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最大約43dBの騒音低減が可能、1枚の重量は6.1kgで可搬性に優れる

タカミヤ 吸音タイプ騒音対策シート「エコーバリアH10」がNETIS登録

公開日:2021.12.21

 タカミヤが販売する吸音タイプ騒音対策シート「エコーバリアH10」がこのほどNETIS登録された。登録番号は、HK-210009-A。
 現在、防音シートは遮音タイプが主流となっているが、本製品は吸音材を内蔵しており「遮音+吸音」で防音する仕組みを採用した。騒音に対して、吸音材で騒音エネルギーを熱エネルギーに変換することで、騒音の反射および透過を低減させる構造となっており、外装部のPVCシートによる遮音性能との組み合わせにより、最大約43dBの騒音低減が可能だ。シート1枚(高さ2,050mm×幅1,335mm)の重量は6.1kgと、約10kgの従来品と比べても軽く、かつシート状で屈曲性も高いので丸めて持ち運ぶことができ、現場での作業性も向上している。


エコーバリアH10
エコーバリアH10の構造

 現場周辺に対する騒音対策だけでなく、吸音特性を活かして工事反響音も飛躍的に低減することができるので、作業環境の改善に役立つことも特徴だ。また、外装色に緑色を採用することにより視認性がよくなり、作業エリアを明確にすることができるともに、夜間反射縞が取り付けられているので、夜間の注意喚起を図ることができる。
 斫り・カッター作業や掘削・削孔作業、発電機・コンプレッサーの囲いなど、騒音が発生する作業と場所全般で適用できる製品で、これまでに国土交通省や地方自治体などの橋梁補修工事などでの採用実績のほか、民間では100件以上の施工実績がある。


橋梁補修工事での採用事例

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