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新床版防水工法、SJS、IHなどを活用

阪神高速道路、15号堺線・17号西大阪線の全線終日通行止めによるリニューアル工事を発表

 阪神高速道路は11月2日から12日までの11日間、15号線堺線と17号線西大阪線を全線終日通行止めし、リニューアル工事を実施すると発表した。また、今年7月10日から閉鎖している15号線堺線の玉出入口を工事終了に合わせて開放する。(右肩写真はイメージ)

 工事を行う15号線堺線と17号線西大阪線は、開通から50年が経過している。老朽化によりRC床版の劣化が進んでいるほか、前回の平成19年度のフレッシュアップ工事から10年以上が経過して舗装の損傷(ポットホールなど)やジョイントの損傷(浮き)が多く発生している。そのため、長寿命化を目的としてRC床版の高性能防水化を行うとともに、舗装を排水性舗装に取り換える。また、損傷した古いジョイントを健全なジョイントに取り替えるとともに、床版連結工法やプレストレスト桁連結工法など新技術によりジョントレスを進める。

 RC床版の高性能防水工事は、ひび割れへの浸透性が高い「高浸透型防水材 レジリエントプライマー」を1次防水層とし、「アスファルト加熱型塗膜防水材(タイヤ付着抑制型)」を2次防水層として組み合わせて施工する。

 また、通行止め期間中の作業量を減らし、期間短縮を図るため事前規制を行い、夜間作業でジョイントを撤去する。作業は、特殊なワイヤーソーにより乾式水平切断でジョイントを撤去する新技術「SJS工法」を使用する。同工法によって低振動・低騒音で夜間作業ができるとしている。

 さらに、工事騒音抑制の取り組みとして鋼床版上の舗装撤去に「IHヒーターを使用した舗装撤去工法」を採用する。撤去前の舗装の下にある鋼床版を特殊なヒーターで加熱することで鋼床版とアスファルトを剥離させ、撤去を容易にする工法。人力による剥離作業が無くなるため騒音抑制が期待されている。(2018年10月3日掲載)