新年交礼会に約530人が参加
日本橋梁建設協会 改正品確法第8条「受注者の責務」を果たす
公開日:2020.01.10
日本橋梁建設協会(満岡次郎会長、右肩写真)は9日、東京・千代田区の都市センターホテルで新年交礼会を開催し、会員各社のほか国土交通省や関連団体から約530人が参加した。 満岡会長は新年の挨拶で、「協会と会員会社が一体となって橋梁業界を取り巻く諸課題に果敢に挑戦していきたい」と決意を述べ、目指すべき方向性については、改正品確法のなかで受注者の責務を規定した第8条に集約されているとした。その内容は、①高いコンプライアンス意識のもとでの安全で優れた品質の橋梁建設、②労働条件や労働環境、請負代金などの適正性を引き続き確保し、業界全体として高い信頼性に裏打ちされたより近代的な関係の維持・構築、③橋梁架設現場でのICT技術の広範囲かつ強力な展開による生産性の向上と徹底した事故防止、④技術者確保の観点からの週休2日制の拡充などによる労働時間の短縮――であると述べた。 さらに、「鋼橋の国内競争力はもとより、インフラ投資が現在も旺盛なヨーロッパ、アジアでの国際競争力を高めていきたい」との考えを示すとともに、「健全で着実な経営の継続と現場あっての技術仕様との立場から、橋梁事業の一定以上および計画的な発注と、斜張橋、吊橋などの高度な技術を次世代に継承するためのプロジェクトの採用を政治、行政、経済界などに強く訴えていきたい」と述べた。 来賓の山田邦博・国土交通省技監、足立敏之・参議院議員の祝辞に続き、金井道夫・日本道路協会会長の発声で乾杯して歓談に移った。