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循環式エコクリーンブラスト研究会 循環式ブラスト用研削材のJIS化を目指す

発注者指定が増加、新入会員は9社、年度施工実績は約12万㎡

 循環式エコクリーンブラスト研究会(山田博文会長/右肩写真)は21日、東京都中央区のTKP東京駅日本橋カンファレンスセンターで定時総会を開催した。


 山田会長は冒頭の挨拶で、「昨年7月には首都高速道路の鋼橋塗装設計施工要領の改訂があり、循環式ブラスト工法が標準工法として指定された。NEXCO中日本では今年に入ってから循環式エコクリーンブラスト工法が発注者指定され、国土交通省中部地方整備局においても今年度6件の発注者指定があり、他の地方整備局でも少しずつながら発注者指定がされてきている。これらは会員皆様の尽力の賜物であり、さらなる前進を目指していきたい」と述べた。また、会員地区と施工エリアで「全国47都道府県の約70%を達成した」こと、既設橋の予防保全を目的とするショットピーニングがNEXCO中日本の大規模修繕工事で本採用になったことが報告された。

 さらに、鋼構造物用循環式ショットピーニング投射材のJIS化は「審査を残すのみ」となっており、今期は循環式ブラスト用研削材(スチール系・ステンレス系)のJIS化を目指すとした。循環式エコクリーンブラスト工法の技術審査証明については、「年内の取得を目指している。技術審査証明が取得できれば、グリーン調達法の特定調達品目の閣議決定がより近いものになると確信している」と語った。

 2020年度の新入会員として、池ノ沢工業、丸秀建設、沖田塗装、リッジテック、浅場塗装、平岩塗装、ヒラタプランニング、諸橋塗装(以上、準会員)、アクティオ名古屋支店(以上、賛助会員)、また、デーロス・イースト、上野山塗工所、岡野技建、協栄工業、平世美装が準会員から正会員に昇格した。

 循環式エコクリーンブラスト工法の2019年度の施工実績は、約120,000m2となっている。


定時総会には多くの会員企業が参加した

『塗装塗替え工事における火災防止ガイドライン(案)』を説明

 その後の勉強会では、東名高速道路中吉田高架橋での火災などを意識し、同研究会と(一社)日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会で今月まとめた『塗装塗替え工事における火災防止ガイドライン(案)』について説明した。ガイドラインは①火災事故と安全管理、②塗装塗替え工事の作業環境、③火災の主な原因と禁止行為、④火災防止のための作業手順、⑤少量危険物の取扱いについて、⑥その他の火災予防、⑦最後に、の7章で構成されている。

 同ガイドライン(案)では、水系塗膜剥離物は消防法上非危険物であるが、剥離除去・回収した塗膜カスは指定可燃物(合成樹脂類)に該当することを指摘するとともに「引火爆発の三要素」(危険物・酸素・発火源)が揃わないように、①喫煙、②塗装(剥離剤)作業中のディスクサンダー作業、③同作業中の溶接や溶断作業、④剥離剤での作業、清掃などにシンナーを使用する行為を禁止することを求めている。

 また、そうしたチェックを忘れずに行うことができるようチェックリストを巻末に付けている。チェックリストは、必要があれば更新していく方針だ。(2020年2月25日掲載)