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レーザー施工研究会設立説明会を同時開催

トヨコー レーザーによる既存塗膜・錆の除去工法「クーレーザー」の報告会を開催

 トヨコーは18日、茨城県取手市の前田建設工業ICI総合センターで「CoolLaser(クーレーザー)」の事業報告会と実演を行った。あわせて、「一般社団法人レーザー施工研究会設立説明会」も開催し、合計約300名が参加した。



当日4回開催されたクーレーザー事業報告会とレーザー施工研究会設立説明会


 クーレーザーは、高出力レーザーにより鋼構造物の既存塗膜や錆を除去する工法。光産業創成大学院大学と共同研究開発を豊澤一晃トヨコー社長も6年間在籍しながら進め、10年間の開発期間を経て、昨年10月に実用化した。小型のレーザーヘッドを用いてレーザーを塗膜や錆に照射することで除去できるため、これまで施工が困難だった桁端部などの狭隘部でもスムーズに作業ができることや、瞬間的に高温になるレーザーにより塩分も完全に除去できることが特徴になっている。さらに、水や砂などを使用せず、レーザーにより蒸散した塗膜や錆の微粒子を集塵機により回収するシステムなので、産業廃棄物の発生が抑えられる。



クーレーザーの実演が行われた


レーザーで錆が除去されていく/レーザー照射前と後(サンプル)


 実用化されている出力2kWのもので、1日5~10㎡の施工が可能。4月には3kWのものを5台稼動させて処理能力の向上を図り、まずは橋梁分野でショットブラストなどの既存工法の補完的技術として事業展開を行う予定だ。

 施工は、作業者1名とレーザー管理者1名の2名体制で、安全装備を装着したうえで行う。レーザー発振器やコンプレッサー、冷却器などを積んだシステム車(2t車)と作業現場を最長100mのケーブルでつなぐことで、システム車と離れた場所での作業が可能になっている。



レーザーガードに加え、換気装置も装着する


 一般社団法人レーザー施工研究会の設立については、設立準備委員会の茂見憲治郎トヨコー副社長が概要説明を行った。同研究会は、レーザー施工に関する安全ガイドラインの策定・公表事業と、担い手確保を目的とした人材育成のための研修制度と資格制度の構築を中心に活動し、レーザー施工に関する課題と対策の研究事業なども行っていくとした。今後、入会申込みを受け付け、4月に設立する。

(2019年2月20日掲載)