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主塔の上段水平材に“登頂”

愛媛県今治土木事務所 岩城橋で橋りょう点検体験ツアーを実施

公開日:2022.06.07

 愛媛県では、岩城橋の完成により「ゆめしま海道」が全線開通したことから、同道に架かる斜張橋3橋(弓削大橋、生名橋、岩城橋)の魅力を県内外に発信し、インフラ整備の重要性をPRするとともに、観光資源として活用する取り組みを進めている。その一環として、同県東予地方局今治土木事務所は、岩城橋の主塔内部の見学や上段水平材に上がる「橋りょう点検体験ツアー」を初めて実施した。
 体験ツアーには、同海道のある上島町の観光に携わる町民や弓削高校の生徒など14人が参加。岩城橋の主塔の点検口から内部に入った参加者は、構造や点検方法の説明を受けた後、ハーネスをつけて昇降梯子を上り、路面から約40mに位置する下段水平材、さらに同約100mに位置する上段水平材から眼下に広がる島々や岩城橋を眺めた。
 今治土木事務所では今回のツアーでニーズを把握し、県内外の旅行会社などにも積極的にアピールしていく。さらに、3橋を対象としたフォトコンテストの開催も予定している。

初開催となった橋りょう点検体験ツアー(愛媛県提供)

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