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世界初のバタフライウェブ構造

三井住友建設設計・施工「田久保川橋」がfib最優秀賞受賞

公開日:2018.11.05

 NEXCO西日本が発注し、三井住友建設が設計・施工した東九州自動車道日向IC~都濃IC間の田久保川橋がfib(国際コンクリート連合)の最優秀賞を受賞した。アジアの高速道路橋では初受賞となった。
 田久保川橋は橋長712.5m、最大支間長87.5mのPC10径間連続バタフライウェブ箱桁橋。世界で初めてバタフライウェブ構造を採用し、従来の構造よりも建設コストを低減し、環境への影響を低減したことが認められた。
 バタフライウェブ構造は、コンクリート箱桁橋のウェブに蝶型の薄型パネルを使用することで、パネルを工場製作でき、上部構造の軽量化により効率的な施工が行えることが特徴。同橋では従来の箱桁橋と比較して施工速度を約50%向上させた。
 同橋は2013年に土木学会田中賞とプレストレストコンクリート工学会賞も受賞している。


田久保川橋全景/同橋桁内

バタフライウェブ

(2018年11月5日掲載)

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