プロジェクト賞15件など40件を選出
土木学会 「インフラメンテナンス賞」の授賞対象を決定
土木学会(谷口博昭会長)は28日、今年度創設したインフラメンテナンス分野の表彰制度「インフラメンテナンス賞」各賞の授賞対象が決定したことを発表した。初回となる今回は、日本全国から178件の応募が寄せられ、表彰小委員会による厳正な選考の結果、プロジェクト賞15件、チャレンジ賞10件、エキスパート賞4件、マイスター賞3件、特別賞2件、優秀論文賞6件を選出した。
同表彰制度は、インフラメンテナンス分野に特化し、インフラメンテナンスに関連する優れたプロジェクト(事業)、人・団体(技術者、オペレーター、管理者等)、個別要素技術(点検・診断、施工方法、材料等)、論文(実践的研究)を評価し、共有することによりメンテナンス関係者のインセンティブを高めることを目的としたもの。表彰式は、3月14日・15日にオンラインで開催する「第1回 インフラメンテナンス・シンポジウム」で実施する予定。
各賞の授賞対象は以下の通り。
【プロジェクト賞】▽若戸大橋大規模修繕(プロジェクト主体者:北九州市道路公社)▽スマートメンテナンスハイウェイ(SMH)(同:東日本高速道路)▽国道2号淀川大橋床版取替他工事(同:国土交通省近畿地方整備局)▽首都高速1号羽田線東品川桟橋・鮫洲埋立部更新事業(Ⅰ期) (同:首都高速道路、大林・清水・三井住友・東亜・青木あすなろ・川田・東骨・MMB・宮地高速1号羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋立部)更新異工種建設工事共同企業体)など
【チャレンジ賞】▽ウシワカ~鉄人たちの橋の再生物語~(取組み主体者:ウシワカ製作委員会)▽阪神高速COSMOSを用いた維持管理情報などの連携(同:阪神高速道路)など
【エキスパート賞】▽植野芳彦▽松永昭吾▽塚田啓二▽木下義昭
【マイスター賞】▽阿部允▽羽子岡爾朗▽出口正義
【特別賞】▽震災資料保管庫(プロジェクト主体者:阪神高速道路)▽ショーボンド建設 補修工学研究所
【優秀論文賞】▽損傷した床版上面を補修・補強する技術 PCM舗装の開発(第1著者:青木聡(首都高速道路技術センター))▽インフラメンテナンス時代の 橋梁用伸縮装置の選定における考察(富山市モデル)(同:植野芳彦(富山市))など