道路構造物ジャーナルNET

2022年度のプレビーム合成桁の発注実績は8件、鋼重2,100t、約54億円

プレビーム振興会 4年ぶりに総会および懇親会を開催

公開日:2023.06.01

 プレビーム振興会は、5月31日に東京・学士会館で4年ぶりとなる総会・懇親会を開催した。70人強が参加した盛大な会となった。今総会では役員改選が行われ、川田忠裕会長(川田工業社長)が再任されると共に、新副会長に有馬浩史氏(日本ピーエス社長)が就任した。
 川田会長は、挨拶の中で「プレビームはある程度の重量を有しながら桁高を抑制し、スパンを飛ばせる素晴らしい工法である。近年、我が国では水害などが多発しているが、流された橋のリプレイスでも使ってもらうケースが増えている」と述べ、「最初にプレビーム工法で建設した玉津橋から55年が経過し、実績は優に1,000橋を突破した。日本独自に開発された素晴らしいプレビーム工法を今後も伸ばしていきたい」と語った。


有馬新副会長

 2022年度のプレビーム合成桁の発注実績は8件、鋼重2,100t、約54億円と金額は前年並みであった。件数は減ったが、岩国臨港道路や宮崎市発注の新町橋など大型案件が金額を押し上げた。23年度も同程度の発注金額を見込んでいる。
 また、新型コロナ禍の後退に従って、プレビーム合成桁の技術講習会や現場見学会もwebも交えながらであるが積極的に行っていく方針で、直近では6月28日に国道20号殿入高架橋(国土交通省関東地方整備局相武国道事務所発注)で開催する。9月には宮崎市発注の新町橋で開催する予定だ。

お問い合わせ
当サイト・弊社に関するお問い合わせ、
また更新メール登録会員のお申し込みも下記フォームよりお願い致します
お問い合わせフォーム