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登録番号はCB-210014-A

HMPLAN 中性型水系塗膜剥離剤ECO『STRIPPER』がNETIS登録完了

公開日:2022.02.24

 HMPLAN(三重県松阪市、湊久幸社長)は、鋼橋塗替え際、PCBや鉛、六価クロムなど有害物質を有する塗膜除去を対象とした中性型水系塗膜剥離剤ECO『STRIPPER』を開発、営業を進めているが、このほどNETIS登録を完了した。登録番号はCB-210014-A。

荷姿および施工例①

 標準塗布量は0.7kg/㎡(500μm相当の場合)。塗布後にタレを生じ難くいため塗膜除去対象物に対し均一な剥離効果を得る事ができ、塗膜除去対象物の構造、塗装系、塗膜厚を部位毎に考慮し、標準塗布量0.70kg/㎡の中で、0.50kg/㎡~1.0kg/㎡と状況に合わせた効率の良い作業調整が可能だ。塗膜剥離剤を使うため従来のブラスト材を用いた工法に比べ有害物質を含んだ廃棄物の量を大きく減らすことが可能だ。

 安全面においては、水系剥離剤の中でも本製品は過酸化水素を含まず有害性が少ない。また、水系のため人体への影響が少なく、非危険物として取り扱い可能だ。さらに引火点は150℃(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の引火点基準値93℃以上)と高いため、火災が起こりにくく、中性型であるため次工程の塗装への影響が少ない。

施工例②

 環境面では、剥離剤ガイドラインに示された以外の評価試験を実施し、微生物や藻類に対する成長阻害率が0%以下である結果であったため、生態影響が極めて少ない剥離剤である事が確認できている。特定化学物質「ジクロロメタン」を含まず有害性が少なく、環境保護の規制対象化学物質を含まないためPRTR法にも非該当となっている。平均生分解度95%(最大値99%)(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の平均生分解度基準値60%以上)、魚毒性96時間LC50 540ppm(540mg/L)(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の魚毒性96時間LC50の基準値10ppm以上)と優れている。

 すでにNEXCO西日本の沖縄自動車道や、三重、高知、鳥取、兵庫各県の鋼橋塗替えの現場などで7,167㎡の実績を有している。

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