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延長2.4kmのうち橋梁区間が約8割を占める

NEXCO中日本 新東名伊勢原JCT~伊勢原大山IC間が開通

 中日本高速道路(NEXCO中日本)が建設していた新東名高速道路伊勢原JCT~伊勢原大山IC(延長2.4km)が、7日午後3時に開通した。開通区間は、橋梁区間1.9km、土工区間0.5kmと橋梁区間が約8割を占める構造で、暫定4車線(完成時6車線)の供用となる。



新東名高速道路 開通区間と未開通区間概要図(NEXCO中日本提供、以下同)


開通区間(左:下り線/右:上り線)


 長大橋は、伊勢原JCT側から向畑高架橋(上り:683.5m、下り:695.0m/鋼連続合理化合成床版橋)と秋山高架橋(上り:572.7m、下り:731.1m/PC連続箱桁橋)の2橋がある。向畑高架橋では、トラッククレーン・ベント工法で、秋山高架橋は地形が急峻な箇所では片持ち張出架設工法を用いて上部工の架設を行った。現場作業の効率化では、秋山高架橋の橋脚施工でプレキャスト埋設型枠を採用したほか、プレキャスト壁高欄も採用している。東名高速道路を跨ぐ橋梁は、東名高速道路を合計5夜間通行止めにして上部工架設を行った。

 土工区間ではICT土工を採用し、法切り整形や盛土敷均し、締固めでマシンガイダンスを搭載した施工機械を導入。さらに、ドローンによる3次元測量、3DCADによる設計データの3次元化を行うことで、丁張りを不要として省人化を図った。



(左)伊勢原JCTから伊勢原大山IC方面 (右)県道603号を跨ぐ秋山高架橋


 今回の開通により、観光地である大山までの東京都内からの所要時間が22分短縮され、周辺地域の観光振興の支援となることや、伊勢原大山IC周辺の工業団地の高速道路へのアクセス性が向上することで物流の効率化など生産性向上に寄与することが期待されている。


 新東名高速道路の未開通区間は伊勢原大山IC~御殿場JCT間約46kmとなり、御殿場IC~御殿場JCT間(約7km)が2020年度、伊勢原大山IC~秦野IC間(約13km)が2021年度、秦野IC~御殿場IC間(約26km)が2023年度の開通を目指して工事が進められている。

 なお、開通当日午前10時から伊勢原大山IC内で開通式が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため中止となった。



開通の様子

(2020年3月9日掲載)