HOME業界ニュース一覧無機質コーティング協会 創立20周年記念事業を開催

業界ニュース詳細

120人が参加、首都高技術の谷岡氏が基調講演

無機質コーティング協会 創立20周年記念事業を開催

 無溶剤・無機質の一液性塗料「セラマックス」およびセラマックス工法の提案、普及を推進している無機質コーティング協会(会長=平良一夫・セラアンドアース社長)は10月25日、兵庫県尼崎市のホテルヴィスキオ尼崎で創立20周年記念事業を開催し、基調講演会とパネルディスカッションを実施。当日は120人が出席した。

120人が出席する盛況な会となった

 冒頭挨拶で、平良会長は同会設立後、技術講習会などを通じて無機質塗料の普及に取り組んできた経緯を説明したあと「顧客重視で普及を進め各道路会社の理解を得られた。今日の講演で得た情報を今後に活かしてほしい」と述べた。

平良会長/中森氏

 続いて来賓の西日本高速道路メンテナンス関西の中森康裕・技術開発部長がセラマックスの道路ガードレールなどへの施工実績を紹介し、「使用ではしっかりした施工が必要。今後も当協会では、品質向上に努めていただきたい」と述べた。

 事業は2部構成で第1部では基調講演を実施。まず首都高技術の谷岡尚昭・技術主幹(右上写真)が「首都高速道路における無機形塗料適用及び宮古島における大気暴露試験速報について」をテーマに首都高速道路(鋼道路橋)での適用事例や塗装試験片の暴露試験の結果などを紹介した。そのなかで、塗り回数や塗装間隔時間の少ない無機コーティングを使用することで、工期短縮が図れることを説明した。加えて宮古島での暴露試験について解説した。

 続いて、同協会の守屋進顧問(右下写真)が「道路塗装の課題」をテーマに講演。現行塗装系の課題として有害物質(VOC)や作業環境性をあげ、水性塗料や無機質塗料の適用などの解決策を説明した。そのうえで、道路橋の現場塗装(塗替え塗装)では、無質塗料の使用で環境保全と作業安全性の確保が可能なことを指摘した。

 第2部では、「無機形塗料の現状と今後の展望について」をテーマにパネルディスカッションを実施した。コーディネーターに角和夫・日本インフォシーク技術本部技師長、パネリストに谷岡尚昭氏、岩橋圭介・阪神高速技術大和田事業所工事部主任、井地郁輔・ナプコ大阪支店長、山崎昌男・オイケム代表、奥本倉敷芸術大学副学長、平良会長に無機質塗料の今後について意見を交わした。


パネルディカッションでは活発な議論が展開された

 ①塗装コストや工期などについての説明②現在までの道路や長大橋での施工事例の紹介③無機質コーティングの分子構造解説――などが議論された。(2019年10月30日掲載)