メンテナンスを支える活動部門
第6回インフラメンテナンス大賞の優秀賞に「ウシワカ・プロジェクト」が選ばれる
インフラメンテナンスの優れた取組や技術開発を表彰する「インフラメンテナンス大賞」の第6回受賞者が、12月5日発表された。その中のメンテナンスを支える活動部門の優秀賞に「ウシワカ・プロジェクト」(ウシワカ製作委員会)が選ばれた。
ウシワカ・プロジェクトは河川や渓谷など自然の障がいが大きく物流を維持するために必要な「橋」の維持管理に焦点を合わせ、そこで働く職人に特にスポットを当てた映像を製作し、スポンサーを募って、広く国民に周知していくプロジェクト。それだけでなく大学や団体との協働も行っている。橋梁保全に携わる会社などで若手社員を中心に橋梁保全工事の魅力・重要性を様々な形で発信し、業界のイメージ向上や就業者確保につなげ、建設業界の持続的発展に寄与していることが評価された。
第2章の放映状況
大学との協働イベントも開催している
同委員会の山田翔平会長は、本NETの取材に対して、「本当にうれしいです」と率直に喜びを表現した。その上で「我々建設職人の安全・安心・地位向上を目的として、諸先輩方の努力により建設職人基本法が実現されましたが、これを我々次の世代がよりスピード感をもって、実装していかなくてはいけません。その一助として、職人のリアルを示すウシワカの活動を行っていますが、それが認められたと感じています」と述べた。
ウシワカ・プロジェクトの中核を担う、ドキュメント映像の作成とその放映は2期目を終えたが、「第3期は2023年1月5日から始まります。(職人の)『誇り高き挑戦』という言葉を心に刻み、『人生に不可能はない』という熱い情熱を示しながら、プロジェクトを進めて、建設職人の安全・安心・地位向上を図ることに努めていき、僕たちの次の世代にバトンタッチしていきたいと考えています」(山田会長)。
第3章も放映を控えている