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平成27年度は4000㍍超え MM-JOINT DSⅡ型も発表

 『土木工事施工管理基準および規格値』へ埋設ジョイント掲載を働きかけ

 橋梁用埋設ジョイント『MM-JOINT DS型』を展開する一般社団法人全国MM-JOINT・DS協会(深水弘一代表理事、右上写真)は16日、東京・新橋の第一ホテル東京で定期総会を開催した。総会では、新たに入会した7社の新規会員や技術アドバイザーとして招聘した2社のコンサルタント会社が紹介された。また、新製品である特殊合材(アスファルト重合体)を伸縮材に用いた埋設型ジョイントMM-JOINT・DSⅡ型(左図)の説明も行った。

 新規入会した会員は丸茂組(秋田)アズマ(滋賀)サン・ロード(山口)、福留開発(高知)、ホゼン(福岡)協和機材(熊本)ケイテック(鹿児島)、ワイエスピー(協賛会員、愛知)。コンサルタントはエス・アールコンサルタント、九州開発エンジニヤリング(いずれも熊本県)。

 DSⅡ型の特徴は、従来のⅠ型の長所(舗装と同種の合材を使用しているためシームレスな構造を有する、施工も配筋作業などを必要としない――など)はそのままに、本体の特殊合材内にファイバー(アスミック)を混入することで耐流動性を向上させる。このため疲労耐久性(主に耐摩耗性)や地震時の変形への追従性も向上し、通常の伸縮装置のような決定的な損傷が生じにくい。また、補修工事の際に、はつり面へKSプライマー(鹿島道路製の床版上面塗布用浸透性接着プライマー。コンクリート面の微細なひび割れに浸透し、補修する効果も有する)、打継面にKSボンド(鹿島道路製)を塗布することもパッケージ化。経年劣化によりジョイント面にひび割れが生じて水が浸入しても予防することで、既設構造物の健全度を向上させている。想定耐用年数15年、対応可能な最大遊間幅75㍉、伸縮量±20㍉はI型とほぼ同様の性能となっている。

 熊本地震で被災した田口橋では、鋼製ジョイントの部分は盛り上がったり、離隔が生じていたりしたものの、DSⅠ型を施工している部分は、地震時の動きに追従し、大きな損傷も生じていなかった(右写真上部)。DSⅡ型はそうした地震時の変形追従性能をさらに伸ばすとともに、損傷のしにくさや損傷しても補修補強あるいは取替がし易い特徴を押し出し、国土交通省や自治体向けに積極的に展開していく。

 同会の深水代表理事は当メディアの取材に対して、「MM-JOINTの実績は平成25年度1285.4㍍、26年度3086.5㍍、27年度4005.2㍍と順調に増加している。地域的には北海道、近畿、次いで九州、発注機関的には都道府県・市町村といった自治体で受注が増加している。この勢いを維持するとともに、埋設ジョイント全体の地位向上のため、国土交通省発行の『土木工事施工管理基準および規格値』へ埋設ジョイントの管理基準および規格値を掲載していただくように働きかけており、これを実現することで埋設ジョイントの普及を更に一歩進めていければ」と話した。