道路構造物ジャーナルNET

工法・材料ライブラリー

発注機関の皆様やコンサルタント、施工元請の皆様が必要な「一芸に秀でた」工法・材料を集めたライブラリーです。

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「座金付U-NUT」~ゆるみ止め機能+座金=作業効率UP↑~

 誕生から50年。ゆるみ止めナットの代名詞として多くの信頼と実績を築き上げた「U-NUT」。車、バイク、産業機械から鉄道や橋梁などの鋼構造物にいたるあらゆる業界で活躍しています。そのような中、土木・鉄道業界のお客様からのご要望が多く誕生したのが、U-NUTに座金を組込み一体化した「座金付U-NUT」。U-NUTのゆるみ止め機能をそのままに、座金での被締付物の保護やルーズ孔・バカ孔にも対応し、座金が一…

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「AAP膨張アンカー」~接着系アンカーと同程度の高耐力を発揮~

 豊和は、接着系アンカーと同程度の高耐力を有する金属系あと施工アンカー「AAP膨張アンカー」を展開している。同製品は、施工性が優れていることが特徴だ。本製品は穿孔した孔に挿入して手でボルトを締めることで施工が完了するので、100本の打設が1.1日で可能となり、硬化養生の時間が必要な接着系アンカーと比較して約1.6倍施工性が向上する。また、アンカー打ち込みが不要となるために、締め忘れや叩き忘…

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「ECO-SCOP工法」~塗膜有害物の分析塗膜を安全に採取し、二次汚染廃棄物の排出を低減できる~

 分析用途の塗膜採取の従来技術は、一般的に素地調整2種が用いられるが、構造的な諸条件で限られた面積や複雑な部位から塗膜を採取するための専用用具(特許出願:特願2015-223458)を採取面(塗装面)に取付けるだけで安全容易に塗膜を採取でき、分析の試料として一定の品質も確保される。塗膜分析に必要量の塗膜を採取し回収する本工法を用いることで、周辺環境汚染の防止するとともに塗膜を採取するコストは約5…

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「バルチップMK」

 「バルチップMK」は、萩原工業㈱が長年培ってきたプラスチック繊維延伸・製造技術から開発された理想的なモルタル・コンクリート用ポリオレフィン系補強繊維です。モルタル・コンクリート内に投入し、攪拌することで、コンクリートのひび割れ抑制、変形性能・靭性能向上(コンクリート片の剥落防止)という効果をもたらします。バルチップMKは1998年(平成10年)発売を機に、モルタルやコンクリート用として…

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「NSRV工法」~コンクリート橋の桁端狭あい部の調査・補修工法~

 供用後数十年を経過した橋梁では、伸縮装置の損傷などから凍結防止剤を含んだ漏水が桁端部に廻り、特にコンクリート橋では、塩害や凍結融解等の繰り返し作用による複合劣化が生じていると推定されますが、その多くは狭隘部のため調査が困難となっています。特にプレストレストコンクリート橋(PC橋)の端部には,PC鋼材の定着装置が配置されており、早急な調査・診断・補修技術の開発が求められています…

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「リパッシブ工法」 ~塩化物イオンにより腐食したPC鋼材を延命化可能!~

 近年、既設ポストテンション方式PC橋のグラウト充てん不足部へ凍結防止材に起因する塩化物イオンが侵入し、構造安全性を確保する上で非常に重要なPC鋼材の著しい腐食や破断が報告されている。リパッシブ工法は、㈱ピーエス三菱と神戸大学森川教授が共同で開発したPCグラウト充てん不足部の新しい補修工法。グラウト注入前に亜硝酸リチウム水溶液を注入し内部の塩化物イオンを無害化し、その後、亜硝酸リチウ…

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「ダックスビーム」~高強度繊維補強モルタルを使用した低桁高PC橋~

 ダックスビームは設計基準強度が120N/mm2の高強度繊維補強モルタルを使用したプレストレストコンクリート製の桁であり、低桁高橋梁を提供するために開発されたものである。高強度繊維補強モルタルを使用することで、主桁に大きなプレストレスを導入できるため、桁高支間比1/25~1/40程度の低桁高橋梁を実現することができる。高強度繊維補強モルタルはシリカフューム混入セメント、水、細骨材、高性能減水剤…

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「MIMM-R(ミーム・アール)」~(走行型高速3Dトンネル点検システム)~

 パシフィックコンサルタンツは、計測検査(画像)と三菱電機(レーザ)とウォールナット(レーダ)と共同して走行型計測車両MIMM-Rを製造し、2014年4月から運用を行っている。この車両では、トンネルレーザ計測及び変形解析、トンネル画像計測及び損傷度評価、トンネルレーダ計測及び空洞評価が可能となる。主な機能は、①高精度な地形測量(路側の擁壁コンクリートの浮きや舗装のクラックを検出)、②トンネル…

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「スケルトン工法」~施工後の目視観察が可能、素地内部の水蒸気を外部に放出するシームレスな表面保護~

 スケルトン工法は、透明コーティング剤「MBSクリアガード」とガラス繊維を組み合わせたコンクリートの剥落防止機能付き表面保護工法。「透明性」と「水蒸気透過性」の2つの大きな特徴を有し、施工後のコンクリート表面の状態を目視で観察できるとともに、コンクリートにとって有害な過剰水分を水蒸気として外部へ放出する。プライマーが不要であることから、従来の塗布工法と比較して施工期間を短縮できる。…

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「PAZL工法」~100年の長期耐久性~

 PAZL溶射工法協会は、鋼橋や鋼部材の超長期耐久性防食工法「PAZL工法」を展開している。鋼材に導電性のあるプライマー(粗面形成層)を塗布した後金属溶射(アルミ/亜鉛擬合金)を行う事で犠牲防食を図り、さらに防食塗装を組み合わせたもので、最長100年の長期耐久性を有するほか、従来(C-5系)の防食と比べて溶剤使用量を22.5%削減できる。PAZL溶射工法はアーク溶射の技術を改良した常温金属溶射で、基材到達…

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「アクテスワン」~1台に超高圧ポンプと全ての機材を積載~

 フタミはウォータージェット(WJ)の超高圧ポンプを車両のエンジンで駆動させることで軽量化を測り、他機材(ハイウォッシャーや水タンク、はつり装置など)まで1台で積載可能とし、車両と一体のシステム化を可能にしたWJのはつり・表面処理専用車両「アクテスワン」を開発、既に現場で使用している。WJの少量のはつり作業ならアクテスワンだけで施工可能だ。WJの一作業である劣化コンクリートなど…

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「BRB-4500」「BRB-2800」~床版上の舗装、防水層を効率よくはがすことが可能な大型剥がし機械~

 フタミは、床版防水層や樹脂舗装などを効率よく剥がすことのできる乗用タイプの大型剥がし機械(BRB-4500(重量約2㌧)、BRB-2800(重量1㌧強))を米国から導入し、名古屋高速道路公社などで実績をあげている。高速道路における高機能防水(グレードⅡ)の下地処理で、既設舗装切削時に床版上に残す厚さ1㌢程度の切削残留層を効率よく、また床板を傷つけずに除去可能なことが特徴だ。従来は…

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「スーパーブラスター工法」~道路に特化したブラスト技術~

 フタミのスーパーブラスター工法は、鋼床版やRC床版の下地処理、半たわみ性舗装・アスファルト舗装の洗い出し等で日本一の実績を有するスチールショットブラスト工法だ。同工法は①インペラーの遠心力から生じる大きなエネルギーでショット玉を処理面に打ちつけ②ショット玉を打ちつけることにより、表面を剥離・研掃③強力な吸引力の集塵機の使用によって、床面の研掃くず・ショット玉も完全に回収し④回収さ…

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「SRS工法」~巻立て厚が1/5に~

 RC構造物のポリマーセメントモルタル吹付け協会(吹付け協会)のSRS工法は橋脚耐震補強時の巻立て厚をRC巻立て工法の1/5程度に薄くできる工法だ。モルタル薄層巻立てにしたことにより、建築限界・河積阻害率および基礎負担が問題となる橋脚への適用が可能になる。また型枠の設置解体が不要なため工期を4割弱短縮でき、省人化も10?20%縮減可能だ。2007年の初適用以来、関係官庁を中心に160橋と多くの橋梁で…

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「HBコート」~一液タイプで施工が簡単~

 ビービーエムは大気中のオゾンに起因するクラックなどゴム支承の経年劣化の予防および劣化進行の抑制を目的として、ゴム支承用耐候性表面保護材「HBコート」を展開している。クロロプレンゴム系の一液型コート剤で、これをゴム支承本体の側面被覆ゴムに生じた傷や劣化に伴うクラックへ塗布することで劣化の予防、もしくは進行を抑制できる。ゴム支承のオゾンクラックは近年損傷事例が多く報告されている。そ…

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「UCB」~線支承も交換可能~

 ビービーエムは、橋梁向けに橋梁用超小型ゴム支承「UCB」を展開している。従来支承の部品数を削減し、支承高さを極限まで低くしたゴム支承で、レベル2地震動に対応したゴム支承の中では、「最も薄い支承」(同社)であり、線支承など従来では、大規模な下部工のはつりなしには交換が難しかった既設橋の線支承も、交換に伴う最小限のはつりで交換を可能にしている。その結果従来の積層ゴム支承(1000kNタイプ…

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「HSB 平置き」~Hips機能を応用してコンパクト化~

 ビービーエムは、鉛直力支持機能(すべり支承)と水平力支持機能(ゴムバッファ)を分ける事で支承のコンパクト化を可能にした「HSB平置きタイプ」を展開している。鉛直力支持機能は鉛直力支持、水平移動追随、桁の回転吸収機能を担い、上部工移動には全方向にスライドする構造。水平力支持機能を受け持つゴムバッファは水平力支持のみを担い、下部工と桁の間に横方向に配置され、鉛直力を受けない構造として…

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「HSB 縦置き」~主桁断面に支承を納められる~

 ビービーエムは、コンクリート橋のT桁や鋼鈑桁橋等では主桁の下フランジ幅に納まらなくなるケースや、必要以上に平面形状と厚みが大きくなり、経済性を損なう事も多い個所に対して、鉛直力支持機能(すべり支承)と水平力支持機能(ゴムバッファ)を分ける事で支承のコンパクト化を可能にしコスト縮減も可能にした「HSB縦置きタイプ」を展開している。直力支持機能は鉛直力支持、水平移動追随、桁の回転吸収…

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「FxSB」~で従来比約4割のコストを縮減~

 ビービーエムは新設、補修橋の固定・可動の固定支承および多点固定連続桁橋の固定支承を対象とした固定ゴム支承装置「FxSB」を展開している。同社の機能分離型支承装置「HSB」で開発された高支圧応力度(25N/㎜2)の荷重支持板(Hips※1)技術を利用してコンパクト化したことにより、5,500kN/支承で積層ゴム支承に比べて約4割のコスト縮減を達成している。Hipsの平面中央に鋼製のシンボウを通し、ベースプレー…

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「BBアタッチメント」~P型リブではつりも手間も最小限~

 支承は一般的に、老朽化によって滑動や回転機能が低下し、また支承本体が老化による破損などで支承機能を失うと新しい支承に交換する場合がある。ビービーエムはPC桁(特にポステンT桁)の既設支承の交換を省力化すると共に既設桁への影響を最小限にするために開発された鋼製の取付部材「BBアタッチメント」を開発、展開している。冶具の内側にP型のリブを設け、これを既設鉄筋の内側まで食い込ませること…

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