道路構造物ジャーナルNET

パシフィックコンサルタンツ株式会社のトンネル点検システム
「MIMM-R(ミーム・アール)」~(走行型高速3Dトンネル点検システム)~

走行計測状況

KeyPoint

  • 点検時の交通規制不要
  • 高速走行でトンネル覆工壁面カラー画像と高精度三次元空間位置データを取得
  • レーザー計測によりトンネル断面の変形を検出
カテゴリー
NETIS登録番号 KK-130026-V
商品リンクhttp://www.youtube.com/watch?v=hZfctUCVs_E
公開日:2015.01.14

 パシフィックコンサルタンツは、計測検査(画像)と三菱電機(レーザ)とウォールナット(レーダ)と共同して走行型計測車両MIMM-Rを製造し、2014年4月から運用を行っている。この車両では、トンネルレーザ計測及び変形解析、トンネル画像計測及び損傷度評価、トンネルレーダ計測及び空洞評価が可能となる。
 主な機能は、①高精度な地形測量(路側の擁壁コンクリートの浮きや舗装のクラックを検出)、②トンネルレーザ計測及び変形解析(路側の擁壁コンクリートの浮きや舗装のクラックを検出)、③トンネル画像計測及び損傷度評価(覆工コンクリート表面を画像撮影して損傷を把握)、④トンネルレーダ計測及び空洞評価(非接触型の電磁波レーダーの搭載でコンクリートの覆工厚さ、背面空洞を探査)。
 走行型計測技術は、高精度レーザスキャナを搭載し、高密度な点群データを取得することで舗装の段差、ひび割れや漏水、変色などの変状と覆工の変形(変形モード、段差など)を迅速かつ客観的に把握することが可能。
 時速70kmの走行で0.2mm程度のひび割れを把握でき、初回点検(竣工後)においては、変状進行性の把握や変状原因を継続して管理することができる。
 アンテナと壁面を非接触で計測するレーダー技術は、最大50km/hで走行できるため交通規制を省くことができ経済的だ。
 点検コストは、近接目視点検、打音検査範囲を限定抽出できるため、従来手法の3割程度の点検コストを圧縮できます。また、計測データから補修・補強の有無を判断し、将来にわたる健全度評価を行うことで維持管理費を抑えることができる。また、MIMM-Rのコンテナ計測室を貨物に積み込み、鉄道トンネルの計測にも対応可能だ。

施工実績

国土交通省や地方自治体などで、410トンネル、総延長240㌔の施工実績

画像ギャラリー

担当者連絡先

パシフィックコンサルタンツ株式会社 

交通基盤事業本部 トンネル部

石井,重田

〒101-8462 

東京都千代田区神田錦町3-22 テラススクエア16F

TEL:03-6777-4736   FAX:03-3296-0515

contact-tunnel@ss.pacific.co.jp 

http://www.pacific.co.jp/

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム