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東海コンクリート診断士会が共催

日本コンクリート診断士会 初の保有技術発表会を開催

 日本コンクリート診断士会は11月17日、名古屋市のウインクあいちで、初めてとなる保有技術発表会および第5回業務体験発表会を開催した。両発表会には官民から80人が参加した。

 午前中に行われた保有技術発表会では、ニチバン、日本ヒルティ、太平洋コンサルタント、C&Rコンサルタントがそれぞれ発表した。

 ニチバンはコンクリートひび割れ補修の際に行う低圧注入時の目留めシールをより円滑に行えるようにするため開発したシールテープ「せこたんCS-5010」について発表した。同製品は、シール材の養生時間がほとんど必要なく次工程である注入に移れる、テープ自体が透明なためひび割れ注入材の充填状況が確認できる、テープの除去は簡便でシールの跡も残らないため仕上がり外環が向上する、といった効果を有している。

 日本ヒルティは電磁波レーダーを用いて非破壊検査したコンクリート内部の鉄筋位置などの情報をCIM/BIM化する技術について発表した。同技術は、300mm厚までのコンクリート内部を電磁波レーダーで非破壊検査し、得たデータを3次元的に表示、CADにも落とすことができるシステム。床版やPCおよびRC桁などに援用でき、支承や外ケーブルなどの設置をする際に用いるアンカーボルトの削孔などについて鉄筋を切断することなく、施工できるなどのメリットを有する。視覚的にも分かりやすい。

 太平洋コンサルタントは、塩害環境における腐食環境を検知するシステムRFID腐食環境検知システム、C&Rコンサルタントはマスコンクリートの温度ひび割れ、などについて技術発表した。

 午後から行われた業務体験発表会では、ポステンT桁上縁定着部に対しての広帯域超音波法によるグラウト充填調査や、石川県の七尾付近の厳しい塩害環境下における橋梁で実施した塩分の浸透予測を考慮した表面被覆対策、コンクリート壁高欄におけるローモンタイトの乾湿繰り返し作用による粉化現象と表面含侵工および剥落防止ネットを用いた補修対策など10件が発表された。