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新年交礼会を開催

日本橋梁建設協会 持続的な鋼橋事業の発展に向けて全力を尽くす

公開日:2022.01.14

 日本橋梁建設協会(髙田和彦会長、右肩写真)は13日、東京・都市センターホテルで新年交礼会を開催した。会員各社をはじめ官公庁、高速道路会社などから約170人が出席した。
 髙田会長は新年の挨拶で、協会として今年取り組むべき課題として、①鋼橋成長力の強化、②鋼橋技術力の進化と継承、③鋼橋メンテナンス事業の推進を挙げた。①では「発注者様に長期安定的な発注を継続してお願いする」とともに、「一昨年開催することができなかった橋梁技術発表会を昨年は全国6カ所で開催することができ、最新の橋梁技術を紹介することができた。また、『ケン・ブリッちくん』という広報キャラクターを作成して、SNSを通じて鋼橋の魅力を発信し、ひとりでも多くの鋼橋ファンを増やすべく活動している」とした。②では「DX推進を積極的に行っていきたい」とし、新しい試みとして「i-Bridge適用工事制度」の運用を開始していることを報告した。③では「会員会社の受注金額ベースでは新設とメンテンナンスがほぼ同等となっているが、受注においては課題も多いと認識しており、協会として現場条件の整理や配置技術者、要件の緩和等、業界に適した形態を検討して、発注者様に提案している」と述べた。これらに加え、「新たな課題も抽出して、持続的な鋼橋事業の発展に向けて全力を挙げていきたい」と決意を語った。
 防災・減災国土強靭化では、「協会としても安全・安心の生活を守るべき、新設とメンテナンスの両面で役に立ちたい」と述べ、激甚化する災害対応では、昨年8月に発生した青森県むつ市の国道297号小赤川橋の豪雨による崩落で東北地方整備局の災害復旧の要請を受け、協会が応急復旧橋を架設して1週間で交通開放にこぎつけた事例を挙げて、「橋梁技術で社会に貢献するべく、技術の研鑽に邁進していく」姿勢を示した。
 来賓の参議院議員の佐藤信秋氏、足立敏之氏、国土交通省事務次官の山田邦博氏、同・技監の吉岡幹夫氏、日本道路協会会長の菊川滋氏の挨拶に続き、協会が作成した動画5本を放映して閉会となった。

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