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16号大阪港線(西行)阿波座付近では縦目地を撤去する大規模修繕工事に着手

阪神高速道路 大阪湾岸道路西伸部の同社分もいよいよ実工事に着手

公開日:2021.07.06

 阪神高速道路は6月29日、大阪市内の本社で吉田光市社長(右肩写真)による記者会見を開催し、2021年度事業計画について発表した。
 同社は昨年度事業として信濃橋渡り線と大和川線を開通させ、継続事業として淀川左岸線(2期)と淀川左岸線延伸部、大阪湾岸道路西伸部の整備工事を進めている。
 このうち、淀川左岸線(2期)は現在、海老江地区および豊橋地区の開削トンネル土留工や橋脚基礎工などを実施中で、吉田光市社長は「大阪万博の会場となる夢洲と新大阪駅を結ぶ輸送路として期待されている。完全な供用は難しいが、シャトルバスの輸送路などで活用されるだろう」と紹介した。
 また、淀川左岸線延伸部はトンネル構造や施工方法など詳細部の検討を進めており、現在は本体工事着手に向けて2020年3月契約済の地中障害撤去工事を実施している報告した。
 大阪湾岸道路西伸部では海上長大橋の橋梁形式が決定し、現在は各橋梁の基本構造の詳細検討などを進めている。さらに当該工事のなかで六甲アイランド地区は、橋梁上部工事を今年3月に契約し、4月には下部工事を公告している。


建設中路線の状況

 リニューアル工事では、1号環状線北行の舗装補修・伸縮継手補修・高性能防水などを11月に実施する、床版取替工事は予定していない。
 3号神戸線湊川付近および15号堺線湊町付近の2か所で工事に着手。16号大阪港線(西行)阿波座付近では縦目地を撤去する大規模修繕工事に着手している。14号松原線喜連瓜破付近では既設橋梁の撤去・再構築に関する設計・施工方法を検討している。




リニューアルプロジェクトの概要

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