道路構造物ジャーナルNET

阿蘇大橋 渡河部の上部工架設が進捗中

国土交通省 国道57号北側復旧ルートは2020年10月頃、国道325号阿蘇大橋ルートは2021年3月頃に開通見込み

公開日:2020.04.13

 国土交通省は10日、国道57号北側復旧ルートが2020年10月頃、国道325号阿蘇大橋ルートが2021年3月頃に開通する見込みであると発表した。
 国道57号北側復旧ルートは開通までに必要な全工事の発注が完了。橋梁上部工では、高尾野橋(橋長113m)と新堀ヶ谷橋(橋長153m)の架設が今夏完了を目指して進められているほか、黒川避溢橋の床版工を施工している。二重峠トンネルは設備工を行っていて、GW明けから舗装工にも着手する予定となっている。二重峠トンネルの元請は、安藤ハザマ・丸昭JV(阿蘇工区)、清水・福田・松下JV(大津工区)。


国道57号北側復旧ルート概要図(国土交通省資料から)

 国道325号阿蘇大橋では現在、上部工工事が進められている。黒川渡河部での600t・m級の超大型ワーゲンを用いた張出架設は、PR3からA2が3月末に閉合、PR3からPR2側の張出架設も完了。PR2柱頭部の施工完了後、超大型ワーゲンを転用して、PR2からPR1とPR3側への架設後、舗装や道路付属物の工事を行う予定だ。阿蘇大橋(渡河部)の元請は、大成・IHIインフラ・八方JV。


国道325号阿蘇大橋概要図(国土交通省資料から、一部編集部で加工)

(2020年4月13日掲載 ※右肩写真は、2019年11月末時点のもの)

【関連記事】
・熊本河川国道事務所 国道57号北側復旧ルート 2020年度中の開通を目指して工事を展開
・熊本復興事務所 新しい阿蘇大橋の張出架設が進捗

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム