本日(5月10日)阿蘇大橋地区復旧技術検討会を開催
阿蘇大橋の復旧を国が代行
公開日:2016.05.10
国土交通省は、先の熊本地震による大規模な斜面崩壊に巻き込まれて崩落した国道357号阿蘇大橋について国が代行して復旧すると発表した。活断層上にあることなどからその対策に高度な技術を要するため、熊本県からの要望も踏まえて道路法第13条第3項の規定に基づき、国が直轄事業として災害復旧事業を実施することにした。
その技術面での課題を検討するため、10日には九州地方整備局で、阿蘇大橋地区復旧技術検討会の第1回会合が開催される。対象は阿蘇大橋近傍地区の斜面崩壊箇所の斜面安定化と国道57号、国道325号、JR豊肥線の早期復旧。「道路や鉄道の線形および構造、復旧する阿蘇大橋の架橋箇所についても白紙の状態で議論される」(九州地方整備局)。
委員は北園芳人・熊本大学名誉教授、桜井亘・国土技術政策総合研究所砂防研究室長、地頭薗隆・鹿児島大学農学系教授、宮武裕昭・土木研究所地質・地盤研究グループ上席研究員。