくるというケースは少ない状況です。

桁端部の洗浄は2年に1回実施

 ――新技術・新材料の採用は
 山ノ内 塩害に関する橋梁の予防保全を目的として独自に桁洗浄マニュアルを策定し、2年に1回、春先に高圧洗浄機を用いて桁端部を洗浄しています。


高圧洗浄機を用いた桁洗浄

 ――最後に不調不落対策について
 山ノ内 道路施設の維持補修で不調・不落は生じていません。事前に業者から見積もりを徴収して、適正な価格を設定して入札を行っています。
 ――ありがとうございました

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