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車重量約42tのクレーンを吊るデモンストレーションも行う

大矢運送 600t吊クローラークレーン『LR1600/2 HS650』を公開

 大矢運送は2日、東金の同社千葉機械センターで新しく導入したドイツLIEBHERR社製の600t吊クローラークレーン『LR1600/2 HS650』を公開した。2日は100人、3日は地域住民も含めて約300人が来場し、同社の持つ様々な重機について見入っていた。

千葉機械センターで『LR1600/2 HS650』を公開した(写真は大矢運送提供)


『LR1600/2 HS650』(右写真、井手迫瑞樹撮影)は、従来の500tクローラークレーン程度のクローラー長(10,960mm)でありながら最大600tの吊荷重を有し、さらに強化型ブームにより650t級の能力を発揮し、現場での作業効率を高めることができる。加えてカウンターウェイトを自社が導入している750tクローラークレーンのものと兼用できるため導入コストを抑えることも可能だ。既に石油プラントや都内の再開発事業などで向こう1年の採用が決まっており、今後もプラント・建築だけでなく、橋梁や風車・バイオマスなどの自然エネルギー分野の建設工事にも積極的に採用を働きかけていく。

 ブーム仕様はメインブームが最長96m(最小24m)、起伏ジブも最長96m(最小24m)という長さで、最大180m超にまで伸ばすことが可能だ。作業半径は最小34m~最大136mまで対応できる。同日は車重量約42tのクレーンを吊るデモンストレーションも行い、その能力の高さを示した。

 同社は既にクローラークレーンについて750t級を2台、350t級を4台、200t級を4台、120t級を4台保有しており、『LR1600/2 HS650』がそのラインナップに加わることになる。また120t級についても今後3台導入する見込み。オールテーレンクレーンも120t~550tまで20台を保有し、いずれもフル稼働の状態だ。大矢一彦社長は、「当社は他のクレーンも含めると110台を有しており、総揚重能力は12,000tに達している。現在は建築6割、橋梁3割、プラント1割という売上比率だが、五輪後は建築の需要が減退することも予想されている。ユーザーニーズに応じた新機種の導入を進めて、プラントや橋梁の比率を上げていきたい」と話していた。

大矢一彦社長 同社はFC東京のスポンサーでもある/手前側から見た『LR1600/2 HS650』
(井手迫瑞樹撮影)

(2019年8月12日掲載)