伊藤學賞は澤井廣之氏、技術功労賞は深谷茂広氏(長大)と綿引透氏(JFEエンジニアリング)
橋建協 「伊藤學賞」ほか3賞の表彰式を開催
日本橋梁建設協会(満岡次郎会長)は2日、今年度の「伊藤學賞」「技術功労賞」「奨励賞」「会長特別賞」の表彰式を同協会本部で開催した。伊藤學賞は澤井廣之氏、技術功労賞は深谷茂広氏(長大 海外事業本部海外技術部技師長)、綿引透氏(JFEエンジニアリング 常務執行役員社会インフラ本部海外事業部長)、奨励賞は清水晋作氏(日立造船 社会インフラ事業部橋梁設計部橋梁設計課 課長代理)、田中好弓氏(横河NSエンジニアリング 鉄構エンジニアリング技術部技術企画課 課長)、長尾悠太朗氏(川田工業 橋梁事業部工務部東京工務課 課長)がそれぞれ受賞した。また、今回初となる会長特別賞には、橋建協 戦略広報ワーキンググループが選ばれた。
澤井氏は1965年に建設省(現国土交通省)に入省後、本州四国連絡橋公団 企画課長、東北整備局長、東京湾横断道路 専務取締役、宮地鐵工所(現宮地エンジニアリング)社長などを歴任。本四連絡橋や東京湾横断道路を中心とした長大橋建設の隆盛期において、建設技術の基礎を構築したことと、長年に渡り鋼橋事業発展のために多大な貢献をしたことが評価された。1986年発刊の「新体系土木工学42橋梁上部構造(Ⅱ)吊橋」は、長大橋建設に携わる多くの技術者の実務書として長く使用されている。
戦略広報ワーキンググループの授賞挨拶では、代表の井上大地氏(三井住友建設鉄構エンジニアリング)が同協会のタグライン「架ける つなぐ 支える」とイメージキャラクターを発表した。
(写真左)伊藤學賞を受賞した澤井廣之氏/(写真右)伊藤學賞・技術功労賞・奨励賞の受賞者
(写真左)会長特別賞の受賞者
(写真右)協会のイメージキャラクター。「橋を広く広報する」というコンセプトからハシビロコウをモチーフにした