日々の業務と変革の重要性を再確認
NEXCO東日本 創立17周年記念行事を開催
東日本高速道路(由木文彦社長、右肩写真)は3日、本社で創立17周年記念行事を開催し、約100人が参加した。対面型では3年ぶりの開催となり、あわせてオンラインでの配信も行った。
由木社長は挨拶で、「企業グループとして環境の変化に柔軟に対応し、未来志向で事業を遂行しつづけるために、①社会からの信頼に応えること、②新たな社会の課題や時代の要請に応え、新しい価値の創造に挑戦していくこと、③企業グループとしてふさわしい組織と文化を育むこと――の3点を今後も実行していく」と述べた。
①では、多発し激甚化する自然災害への対策を適切に講じるとともに、東京外環道の陥没事故、関越道の凍結にともなう車両滞留などの検証を行い、二度とこのようなことが起こることがないように緊張感をもって日々の業務を遂行する重要性を訴えた。また、高速道路リニューアルプロジェクトについては、その意義と重要性について広く関係者に理解を得る取組みを重点的に進めていくとした。
②では、自動運転やEVなどの自動車にかかわる新技術、SDGs、脱炭素・再生エネルギーなどの気候変動対策、ICTやDXをはじめとした情報化、ロボティクスなど挑戦する課題は多数あるとしたうえで、自動運転などに関わる技術開発を進めるほか、新技術を活用した情報化ツールとしてSMHの実装を進めていく。外部企業との協業などにより、社外の知見もできるだけ活用していく考えも示した。
③では、一人ひとりの意識向上により組織風土が変わり、それが一人ひとりの向上にもつながる良い循環を組織として作り上げることが重要とし、人材への投資も積極的に進めていくことを示した。シニア層の知識、経験の活用や、社内外の知見やノウハウの活用を含め、人材育成の戦略的な取組みを進めていく。
最後には、「私たちの日々の選択、行動、習慣に小さな変化を起こしていくことが挑戦であり、その積み重ねが変革につながる。より良い未来に向かって、グループ一体となって挑戦し、変革しつづける」と述べ、決意を新たにした。