社会の変化に対応したさらなる変革、省力化を目指す
SEEE協会 新会長に武氣士郎氏を選出
公開日:2022.06.01
SEEE協会(武氣士郎会長、右肩写真)は1日、東京都千代田区のアルカディア市ヶ谷で2022年度通常総会を開催し、決算・予算および事業計画などを承認した。総会前に開催された理事会では会長の選任が行われ、武氣士郎氏(飛島建設常務執行役員土木本部長)が新会長に就任した。
武氣会長は挨拶で、「私は1983年入社で、当協会の歴史と土木技術者としての歴史が同じ期間なので縁を感じている」と述べるとともに、「社会の変化のスピードを考えると、さらなる変革、省力化を目指す活動が必要だと考えている」との見解を示した。また、「最近の原材料の上昇は過去にない状況」であり、「日本建設業連合会(日建連)と各地方整備局との意見交換会では最後に日建連側から価格上昇分の援護対応を官民問わずに確実に実施していただくことを申し出ている。協会としても価格上昇分の設計価格への速やかな対応をお願いする機会を見つけて、発信することも必要だと感じている」と述べた。
総会後には、SEEE工法のライセンス会社であるエスイーの宮原一郎社長が挨拶を行い、同工法が3月20日に開通した愛媛県のゆめしま海道・岩城橋をはじめ、復興道路の国道45号や常磐自動車道4車線化事業の多数の橋梁で採用されたこと、NEXCO中日本の東名阪自動車道・弥富高架橋の床版取替工事での同工法による外ケーブル補強が完成したことなどを報告した。