大日本コンサルタントと共同開発した橋梁点検ソリューションを提供
FLIGHTS ドローンによる橋梁点検の運用受託サービスを4月から開始
ドローン総合サービス事業を行うFLIGHTSは、DJI JAPANの最新型産業用ドローン「Matrice 300 RTK」を使用した橋梁点検ソリューションの提供を4月から運用受託サービスとして開始する。本ソリューションは、同社と大日本コンサルタントがDJI JAPANの技術協力を得て開発されたもので、橋脚の点検における現地確認から飛行計画、飛行申請、飛行撮影、画像処理、成果品作成までを一括で提供していく。昨年10月には国土交通省「点検支援技術性能カタログ」に「無人航空機(マルチコプター)を利用した橋梁点検画像取得装置 M300RTK-i」として登録されている。
「M300RTK-i」は、DJI製ドローン「Matrice 300 RTK」に航空測量用に設計された同社製のフルサイズセンサカメラ(4,500万画素)を搭載しており、1画素0.3mmの解像度で画像が取得できることから0.1mm以下のひび割れも検出可能となっている。また、「M300RTK-i」は約43分の長時間飛行と自動操縦および自動撮影ができることから、1日に700~800㎡程度の撮影が可能で、点検業務の効率化が図れる。撮影した画像は精度管理アプリケーションで、画像が想定した条件を満足しているかを現場で確認できるため、品質管理が容易で現場作業時間が短縮できることも特徴となっている。
「M300RTK-i」の提供開始にあたり、大日本コンサルタントではこれまでのドローンによる橋梁点検の知見、技術を今後も活用して、より利用しやすい、信頼性の高いものにするべく、FLIGHTSと協力して取り組んでいく、としている。
「M300RTK-i」では0.1mm以下のひび割れも検出可能だ